こんにちは。すずきです。(@seiz_suzuki)
最近は「悪い意味で感情をゆさぶられること」が多いです。
特に上の世代の人との摩擦が多いですかね。
それはどちらかといえば、向こうから仕掛けてくることのほうが多いからです。
なんでこう、もっと優しくなれないのでしょうかね笑。
(上の世代の人全員がダメだと一般化しているわけではありません)
先日も、
- 朝の打ち合わせで代案は出さず、無理ばかりを叫ぶ人。
- 自分の予定が詰め詰めになっていたことを、試験監督表を組んだ人が悪いという人。
- 自分の意見が正しいと主張してやまない人。
- 自分の都合のいい解釈だけをして、仕事をしてくれている人を批判する人。
と、なぜか感情論を振りかざしてくる非論理的な人が多いのです。(教師なのですが…おかしいですね)
これについて僕がどう思い、どうやって対処していったのか。
書いていきます。
気分で人に当たるな
まずは反面教師ということで、真似してはいけない例をあげます。
人間、誰しも「感情的」になってしまうことはありますよね。
- 疲れている時
- イラついている時
- うまくいかない時
- やりきれない時
あげればきりがないほど、感情によって支配されてしまうタイミングがあるというのは、致し方のないことです。
それでも「気分によって人との接し方を変えること」は、絶対に良くないと思っています。
「自分の機嫌が悪いから」といって他人に当たることは、
- 失礼
- 自分勝手
- 怒りのコントロールができていない
- 幼稚
と、僕だったら最低のランクをつけています。
もちろん、
- 「愚痴を言ってはいけない」
- 「機嫌を悪くすること自体がダメなのだ」
- 「感情的になってはダメだ」
と「自分がやりきれない思いを抱くことそのもの」を否定しているわけではありません。
僕だってツラい時はありますし、誰かに当たり散らしたくなることもあります。
ただ「やられた側」はどう思うかを考えてみれば、「絶対にそんなことはしない」という気持ちになるのが至極自然なことなのです。
先日、試験監督がたくさん入っていた先生が、「ツライツライ」と言っていました。
僕はいつも通りのノリと調子で「仕方ないっすよー」と話していましたら、
「笑いごとじゃない」
と突然真剣なトーンで怒られ(?)ました。(普段はとても仲のいい先輩です)
「えっ?」と。
いきなりすぎて「?」マークでしたね。
確かに僕はいつもヘラヘラしており、できる限り職場では楽しくやりたいと思ってボケまくってはいます。(仕事は真剣にやります)
「いつもの僕の立ち居振る舞いが裏目に出たのかな…?」
と、少しばかり後悔しました。
しかし実際の矛先は、僕と同じグループだけれども「僕とは全然関係ない先生」であり、僕はその先生の感情のぶつけ先として、とばっちりを受けただけだったということがわかりました。
これほど不愉快に思ったことはありません。
普段から仲の良いトーンで接していたのに、急にそんな勝手気ままな「イライラ」を見せられてしまったら、誰だってイヤな気持ちになります。
一方で「すずきは空気が読めないからね笑」という人がいます。
この場合に関しましては、完全に否定派です。(実際に空気を読めない時もありますが笑)
- 自分で勝手にイライラして、
- しんどそうな空気を作り出し、
- 「いつもの調子で話しかけてきた人」に対して無礼な態度をとる。
これほど「大人としてダメなこと」はありません。
- 自分がどれほど疲れていようとも、
- どれほどイライラしていようとも、
関係のない人に当たり散らしてしまっては、その人自身の信頼を失います。
- 「この人は感情や気分で接し方が変わるんだな」
- 「もう話しかけるのはやめよう」
- 「面倒な人だな…せっかく話したのに。もういいや」
と周りから思われてしまいますからね。
落ち込んだって、ツラく感じたっていい。だって人間だもの。
しかしその感情を、
- 関係のない友人や、
- 親身になって話を聞いてくれる人
にぶつけてしまっては、せっかくの「ガス抜き」や「愚痴の時間」が、相手を不愉快にして終わるだけになってしまいます。
どんなに感情的になっていたとしても、人に当たらない。
これは大人として当たり前のことなのです。
(ただし、女性のホルモンバランスが崩れている時は仕方のないこともあります。優しさを持っていつものように接しましょう)
どう対処するべきか? ー 冷静に微笑んで見守る
どんなに年上の人であっても、「しょうもない人」とは世の中にごまんといます。
つまり「年」は関係ありません。
しかし年齢が上というだけで偉そうにできてしまうのも、日本の悪い文化の1つです。
先日も、朝の打ち合わせで「コロナ対応の是非」について、
- 対応が悪いのではないか。
- 臨時休校になってスケジュールがタイトすぎやしないか。
- 何も考えていないからそうなるんだ。
- こっちだってしんどいんだ!
と、唾を撒き散らしながら叫んでいるおじさんがいました。(実際はマスクを着用しています)
えぇ。
そんなことは職員室の全員が重々わかっていますし、スケジュールも様々な面(卒業試験、研究発表会、成績処理など)を加味した上で決定したものだということにも、察しがついています。
だから、その人の言っていることは理不尽だらけであり、正直ちょっと何言ってるかわからなかったです。(「そんなに言うなら代案を出せ」と思いましたね)
それでもですね。
僕はその人のことをじっと見て、「うんうん」と頷いて優しく見守っていたのです。
- 「そうだよね」
- 「ツライよね」
- 「わかるわかる」
と。
もちろん内容は支離滅裂でしたので、全く聞いておりません笑。
以前の僕であれば「こいつ何言っているんだ?(イライラ)」となっていました。
しかし「菩薩の境地」にたどりつくまであと一歩の僕は、澄んだ心と穏やかな水面のような静けさで見守ることができました。
先日「八つ当たり」された先生にも、
- 八つ当たりされたことが不愉快だったので無感情に、
- 「お疲れ様でーす」と大声で言ってすれ違ったら、
とても気持ちが軽くなり、八つ当たりされたことがどうでもよくなりました。
つまり「自分に対して怒っているわけではないのだ」という認識がしっかりとあれば、そこにあまり反応しすぎても仕方がないということです。
(自分に非がある場合はちゃんと謝りましょう)
かの「ひろゆき」さんも、コールセンターでクレーム対応をしていた時は、表面上では「すみませんすみません」と謝りながらも、しっかりと少年ジャンプを読んでいたそうです笑。
- いつものトーンで話しかけた側が特に悪いわけでもないですし、
- 相手も僕のことを傷つけたくて感情的になっていたわけでもありません。
ここさえ押さえておけば、「無」を取得することができます。
感情的になっている人と出くわしてしまったら、そっと見守り、そっと離れましょう。
言いたいだけ言わせて、勝手にあたり散らかしてもらいましょう。(不愉快ですが)
こちらは何も反応する必要はないのです。
自分のために相手を許す
理不尽かつ感情的にぶつかられた時は、やっぱり「即反応」してしまうことが多いのも事実です。
しかし、そこで「言い合い」をしたり「不愉快な気持ち」を全面に出したりしてしまいますと、負の連鎖が起こり始めます。
僕はそんなイヤなことがあった日には、すぐに何も考えずにさっさとランニングに行ってしまいます。
ランニングの時はひとりですので、逆に報復してやろうと、様々な思いや感情が渦巻いてしまいます。
- 「どうやって言いくるめてやろうか?」
- 「『あなたのしたことに関しては絶対に許しません』とでも言ってやろうか」
- 「とても不愉快になりました。二度と話しません」
と「こちらが切ることのできるヤバいカード」を、とりあえず考えてみます。
ある程度のシミュレーションが終わりますと、
「うん。そんなことは絶対に言わないようにしよう」
という感情でいつも終わります笑。
それはなぜか。
「相手が感情的になってしまった事実」を、
- 蒸し返し、
- 指摘し、
- 否定しても、
何も生み出さないからです。
反応はせずに、距離をとること。これがベストですね。
自分から「先日のあれ、なんなんすか?怒」と言い寄ってしまえば、負のスパイラルのスタートです笑。自らケンカをふっかけても仕方のないことですから。
じっと黙って距離を置き、「あなたと関わったことで僕は不愉快だったのだアピール」をして攻めていきましょう笑。
賢い人ほど「自分と合わない人」や「イヤな経験をさせられた人」とは距離を置きますし、愛想笑いで誤魔化しています。
これも1つの戦略なのですね。
戦おうとすればするほど、感情を逆撫でしてしまい、消耗戦に突入してしまいますから。
一方で、失礼なことをされておきながらも「何もなかったことのようにされる」のは、僕は違うのかなと思っています。
僕の場合は、
- 先ほどの「不愉快アピール」をして、
- 意図的にあまり話さないようにし、
- 目を合わせないようにし、
- 談笑はせず、
- 最低限の挨拶で済ませ、
- 距離をとります。
相手に「自分のした仕打ち」に気づいて欲しくて、やっているわけではありません。
自分の中で、
- 「相手を許すまで」に、
- 「自分を納得させるまで」に、
ある程度の時間がかかるだけなのです。
(みんながみんな、僕みたいに「コイツ、キライ!」と、年上を相手に戦えるわけではありませんので笑、それぞれのやり方でいいと思いますが)
とにかく「目には目を」方式は使わないほうがいいですね。
最終的に相手を許せなくなってしまいますと、自分にもわだかまりが残ってしまいます。
自分のためにも、少しずつ時間をかけて相手のことを許してあげましょう。
すると精神的にもすっきりし、変にイヤな人のために使う時間が激減することでしょう。
おわりに
仕事の悩みの大半は「人間関係」です。
僕は自分を「あまり感情の起伏がない人間」だと思っていましたが、一方で、
- イヤなことはイヤだし、
- 断ち切った人間関係もあるし、
- 感情的にイラっとすることはあるし、
- 疲れやしんどさから強く当たってしまうこともある。
というような認識もあります。
大切なことは、
- その時の気分でいちいち態度を変えたりしないこと
- 感情に反応しないこと
- そんな「未熟な人たち」を許してあげること
でしょうか。
「いつも無理して笑顔でいろ」という押し付けではなく、
「すずきさんはいつも明るくて、イヤな印象はないよね」
と思われていたいですし、そういう自分でありたいだけなのです。
何があっても「直接相手を攻撃するようなこと」は決してしません。
この信念を胸に、明日からも楽しく明るく過ごしていきたいと思います。
それではまた!
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