こんにちは。すずきです。(@seiz_suzuki)
僕は「嫌われる勇気」を読んでからというもの、人間関係が劇的に改善されました。
それからというもの、苦手な人とは距離を置くようになり、ほどよい距離感を保てるようになりました。
優しい人ほど、この「距離感」を保つのが難しいのだと思います。
偉そうに書いていますが、僕もキライな人に対して、
とケンカになったことはいくらでもあります笑。
昔はトガっていましたし、イヤなものにはハッキリと「イヤ」と言うタイプでした。
もちろん、どのような対応が正しいということは言えませんが、やっぱり人間関係は悪くならないに越したことはありません。
先日、そんな僕の苦手な人からリアクションがありました。
今日は「苦手な人に与える意味」について考えていきます。
苦手な人に与え続けた結果
与えることが楽しくなってきた僕は、3年生の担任ということもあり、
- 3年生の他の担任
- 3年生の副担任
- 3年生の学年付き
と、自分の学年の先生方にお土産を買ってくるようになりました。
と思われるかもしれませんが、こちらに「やましい気持ち」さえなければ問題ないと思っています笑。
ちなみに僕は、ほぼ毎週のようにお土産を買って来た時期もありました笑。
- もちろん見返りも求めていませんし、
- 使った額なんていちいち計算していません。
また、苦手な先生との確執をなくしたくてそうしたわけでもありません。
その苦手な先生も3学年に所属していましたが、媚びたりうわべで何かを解決しようとしたりしたくはありませんでした。
単純に、
と思い、
と、毎度お土産を渡すようにしていました。
彼はこちらを見もせずに、
と、いつも聞こえるか聞こえないかの返事をしていました。
しかし先日、なんと僕の机の上にお菓子が置かれていました。
と職員室でいつものように叫んでいますと、後からその先生が近づいて来て、
と言われました。
驚きましたが、とても嬉しかったですね。
その場で感謝をし、お菓子をいただきました。
苦手な人に対する偏見をなくしてみよう
僕は以前、その先生の指導方針や、陰口を言っている姿をみて「自分とは合わないな」と思っていました。
今でも積極的に話すつもりはないですし、無理をする必要もないと思っています。
それこそ「課題の分離」を活かす時です。
向こうも僕のことがキライだと思っていましたから、変に距離を詰める理由もないと思っていました。
ただ、今では他人のことを、
と言うことがほとんどなくなりました。
人のことをグチグチ言ったり、グチを言わずとも「そう思って他人を批判している自分」が、どこか貧しく思えるようになったからです。
と思い、自分の人生に集中するようになりました。
すると、
- お土産をあげることと、
- その人のことが苦手なこと
は、別のことだと思えるようになりました。
本当にキライだとしたら、お土産も「あーげない!」とできたことでしょう笑。
でも、そんなことをしたところで何も意味がないですし、自分で勝手に嫌がらせをして満足しているようにも思えます。
そうなってしまったら、
と思ってしまいますよね。
だったら、好き嫌い関係なく与えてみればいい。
そうして与え続けた結果、まさかの「お返し」が来たのでした。
人間誰しも、
- キライな人や苦手な人
- 価値観の合わない人の1人や2人
はいますし、何も不思議なことではありません。
ただ、自分からは絶対に攻撃をしないこと。
これは大切なことだと思っています。
いつでも、
- 真摯に
- 誠実に
- 愛を持って
人と接すること。
そうしていれば、こちら側に不利益なことは出てくるはずがないのです。
(ただしTAKERには気をつけて、距離をとっておきましょう)
苦手な人こそ自分の映し鏡
苦手な人を「自分の映し鏡である」と思うことは、とても受け入れ難い考え方です。
と、「自分とは全く違う人種であるはずだ」と思いたいからです。
僕もそんなことを言われていたら、
と反論していたことでしょう。
しかし実は、自分の「悪いアクション」があったからこそ、その人が僕のことをキライになっていたのだなと、今では考えるようになりました。
それから「自分の態度の悪さ」を考え直すようになったのです。
苦手な人と距離を置くことや、できる限り接しないことは平和的であり、何も起こしません。
一方で、
- フラットな気持ちを持っていない
- ちょっとイヤそうな態度を出してしまっている
場合だと、相手はそれらを敏感に察知します。
教育方針や人生観が合わない人と出会うことは、教員人生でいくらでもあることです。
それなのに、僕はその「イヤな態度」を表面に出してしまっていたのですね。
人は自分の映し鏡です。
だからこそ、相手も僕に対してイヤな態度を取っていたのだと思います。
まずはその気持ちを、
- 一旦フラットにし、
- ナチュラルに接し、
- そして与え続けること。
地道に続けてきて初めて、このように感謝されるようになり、自分の愚かさにも気づけました。
「夢をかなえるゾウ」でも、「苦手な人に会いに行け」という課題が出されます。
誰もが無理をする必要はないですし、適切な距離感は大切です。
僕もたまたまこうした結果となっただけで、ずっとTAKEしてくる人はたくさんいます。
それでも、できる範囲で周りの人を愛していれば、その分だけ愛は返ってくるのだと思えました。
遠距離射撃のように笑、少しずつ、苦手な人に与え続けてみてください。
まるで自分の心が洗われていくような、そんな気分になります。
なにせ、人は自分の映し鏡ですからね。
おわりに
思いがけないバックがありましたので、僕もかなり驚いています笑。
でも感じたことは、やはりGIVEの力は半端ではないということでした。
大切なのは自分の許容範囲でやることですし、「TAKERに搾取されてでも与えろ」と言うつもりもありません。
こればかりは状況によります。
とはいえ、自らGIVEをすることには大きな力があることは間違いありません。
人の悩みは人間関係が大半ですが、僕があまり悩まなくなったのは、人の悪い部分も受け入れた上で、気持ちをフラットにし始めてからでした。
人の悪い部分を受け入れるということは、自分の悪い部分を見直すことにもつながります。
もし人間関係に悩んでいたとしたら、ぜひ「ちょっとしたGIVE」から始めてみましょう。
相手も驚くはずですし、何かを感じてくれるはずですから。
それではまた!
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