こんにちは。せいじです。(@seiz_suzuki)
東南アジア諸国を回っていますと、どうしてもその格差に驚いてしまいます。
日本と違い、みんなスマホの画面に必死に…
スマホをいじっているストリートの人たちが、果たしてつまらない時間を過ごしていると決めつけて良いのでしょうか。
今日は「時間の浪費の仕方」について書いていきます。
やることがないからエンタメが増える
日本は「先進国として見ていい」と思いますが、それは「戦後にグンと成長したからこそ」でもあります。
世界では「発展途上」という言葉はなくなりつつあっても、まだまだ東南アジアの人たちはやることがありそうです。
日本と違っているのは、そもそもインフラの整理をしなければならないという点。
- 水道
- 道路
- 電気
といった、いわゆる基本の生活を支える部分を、もっと開発していかなければなりません。
「エンタメ」が成長する前に、自分たちの生活の水準を確保することのほうが大事ということですね。
日本のインフラは素晴らしく、「街が臭うこと」なんてほとんどありません。
食事中にハエが飛んでくることもありませんしね笑。
人間、生活が豊かになってきますと、今度は「楽しいこと」を探すようになります。
そうやって「次」を追い求めた結果、
- テレビ
- ドラマ
- テーマパーク
- スポーツ観戦
といった、「エンタメ要素」が醸成されていったのだと思います。
ただ、今の時代はそうした「大きなテレビ局」がなくとも、個人が発信できる時代ですので、SNSやYouTubeで「エンタメ」を消費できる時代となりました。
もしかしたら東南アジアの人にとっては、やることはまだまだあるはずなのに、今はそれで十分「時間を消費できてしまう」のかもしれません。
時代ゆえに進むスピードや進み方は違えど、やることがなくなったら何かを探してしまう。
それは発展途上でも先進国でも、変わりはしないのです。
ここで気になってくるのは、日本との「エンタメの質の違い」です。
さて、日本は果たして、クオリティの高いエンタメがそろっていると言えるでしょうか。
「日本の時間の浪費」について考えてみましょう。
結局、日本もやっていることは変わらない
日本のエンタメ要素を考えますと、テレビは衰退しつつあるとはいえ、YouTubeもInstagramも面白く、いつでも何かしら楽しめるような気がします。
僕はその事実は「正しい」と思っています。
ただ世界を見れば、発信しているのは日本人だけではありませんので、一概に「日本のエンタメが面白い」と言い切ることはできません。
東南アジア諸国の人たちと比べてみた時に、
と思いました。
日本国内のエンタメは盛んであるほうだとは思っていますが、「時間の浪費の仕方」についてはその程度に差はあれ、やろうとしていることは変わりません。
日本のほうが、空いた時間にできる「時間の浪費の選択肢」が多少は多いかもしれませんが、もしスマホをいじっていれば、それがカフェの中なのか路上なのかの違いだけであって、内容は一緒です。
日本は「発展している」ことで、一般庶民が行ける場所やイベントが豊富になり、そういう意味ではいわゆる「途上国」より上を行っているかもしれませんが、
という「根底にある気持ち」は同じなのです。
いつの時代になっても、エンタメの質は高まったとしても人間の欲は変わらない。
僕はそう思っています。
もちろん、
と、否定しているわけではありません。
ただ「消費や浪費を繰り返していくだけの時間」には、疑問が残ります。
僕自身もそんな人間でしたので、なおさら「その時間」が気になってしまうわけです。
今、僕らがすべきことはなんなのか。
ただ「楽しそうなこと」で個人が消費や浪費を繰り返すことなく、どこか「意味のある時間」を探していきたいですよね。
今求められる時間の使い方
2020年あたりから数年かけて考えた僕のテーマでもある、「時間」。
誰にとっても他人事ではなく、常に考えておきたいテーマですよね。
僕もたまにYouTubeを見ますし、エンタメ自体を否定したいわけでもありません。
もし僕が日本に今帰ったら、必死で「自分にできること」を探すと思います。
言い方は悪いですが、
- 海外でスマホに釘付けになっている人も
- 日本でスマホに釘付けになっている人も
そこに大した差はありません。
それが悪いかどうかではなく、「そこに差はない」ということは間違いないということです。
だから僕は、そうならないようにしたい。
発展途上だからとか日本だからとかではなく、それが「人の性(さが)」なのです。
僕も以前は、そうやって時間を浪費することしかしていませんでした。
しかしコロナ禍に入ってから、「そのような時間」を見直すようになりました。
それと同時に、
いわゆる「beingの幸せ」ですね。
「漫然と時間を浪費している人」は、僕がそうであったように、日本だろうが途上国だろうがごまんといます。
逆に途上国であろうが、ものすごく一所懸命に生きて、日本の富裕層よりももっと上にいる人だっています。
要は、それぞれが自分の空いている時間を、どのように使おうとするかを考えられるかどうかということ。
自分が正しいと思うのであれば、それはそれでいいと思います。
僕がサウナやカフェ、人と会うことに時間を割くようになったように、スポーツやテーマパーク、山登りやキャンプなど、僕とは違った部分に幸せを感じる人もいます。
共通していることは、
- 悪い意味で時間を浪費せずに
- 積極的に時間を使おうとする姿勢
です。
僕がたどり着いた「時間の使い方」は、そのように「意味のある時間を使おうとすること」だったのだと思います。
マインド自体が変わらなければ、いくら社会が発展したところで、やることはずっと変わりません。
結局はその人の考え方次第であり、「時間の使い方」を考えればいくらでもやりようはあります。
自分がどう変わっていきたいのか。
正解はありませんが、豊かな国日本だとしても大切なテーマだと思っています。
おわりに
人生は長いようで短いです。
その中で、スマホは「悪」として捉えられがちですし、この記事でも「まるで時間のムダ」と語っているみたいですよね笑。
もちろん、全部が全部ではありませんが、時間の使い方として目を向けるべき、一番基本的な部分だと思います。
あくまで話題にあげやすいので例として扱いましたが、そのような時間は探せばいくらでも出てきます。
豊かな国「日本」で、次に自分は一体何をするのか。
僕も真剣に考えて、毎日を生きていきたいと思っています。
それではまた!
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