こんにちは。せいじです。(@seiz_suzuki)
旅を続けてきて、まさかパタゴニアのモデルとなったフィッツ・ロイという山にまで行くとは思ってもいませんでした。
その帰りのトレッキングの最中に、いろんな思いが込み上げてきて、
と感動してしまいました。(まだ早い)
なぜ僕がここに来ることができたのかといえば、「時間」という人生で一番大きなものを確保したからでした。
いろんな人から「羨ましい」と言われますが、
と思いました。
今日は「休むこと」について書いていきます。
僕が旅を始めるためにした決断=退職
ふと僕がここパタゴニアまで長く旅を続けることができたのは、「退職した」というシンプルな事実のおかげでした。
こう思っている人は相当数いるでしょうし、僕自身もその考えを持っていました。
ただ、今まさに使うお金や肌で感じる体験とは、ずっと先にする経験とは全くと言っていいほど違います。
特に僕は旅の中で絶景を見ることもありましたので、辺境の地に行くには「体力」も使いました。
働いていた当初、別に旅が好きだったわけではありませんが、見てみたい景色を見るために日本を飛び回りました。
しかしまぁ時間のないことないこと笑。
そんなことを気にしては、旅をしていたことを覚えています。
今回、旅を始めた当時はソワソワしていたものでしたが笑、今となっては、
そう思うようになりました。
- 行ったことのないところに行きたい
- せいじのようにいろんなところに行きたい
実は僕も、同じ悩みを抱えていたものです。
国内だったからこそ、2泊3日などの旅行が決行できたものですが、海外ですと近くない限りなかなかそうも行きません。
南米なんて最低でも2週間くらいの休みがなければ、日本からの移動だけで時間が消費されてしまいますからね。
ここで、「退職する」という大きな決断が、今の僕の旅を可能にしてくれました。
やはり遠くに行くには、ちょっとやそっとの休みではなかなかできないのです。
それは精神的な問題もあります。
そう思うことで、思いっきり旅を楽しむことができないからですね。
「退職」という決断があったからこそ、まとまった時間を獲得することができたのです。
結局は時間さえあればどうとでもなる
さて、
- 遠くに行きたい
- 見たことのない景色を見に行きたい
これを解決するのは「時間」一択です。
日本人のみなさんにとっては、「お金」は大した問題ではありません。
あとは家族やそれぞれの背景もあるかと思いますので、その点においては何も言えませんが(おい)、どうしても行きたければ(倫理観はさておいて)、
- お金を貯めて
- 仕事を辞める
というシンプルなプロセスで、行きたいところに行くことができます笑。
僕がパタゴニア(南米の南端のほう=アルゼンチン)に来ることができたのは、お金なんかよりも「時間」のほうが大きな手助けとなっていました。
この時間を捻出するのに、日本人はとても苦労しています。
僕も「退職する」という考えがなければ、長期休暇を利用する他ありませんでした。
しかし逆に言えば、
そう考えられるようにもなりましたね。
僕の旅は来年まで続けても良かったのですが、なんだかもうだいぶ満足しましたので(日本も恋しいですし)、もういいかなと思っています。
それくらい、「時間を気にすることがない」ということがどれだけの強みなのかを実感する旅となりました。
フライトの時間が遅れようと、
くらいの心持ちでいれば無問題です。
安い国であれば、時間をかけてじっくりと回ったって構いませんしね。
僕は旅を始める前、どこかで「お金」のほうを強く意識していましたが、旅の最も強いサポートとなったのは、時間を気にしなくていいという、たった1つの事実だけでした。
その事実に気づけたのは、今まで働き詰めだったからなのだと思います。
ここまで自由に動けたのは、人生でも初めてのことだったのではないかと。
一度して体験してしまいますと、病みつきになってしまいそうですけどね笑。
とにかく、時間があるということは「最強」なのです。
どこかに行きたければ休んでしまえばいい
では、
そんな人は何もできないのでしょうか。
僕はそんなことを言いたいわけではなく、やはり遠くに行きたかったり、景色を見たかったりするのであれば、
とすら思っています笑。
僕も教員時代の終盤では、部活がないことをいいことに、うまく休みを合わせて小旅行をしていました。
そうしないと、なかなか遠くには行けなかったからです。
「休むこと」についてもよく記事を書いていましたが、やはり日本人は「休まなさすぎ」だと思っています。
退職することは難しくても、休みを取ることはできますよね。
どうしても、
と思うのであれば、休んでしまえばいいのです。
旅や旅行での一番の強みとは、「時間」なのですから。
もし僕がまだ働いていて、
と思っていたら、たくさん休みを取って無理やり行っていたと思います笑。
「時間こそが最強だ」とわかっていれば、その点だけ何とかすればいいからです。(ご家族がいらっしゃる方はまた別の話ですが)
十分に休みが取れそうにもなければ、とりあえず辞めてしまえばいい笑。
まるで暴挙にも見えますが、
- 自分の意志
- 自分の人生
のほうが、よっぽど優先順位が高いと思っています。
結果論かもしれませんが、仕事を辞めて時間を確保したことで、今こうして「自分のやりたいこと」ができています。
ここまで遠くに来られたのも、僕自身がいろんなものを捨てて「時間」を確保しにいったからこそ。
と聞こえてしまうかもしれませんが、リスクだなんだと考える以上に「当然のこと」なのかもしれません。
時間さえ手に入れることができれば、行きたいところに行けるのですから。
この発想ができなかった僕には、「時間」が逆に世界一周の旅の「足枷(あしかせ)」となっていたのです。
でもシンプルに、
- 休むか
- 辞めるか
すれば、どこにでも行ける。
遠くにきた僕だからこそ、「時間」を確保する大切さを学ぶことができたのです。
おわりに
遠くに来たからこそわかる、時間の大切さ。
もちろん、ブログで何度も申し上げている通り、
- 退職して
- 世界を旅すること
が正解でも、正義でもありません。
その人の好きにしたらいいですし、僕自身も別に旅が好きなわけではありません笑。
しかし事実として、「時間がある」ということがどれだけ尊く、強力なのかだけは実感しています。
だから、もし遠くに行きたいという人は、仕事を休んでしまいましょう。
時間を確保するだけで、行きたいところにピューンと飛ぶことができますから。
日本に帰ってからも、この生活が病みつきになってしまうかもしれません笑。
それではまた!
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