自分の中でのバランス、人に言われたこととのバランス【時間と対価】

人間関係

こんにちは。せいじです。(@seiz_suzuki

先日、友人たちとオンラインで3時間半ほど雑談をしていたのですが、やはり仕事として最終的に行き着くところは「バランス」なのだなと感じました。

どういうことかと言いますと、僕が先生を辞めた理由は、

やりがい搾取を感じたから

でもあり、

「仕事で身を削ることが100%良い」

とは言い切れないと思ったということです。

一方で、時に「タダの時間」を差し出して情熱を注ぐことは、相手の信頼を勝ち取る行為につながることもあります。

今日はそんな「バランス」について書いていきます。

何事もバランスだ。自分の中でバランスをとることと、人に言われたことのバランスをとること。多角的にものごとを見て仕事をしていくのだ。

自分の中でのバランス

僕が先生をやっていた時の後半は、

部活なんてクソ食らえだ

と思っていました笑。

これがまた面白くて、一方で若い時は、

部活動顧問もまた、先生としての立派な仕事のうちの1つだ

と思っていたものです笑。

この変化、

部活賛成派→部活反対派(全否定はしない)

が起こったのは、「自分はタダではない」という意識が強く芽生えたからでした。

でもそんな考えがある中でも、

  • 部活動顧問を一所懸命やること
  • 無料で英文法の講座をすること

が、回り回ってお金や信頼に繋がることも、肌で実感していました。

ビジネスの戦略として、

  • フロントエンドは無料で
  • バックエンドではお金を取る

と言う形もありますが、単純に「顧客を増やす」という意味でも、この「無償で何かをGIVEする」ということは、僕にとって大いに意味のある行為でした。

このバランスの取り方はとても絶妙であり、

この時間でお金が稼げるのに…

と思うこともあれば、

この時間があるからこそ、社会資本も育ち、未来の顧客も生まれる

と思うこともありました。

大切なのは、極端に走りすぎないこと。

例えば極論ですが、給料ももらわずに僕が公務員を続けていたら、当然僕は幸せではなかったでしょうし、仕事なんて続けられなかったでしょう。

一方で、どこの馬の骨とも知らぬ一教師が「何かとお金を取りまくって」しまえば、人は離れていってしまいます笑。

自分の中で、どこまで身を削ることができるのか。

何が好きで、何に幸せを感じるのか。

こうしたことを突き詰めておかないと、いずれ身を滅ぼしてしまうだけになってしまったり、他人からの信頼を得られなかったりします。

結局は「バランス」なのですが、それを知っているのは自分自身

いつでも自分の中で「バランス」を意識しておくのです。

自分の中で「どこまで無料でやるのか」といったバランスをとっておくことは大切なことだ。それができなければ、結果的に自分が崩壊してしまうのだ。

他人から言われたこととのバランス

自分の中でバランスをとることもさることながら、他人から言われたアドバイスを参考にすることもまた、大切なことです。

僕も去年、

そんな状態では、周りの人に迷惑をかけるだけだ

と注意を促した人がいたのでしたが、結局は僕の言うことは全く聞かずに、我が道を行っていたので「これはもう無理だ」と思ったものでした。

最終的には本人(僕自身もそう)が決めることですので、他人がとやかく言う必要はないのかもしれませんが、自分では気づかないくらい、

  • 身を削っている
  • お金を取りまくっている

ということはあり得ます。

第三者だからこそわかることもありますから、他人から「〇〇はこうじゃないかな?」と言われたことに少しでも耳を傾けることは、決して悪いことではありません。

ここでも「バランス」は大切であり、なんでもかんでも自分基準でやりすぎてしまいますと、時に大切なアドバイスを失うことにもなりかねません。

僕も、去年の2022年はいろいろと言われたこともありますし笑、世界の旅に出る前にもいろんなことを言われました。

それらの忠告やアドバイスを無視するのではなく、

なるほど、自分では見えていない部分もあったな

と、一度でも振り返り、自分の行動に反映してみること。

その上で自分で決めたのであれば、それについてはもう誰も何も言えないのです。

ただ、「全く聞く耳を持たない」という姿勢を貫きすぎてしまいますと、的確なアドバイスをしてくれた人は去っていってしまいます。

僕は「頑固な部分」があるほうですが笑、かといってせっかく忠告をしてくれた人を無視するような態度は、できる限り取らないように心がけています。

それでも「頑張りすぎてしまう」のですけれどね笑。

その絶妙なバランスを、しっかりと取っていくこと。

周りの人が何かを言ってくれるということは、それだけ気にしてくれているということだからですね。

自分の中で基準を設けてバランスをとることも大切だが、時に他人が気を使ってアドバイスをしてくれることもある。それらを真っ向から否定するのではなく、受け入れながら自分の行動に反映していこう。

時にはバランスを崩すこと

僕はこのバランスを大切にしつつも、

いつかどこかでは身を削らなければならない

とも思っています。

時には無償で何かを伝えたり、あげたり(GIVE)することも必要だということです。

例えば先生をしていた時の部活動を例にとってみます。

仮に僕が、

部活動には行かなくていい

という姿勢を強く貫いたとします。

すると、部活動を頑張っている生徒との関係性が悪くなる可能性が出てきます。

先生をやっていた当時は、

部活動は、先生の仕事としての優先順位は低いもの

と生徒に言いつつも、できる限り部活動に顔を出して生徒とコミュニケーションをとっていました。

これによって信頼を獲得することができましたし、回り回って円滑な関係性を築くことができました。

先生はなんだかんだ言って来てくれるのだ

と思わせることができたのです。

つまり「無償」に近い時間というのは、一見ムダに見えても大切な時間だったりもします。

それと同時に、僕は部活動に傾倒してしまっている先生を見ますと、

それは違う

とも思っています。

「バランスを崩すこと」とは、決して常にどちらかに傾きすぎることではなくて、時に自分の肌感覚や経験から「時間を差し出すタイミング」を見計らうことです。

  1. お金に囚われすぎず
  2. かと言って身を削りすぎない

これらのバランスをとる中で、自分のキャパシティや周りの人との関係性とを相談しながら時間を管理していくこと。

意図的にバランスを崩し(取り)ながら、

今はどちらが必要なのか?

と考えておくことです。

僕は以前から、そのような意味での「バランス感覚」を大事にするようにしていました。

あまりにも片方に行き過ぎることのないようにしておきましょう。

これが行き過ぎると、自分や信頼を失いかねませんからね。

時に自分の肌感覚や経験から判断して、無償で時間を提供したり、しっかりとお金をもらったりしていくこと。このバランス(を崩す)感覚を大切にしていこう。

おわりに

「無償で時間や知識を指し出すこと」に対して、

  1. 自分はタダではない
  2. でも時に信頼に繋がる

という「両面」を知っておくことです。

どちらにしても、相手との関係性や自分の立場から、その都度判断するしかありません。

僕自身でも気づけない時は、友人たちが一言二言、そっとアドバイスをくれます笑。

そんな周りの人の気遣いも大切にしつつ、人生を豊かにしていきたいですね。

それではまた!

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