こんにちは。すずきです。(@seiz_suzuki)
「夢をかなえるゾウ」では、以前に「苦手な人と会う」という課題がありました。
最新刊である「夢をかなえるゾウ0」でも、苦手な上司に対して主人公は何もできず、パワハラを受けてしまいます。
しかしゾウの神様であるガネーシャは、ネルソン・マンデラが獄中にいた時に、彼に対して厳しく罰していた所長の「大佐」を引き合いに出します。
刑務所の監督は、威圧的に振る舞い、
厳しく罰を与えれば与えるほど評価される仕組みになっとった。
そういう環境が、大佐の暴力性を引き出していたんやな
果たして、環境要因とは大きいものなのでしょうか。
今日は環境について書いていきます。
今いるところは、自分のいるべき環境か?
以前の僕は、自分のいた環境によって縛られていたように思えます。
- 勉強して
- いい大学に入り
- いい会社に入る
典型的なレールの上を歩いていました。
環境は人を悪くもしますし、良くもします。
僕がいた環境は、決して悪かったわけではありませんが、
- 凝り固まっていて、
- 抜け出す発想すらない。
そんな状態でした。
「井の中の蛙」とはまさにこのことです笑。
教員を始めてから5〜6年はずっと、
- 同じ考え方
- 1つだけの考え方
しか持っていませんでした。
もちろん環境のせいにするつもりはありませんが、働き手のマインドがある程度似ているため、以下のような考えに染まっていました。
- 「ずっとこの場にいれば給料がもらえる」
- 「学校現場はこのままでも別にいいのだ」
- 「自分が教育を最終的に変えることができればいいな」
と環境に甘んじ、淡い期待ばかりを持ち合わせていました。
「環境」とは人を型にはめてしまうものでして、僕はいつのまにか「ザ・典型的な教員」になってしまっていたのでした。
と。
つまり、意図的に成長にストップをかけていたのですね。
現状維持というやつです。
様々な運命や出会い、縁も重なって、とうとう9年いた「教員という環境」に終止符を打つこととなりました。
今だからこそ思えるのは、
ということです。
ある程度の組織にいますと、自分一人がどうあがいてもなかなか組織自体が変わることはありません。
それどころか、自分もその「組織の色」に染まっていってしまいます。
それならいっそのこと、そこから抜け出してしまえばいい。
そう気づいたのならば、そこにいる必要はないのです。
自分に問い続け、答えが出たのなら、行動しましょう。
違うと思ったら自分で選択して進め
漫画ワンピースでも、魚人たちに人生を握られてしまっている「ナミ」を見て、ルフィはこう言い放ちます。
居たくもねェあいつの居場所なんて
おれが全部ぶっ壊してやる!!!!
現実世界では、そこまでの「悪の組織」はないと思いますが、
- 納得していないのに
- 不平不満があるのに
その場所にいてはいけません。
ただ、僕もこう考えられるようになるまでに相当な時間を要しました。
自分の中で勝手に、
と決めつけていたことは、非常に多かったからです。
- 離婚することは悪いことだ
- 転職することはハイリスクだ
- お金を使うことはもったいないことだ
そんな「決まりごと」なんて、世の中には1つもないはずなのに。
この「〜すべき」という考え方がなくなってからは、以前よりも先生として生徒に寄り添うことができるようになりました。
現在の学校では「片親」である生徒が多いですし、退学や転学をしたがる生徒もいます。
今は保護者とよくコミュニケーションをとるようになり、転退学も積極的に勧めるようになりました。
与えられた環境で精一杯やることも大切ですし、自ら環境を変えることも大切だとわかったからです。
自分の本能に従って選択していくこと。
その「本当に大切なこと」を、僕は今までして来なかったのです。
確かに僕の「先生になりたい」という気持ちは、一切間違っていませんでした。
しかし「この組織で教育をしたい」とは思えなくなり、「もっと自由に教育をしたい」と、考えを改めるようになったのです。
だから僕は、自分で考えて選択をし、「本当にいいと思える場所」を目指すことにしました。
- 考えて、
- 気づいたら、
- 行動に移してみる。
本当にシンプルなことですが、意外とできないものなのです。
ただ、今の僕は新しい視野を持つことができました。
と、自分の未来を信じています。
なぜって、自分で選択して自分の道を進んでいるからです。
心に従い、新しい環境を求めていくこと
そうして「違う」と思えたら、環境を変えることです。
僕は来年(2023年)から「大きな変化」を迎えることとなります。
今すぐに、ガラッと環境を変えることはできません。
たどり着いた答えは、
- 様々なコミュニティと繋がりをもつ
- いろんな場所に行っていろんな人と出会う
ことでした。
現職をいきなり辞めることはできなくても、新しい環境や新しい場所をたくさん作ることは、今の僕にもできることだと思ったのです。
そうして徐々に、様々な人と出会うようになり、どんどん視野が広がっていきました。
一方で「自分にとって心地よい環境」を求めながら、断腸の思いで「切り離したコミュニティ」もあります。
それができるようになったのは、自分の心に素直に従うことができたからでした。
「自分がいたい」と思える場所を求めて、いたくはない場所からすぐに離れる。
とにかく、本心に従って選択していくこと。
自分が「心地良いな」と思えている環境にいれば、人はどんどん成長します。
環境を選択することは「甘え」とも取れるかもしれません。
しかし僕は、精神衛生上「健康で豊か」ならば問題ないと思っています。
むしろ、そうしたコミュニティに属していたほうがいいのです。
いくら自分の芯を強く持っていたとしても、以前の僕が凝り固まったマインドを持っていたように、環境は人に強く影響を与えてしまうからです。
知らず知らずのうちに、視野が狭くなっていたり、気づかない間にストレスを抱え込んでしまうこともあります。
だからこそ、
- 自分のいる環境
- 自分の周りの環境
を大切にしてみてください。
- 心地よくて
- 価値観が近くて
- お互いに切磋琢磨できる
そうした環境は、必ずみなさんを引き上げてくれます。
1つ1つ選んで、自分にとっての最高の環境を手に入れていきましょう。
おわりに
環境が強く影響を与えるからと言って、
という意味ではありません。
ただ、自分にとって大切なことは何なのかと考えてみた時に、
- 自分の価値観が凝り固まっていたこと
- 組織という「箱」の中で飼いならされていること
- 価値観の合わない人たちに迎合して仕事をすること
これらが、自由を求める自分に、知らぬ間に負荷をかけていたことに気づいたのでした。
そして自分の考え方も、いつのまにか変わっていたのです。
これほど恐ろしいことはありませんでしたが、一方で組織を離れることでわかる「組織の良さ」も、きっとあることでしょう。
ただし、最後に決めるのは自分。
その環境をどう捉えるかも自分次第なのです。
これからの新しい人生に向けて、僕も最高の環境を探していきたいと思います。
それではまた!
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