こんにちは。せいじです。(@seiz_suzuki)
いよいよアルゼンチンを後にする僕は、旅の終わりを想像するようになりました。
いろんなことを経験したこの「世界の旅」でしたが、
と感じました。
元々見るつもりもなかったパタゴニアのフィッツ・ロイは、本当に行って良かったと思っています。
今日は「一度きりの人生」について、改めて書いていきます。
本当は行く予定のなかったフィッツ・ロイ
そもそもパタゴニアすらよくわかっていなかった僕は、
といった有り様でした笑。
ブラジルのリオデジャネイロのホステルで、たまたま会った若い日本人男性2人組が、
と言ってきましたので、
と、言われた通りのお店に行ってテントをレンタルし、麓(ふもと)のキャンプ場まで2時間半かけて歩きました。
と思っていたのですが、朝日を見るや否や、
と思い、電波のない中Googleマップを見ますと、近くに湖があることに気づきました。
時間の関係上、元々は行くつもりのなかった近くの湖まで、思い立って行くことにしたのです笑。
まさか「登山レベル」だとは思っておらず、キャンプ場にテントを置いていくことをせずに、それをそのまままとめて背負って登山してしまいました笑。
結果、1時間半かかるところを1時間で登り切り笑、朝日を拝みながらフィッツ・ロイの絶景を見ることができました。
- リオで彼らに会っていなかったら
- バスの時間に間に合わなかったら
- パタゴニアにすら来ていなかったら
と、考えれば考えるほどいろいろな運が重なり、ここまで来ることができました。
この旅では、そうした「運が重なること」で見られた絶景もいくつかありました。
当初は行く予定のなかったフィッツ・ロイに、まさかテント泊までして見に行くなんて。
旅を始めた頃の僕が描いていた以上に、素晴らしい旅となっていたのでした。
一生に一度を、今。
僕はブログで偉そうに書いているように笑、
と言い続けています。
そんな僕が、
- 先生を辞めずに
- ブログでそんなことばかり書いていたら
と、行動の「こ」の字もない男と成り下がっていたのだと思います。
しかしこうして行動に移し、見たことのない景色を見に行けたことは、僕のこの旅の「正しさ」を決定づけるものとなりました。
何度もお伝えしていますが、決して「世界を旅すること」が偉いわけではありませんし、世界の旅が正しいかどうかを確かめるために、この旅を始めたわけでもありません。
ただ、何か「掴みどころのないもの」を求めて飛び出た僕だったからこそ、
と思っていたことは、紛(まぎ)れもない事実でした。
フィッツ・ロイはあくまで一例ですが、やはり人との出会いや運が重なったことで、どんどんと旅の彩りが色鮮やかになったことは間違いありませんでした。
どの良い経験も悪い経験も、僕自身の旅の一部となり、文字通り「一生に一度」の体験となっていきました。
特にフィッツ・ロイで感動したのは、
と思ったからです。
と、僕自身ですら混乱していましたしね笑。
でもそんな運命も含めて、「この旅」となっていったのです。
そんな「旅人たち」の意見をそのまま受け入れて、続けてきたこの旅。
都市も自然も人々も、どんな些細なことも僕にとっては新鮮で、
と、心底感動しました。
「一生に一度」という言葉のトリックは、やりたいことを後回しにしやすいということ。
どんな状況であっても、僕にとっては「今」しかないのです。
そんな「想い」を募らせてきた去年があったからこそ、僕はフィッツ・ロイまで導かれたのだと思っています。
一生に一度の意味することは、「今」です。
「今」しか、僕らにはないのです。
旅を始めて良かったと思えたこと
フィッツ・ロイに限らず、
- イグアス
- ナイアガラ
- マチュピチュ
- タージマハル
などなど、一生のうちの「いつ見に行くかわからないもの」ばかりを、この旅で見ることができました。
僕は旅が好きなわけではありませんので(おい)、この世界一周の旅をしていなければ、もしかしたら行っていなかったかもしれません。
もちろん、見に行きたいかどうかは人それぞれであり、別にそれらを見なくたって幸せに生きていくことはできます。
ただ僕は、この旅をすることで、
- 意外にも知らなかったことが多かったこと
- 実際に自分の足で現地に赴いて、自分の目で見てわかったこと
など、思い描いているだけでは成し得なかった体験を、していくことができました。
みなさんに景色をお伝えしたくて、カメラを回したり写真を撮ったりしましたが、やはり「肉眼」に勝るものはありませんでした。
また、特に登山をした後のあの達成感は、身体に鞭打って登り切った「僕」だけにしかわからないものでした。
この旅で心底感じた「良かったこと」は、そうした実地体験をすることができたことでした。
いえ、それをするために飛び出たわけなんですけどね笑。
それでも、「現地で体験すること」以外に代わるものはなくて、
ということをしない限りは、その体験自体を味わうことはできないのだとわかりました。
僕は漫画ワンピースが大好きなのですが、彼らの冒険を見るたびに、羨ましがっていた自分がいました。
彼らは傷つきながらも成長し、多くの出会いを繰り返しながら、新たな島に向けて出航します。
今の僕なら、彼らの旅と冒険をしているあの空気感を、わずかながら感じられるような、そんな気がしています。
特にフィッツ・ロイは名高い山でもあったため、「冒険をした」という実感がありました。
- テント泊も
- 思い立って挑戦した登山も
僕の中での一生の思い出となり、帰りのトレッキングで泣きそうになりました。
まだ終わってはいませんが、僕の中の達成感はものすごくて、それだけフィッツ・ロイが結果的に「大きな挑戦」となっていたのです。
この旅を始めて本当に良かったと、今の僕は心からそう思えています。
おわりに
何が起こるかわからない、ワクワクした毎日を過ごしているこの世界一周の旅。
良いことばかりではありませんが、総合的に見ても、
と、ウソ偽りなく言うことができます。
壮大な自然に挑戦し、絶景を拝むことのできた旅。
この旅は、僕にとって必要なものだったのです。
もう少しだけ、旅を続けていきますね。
それではまた!
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