こんにちは。せいじです。(@seiz_suzuki)
先日、大富豪のアニキと話していてまだまだ僕が未熟だと思ったことがありました。
それは「いかにこのお金の中でやりくりできるか」を考えていたことからでした。
この旅は当初、僕の中では勝手に「100~200万円で生活していくこと」を目標にしていました。
始めた当初はそう思っていたのですが、見る見る減っていく資産笑。
そう、飛行機代がものすごくかかるということに気づいたのです。
するとアニキは、
と話してくれました。
今日は「何を持って満たしていくか」について書いていきます。
お金はなくていい?
アニキが言いたかったのは、
という意味ではありませんでした。
どちらかといえば、「フォーカスしている部分が違うのだな」と感じました。
僕は今までもずっと、「お金を生み出す」ということをしたことがありませんでした。
本田健さんの書籍「ユダヤ人大富豪の教え」の冒頭でも、彼にミッションが下されます。
と。
彼はその無謀さに驚き、最初は「何もできるはずがない」と諦めます。
ただ、その後は根性で、なんとかして近所のおばちゃんに手伝ってもらいながら、お金を生み出しました。
つまり僕は、
「今ある自分のお金に、目線がいってしまっていた」
ということなのです。
減ること自体は、実はなんの問題でもありませんでした。
それは旅を始めた頃から、誰にでも大雑把に計算ができるものだからです。
だからこそアニキは、「0から何ができるかが大切だ」とおっしゃっていました。
何もないところから、どうやったらお金を生み出すことができるのか。
どうやったらプラスにすることができるのか。
これを考えてみなさいとおっしゃっていました。
最初の時点で、すでに当てている焦点が違ったのです。
一番の方法は、
「自分の時間を相手に差し出すこと」
でした。
いわゆる「バイト」のような、時間の切り売りですね。
何もできない自分であれば、そうやって基本から始めていくしかありません。
これなら確かに、誰にでもできそうですよね。
僕はついつい、減ることだけに意識を向けてしまっていました。
この旅にも限度はありますが、きっと何かできるはず。
お金について改めて、考え直す必要ができたのです。
何を持って満たしていくか
当初の僕は、
「僕のお金で僕を満たしていくこと」
にフォーカスが当たっていました。
もちろん、その旅自体が悪いことではありませんし、好き勝手にやったらいいと思います。
趣味としてだって構わないですし、絶景を見に行ったっていい。
ただ旅をしている最中は、どうしても僕の頭の中で常に「お金」が付きまとうこととなります。
お金は有限だからです。
しかしそのフォーカスをズラしてやれば、自然と目線も上がっていきそうな気がします。
では、何を持って満たしていくのか。
それが僕の課題でした。
「自分のお金を使って、自分の人生を満たしていくこと」
が当初のスタイルでしたが、それでは当然のことながら、僕にお金が入るわけありません笑。
つまり何が言いたいのかといえば、
「自分のためにお金を使う人は、満たされていくことがない」
ということです。
僕自身は、確かにこの旅で「ある程度幸せ」になっているかもしれませんが、それは単なる時間とお金の消費にしかなりません。
一方で、「誰かのためにバカスカお金を使えばいい」というわけでもありませんよね。
だからこそ、僕がやるべきことは、
- 誰かのためにできることを探したり
- 誰かの楽しみのためにお金を使ったり
することでした。
お金がないこと(あるいは減っていくこと)に目を向けていれば、ずっと心は貧しいままです。
しかし「何かできないかな」と探し回っている間は、それだけでもどこか満たされているような、そんな気がしました。
大切なことは、
- 消費を持って幸せになっていくのか
- 何かを生み出すことで幸せになっていくのか
でした。
今の僕にも、できることはきっと何かあるはず。
そうやって少しずつでもいいので、チャレンジしていこうと思っています。
そのほうが、心が満たされていくと思うからです。
何を持って自分の心を満たしていくのか。今一度考えてみよう。何もないところから誰かのために何かをしてみることが、きっと心を満たしていくはずだ。
大事なものはすでに持っている
僕は今までの旅を振り返った時、
と思っていました。
しかし実は、いろんなところに飛び込んでは、その恩恵を受けていました。
ベトナムでストリートダンスの中に飛び込んだ時も、
とジュースを渡されたことがありました。
ホステル横のカフェで仲良く店員さんと話していれば、
と言ってまけてくれたりもしました。
それ以外にも、ここでは書ききれないほどの恩恵を受けていました。
ただ、僕が今後してはいけないのは、
「誰かにすがろうとして、生きていこうとすること」
だと思っています。
人のツテやおごりも確かにありがたいことです。
それでやっていけるなら人生イージーモードですからね笑。
そんな「人柄」も大切ですが、僕には僕の、やらなければならないことがあります。
それが、
- ブログ
- 動画編集
- 誰かに会いにいくこと
- 英語やダンスを教えること
など、今まさにしていることでした。
と、以前九州でお会いした方からも言われました。
それなら、できる限りその能力と時間を使って、誰かのためになるようなものを提供していくこと。
この姿勢がとても大切ですよね。
だから僕は、
「時間を使って誰かのために何かをしてきた」
という点においては、先生として働いている時からすでに始めていたのでした。
そうです。
大切なものは、すでにある程度持っています。
それをこの旅でも、やっていったらいい。
怖がることなく、チャレンジすることで、必ず何かを得ることができます。
例えそれがお金にならなくても、結果が出なくても、きっと誰かが見てくれています。
見てくれている人の心を打つことが、僕のやるべきことなのです。
その気持ちを大切にして、また動き出していきましょう。
すでに誰かのために何かをするという行動はできている。この旅でも、この旅以降でもずっと、そうやって生きていこう。
おわりに
誰だって「減ること」に対する恐怖心はあります。
特に日本では「貯めること」にフォーカスが当たってしまっており、それは実は「減ること」にフォーカスを当てることと同値です。
僕はそこに気づいておらず、「何かを生み出すこと」から逃げていました。
最初は失敗したって構いません。
たくさん失敗するからこそ、いつか来るはずの成功があります。
その「成功」は、必ずしも金銭的なものとは限りません。
何を持って満たされていくのかを、己が知っていれば、それでいいのです。
また僕も精進していきますね。
それではまた!
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