やらないよりはやったほうがいいは正義か?【やるならコミットしよう】

人間関係

こんにちは。せいじです。(@seiz_suzuki

多くの生徒さんたちとお話ししていますと、毎日頑張っている姿をよく目にしますし、

がんばれ!

と思って指導しています。

一方で、

なかなか成長しないんですよねー

という言葉を聞きますと、

それは量が足りないだけかと

と、コミットできているかどうかについて言及してしまいます笑。

すると、

やらないよりはやったほうがいいですよね?

と返ってきます笑。

それはそれでいいのですが、実はそこには「落とし穴」があります。

今日は「続けていくこと」について書いていきます。

本気で何かを成し遂げるのならば、続けるだけでは足りないのだ。

大切な考え方

大前提として、「毎日続けていること」は素晴らしいことだと思っています。

それを否定するでもないですし、みなさん、時間のない中でよく頑張っているなと感じています。

一方で、

なかなか英語が上手くならないんですよね…

というお話を聞きますと、それは単純に、

  • 勉強量
  • 発話量
  • リスニングの量

が足りないのだと指摘します。

すると、

やる時間がない
“勉強”みたいなのはしたくない

と言ってきます笑。

以前にも書きましたが、勉強とはそんなに甘いモノではありません。

英語を話すことはスポーツに近いものもありますから、練習なしに上手くなることなんてあり得ません。

  1. 能力を伸ばしたければ
  2. ただただ練習(=勉強)する

これに尽きます。

「それをしたくない」という発想は、もう「伸ばすつもりがない」という解釈をされてもおかしくないというわけです。

継続することは大事ですが、「ダラダラと目的もなく続けること」は負荷がかからず、

俺/私、続けられてる!

と、間違った快感を覚えてしまいます。

だってやらないよりはいいじゃないですか

とね。

ある意味これは、継続の落とし穴でもあります。

やっている自分はまだマシ

と思えるからです。

こうなりますと、継続そのものに意味が伴(ともな)わなくなってきます。

だから「何年も続けているのに伸びない」という状況が生まれてしまうのです。

それを打破するには、何か大きな目標を持ってテストや環境の変化に飛び込むことです。

この気概を持っていないと、継続していてもそれに満足するだけとなり、「無意味な継続」になってしまうのです。

継続するにも、そこに満足感があっては能力は伸びない。どこかでしっかりとコミットしなければならないのだ。

本当はやりたくない?

やはりこういう状況に出くわしますと、

実は本音では、そんなに英語力を伸ばしたいわけじゃないんでしょ?

と思ってしまいます。

「趣味」でやっていればいいわけですからね。

その姿勢を否定するわけでもありませんし、勉強のスタイルはその人それぞれのやり方で構わないと思っています。

続けているだけでも、継続の習慣を繋ぎ止めているわけですからね。

ただ一方で、毎回授業をするたびに、

伸びないんですよね

と言われますと、

本気でやってます?

と思ってしまいます。

僕は一刻でも早く、

いろんな言語を話してみたい

と思って、毎日勉強しているからです。(偉そう)

日によっては10〜15分で終わることもありますが、その根源的な部分には、

人とコミュニケーションを取りたい

という気持ちが「強く」あります。

矛盾したような言い方になりますが、

  1. 毎日続けること自体は素晴らしいし
  2. 言語習得には相当な時間がかかるけれど
  3. 1週間後、1ヶ月後にはしゃべれるような気持ちを持つこと

これが大事ですね。

それくらいの気概でやっていかないと、伸びるもの伸びません。

考えてみれば簡単なことです。

みなさんは学生時代、英語の授業があったと思います。

50分の授業で会話なんてほとんどなくて、問題を解くことがメインではありましたが笑、それを週3〜5日を中学3年間、高校も含めれば6年間かけてやるんです。

学生時代だって、

どれだけ集中したっけ?

っていうレベルですよね笑。

だから大人になったって、それだけの量かあるいはそれ以上の量を、何年もかけてやる必要があるということなのです。

しかもかなり集中して。

この事実をわからずして、

英語力をなんとか伸ばしたい

では、無理なのです。

何度もお伝えしていますが、毎日続けることは素晴らしいことですし、5〜10分の勉強もバカにできません。

要は、そこに対する姿勢の問題であって、続けていること自体への批判をしたいのではありません。

  • 少ない時間でも集中ができているか
  • たくさんある時間でも適当にこなしているか

はたまた、少ない時間しかないのに漫然と続けてしまっているか。

本当に自分が成長したいのであれば、頑張るはずですからね。

まずは自分の「本音」と付き合ってみるべきです。

自分の胸に手を当てて、何をしたいのかを聞いてみよう。そこに「本気度」があれば、頑張れるはずなのだ。

どうやってコトを成すか

ある程度期限を決めること」は、とても大切なことです。

個人的には、

  • テスト
  • 1週間後に何か課す

といった「外発的な動機」も、人によっては大事だと思っています。

友達に宣言しても構いませんし、それこそ「何かを成し遂げるんだ」という目標があったほうが動きやすいです。

だからかはわかりませんが、僕は、

  • 英検
  • IELTS
  • TOEIC
  • TOEFL

なども、バカにできないと思っています。

そもそも受ける意味(価値)なんてない

と言っている人は、まず受けてから言ってください笑。

僕もそうやって「受ける意味なんてない」と言い訳していた側の人間でしたが、その時ほど伸びなかった時はありませんでしたね。

この言語を本気で頑張りたい

例えばもしこのような「内発的な気持ち(=内側から湧いてくる気持ち)」がなければ、英語の学習は数年(あるいはもっと)単位で続くことになることを覚悟しておいてください。

また、本気の気持ちがない人ほど、

いや、だって試験とか受けてもスピーキングができるようになるわけじゃないし

と言い訳をします。

本当に成し遂げたいのであれば、もうそうした「試験」を利用してでもコミットする他ないのです。

だから、

  1. 短期で頑張りつつ
  2. 長期で時間がかかることはわきまえておく

ことが大事ですね。

毎日やろう

と思って、少しずつ勉強している僕でさえ、

このままじゃ一生、他の言語がしゃべれるようにならないぞ

と思っています。

毎日やることは大前提。

もちろん何度も言うように、毎日続けているだけでも素晴らしいことです。

ただ、

そこから、もう一段階上がりたい

と思うのであれば、それなりの集中期間が必要になってくるのも事実だということです。

もう精神論になってしまいますが笑、「気持ちがあるかどうか」は本当に大事な要素です。

そこが揺らいでいる限りは、習慣も「漫然と惰性で続けるもの」に堕ちてしまいます。

コトを成すには、どこかで思いっきり集中的にコミットすることが大事。

試験でも環境を変えるでも、なんでもいいからやってみることです。

そこで初めて、結果がついてくるのですから。

漫然と続けている時というのは、どこかに「適当でいいや」という気持ちがある。本当にコトを成すなら、どこかでコミットする必要がある。短期間でも頑張ろう。

おわりに

偉そうに語ってきましたが笑、これは自分自身への戒めでもあります。

僕自身に対して、

そういう時間が必要だ

と言い聞かせているということです笑。

適当にやってるな…

という感覚があれば、それは伸びない要素。

継続しながらも、その中で、

一刻も早くしゃべれるようになりたい

と思うことですね。

その気持ちが前進させてくれますから。

それではまた!

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