こんにちは。
本日は早く上がって以前に教えていたダンス部の生徒のショーケースを見に行きました。
卒業生たちはすでに大学生となりましたが、年々会うたびにかっこよく美しくなっていく生徒たちはまるで娘息子のようです。
これだから先生は辞められないんですよね…悩みます。
以前に観劇をした記事も書きましたが、基本的にすずき自ら踊る人間でありショーケースに人を呼んだ経験が多いものですから、こうしたお誘いには出来る限り行くように努めています。
今日はダンスを見に行く理由から、行ってみて感じたことまで書いていきます。
結論から言いますと「最高だった」ということだけです。
(いつも最高としか言ってなくない?)
誘われれば行く理由
僕は友人たちをショーケースに呼んだ経験が多々あります。
考えてみると簡単で、呼んだ側は「ぜひ来て欲しい」の一言につきます。
自分が何ヶ月もかけて練習したものを誰かに見てほしい。
これはとても純粋な気持ちであって、一応チケットをさばくノルマとかあるんですけど「多くの人に見てもらいたい/楽しんでもらいたい」という気持ちです。
それが昔ダンスをちょっと教えていただけの僕なんかに連絡がくるのだから、観にいかないという選択肢以外の選択肢が見当たりません。皆無です。
単純に僕はダンスが好きなので様々なショーケースを見たいですし、そしてもちろん生徒が大きくなった姿を見たいのです。
こういうショーは決して安くはありませんが、そんなもん投資のうちに入ります。
生徒とご飯を食べるのもおごるのも投資、そして劇やショーを観に行くのも投資です。
ここで「お金かかるな…」って野暮なだけです。社会人ですしね。(キリッ)
だからもはや金額は見ておらず、いつのまにか予約が済んでいました。
後輩や教え子から誘われたら、できる限り日程を調整して観に行く。
これが僕のポリシーです。
早速、早上がりの申請を出して猛ダッシュで学校を飛び出しました。
大きな音に包まれる空間
なんと言ってもそのダンスショーケースが行われる「空間」というのも、僕にとっては大切な要素です。
このご時世でそう言ったショーケースも数えるほどしか見に行けていませんが、やっぱり体全体で受け止めるビートは最高に心震えますね。
僕はスーパーカタブツ系のダンスガチ勢(?)なので、クラブでチャラヘッチャラと踊りに行くのは好きではありません。
否定しているわけではなくて、僕のスタンスとしてそう言う目的でダンスを踊りに行くことはないという意味です。
踊れるなら徹底的にガチで踊れるイベントのほうが好きです。
ゆえに「大きな音に包まれる空間」はそういうチャラついたクラブとかのイメージではなくて(クラブの音の環境は好きです)、もっとこう純粋に音楽とダンスをモロに感じられる空間のイメージですかね。
ダンス練習をするときにスピーカーの音を上げてしまうのは、様々なビートや音をしっかりと聴きたいからです。
音量を気にせずに思いっきり聴けるような環境はあまりありませんから、それだけでも行く価値はありました。
美術館とはまた違った「異空間」ではありますが、ただやかましい都会の喧騒やクラブの爆音とは違い、マインドフルに作品を観ることができますので、これはこれで1つのデトックスなのかなとも思います。
様々なジャンルに触れる
今日の公演は会館で行われました。
最近のものは手が込んでいまして、映像作品や音楽、照明までプロが入っての作品でした。
ストーリー性があり、見ている人たちが世界に入り込んでしまうような演出ばかりでした。
すずきはブレイクダンス専門ですが、JazzやLock、Houseなど様々なジャンルを見られてとても楽しかったです。
(ちなみにふむふむと鑑賞していますが、実はよく分かってない時が多々あります)
やはりここまで長く続けていますと、気になるところがあれば、「もうちょっとほしいんだよなぁ!」と思ってしまうこともあります。
しかしそんなことは忘れさせるくらい、最高のショーケースばかりでした。
目の前でエネルギーのあふれるダンスを見るとこちらがエネルギーをもらってしまうんですよね。
もうついつい身体が動いてしまいましたね。
頑張る姿は輝いている
若い子たちが、しかもまだダンスを始めたての子から初めてのジャンルを踊る子までいただろうに、一所懸命踊っていたり笑顔で楽しそうに踊っているのを見て、えも言われぬ感情が湧き上がってきました。
もちろん上手い子たちもたくさんいて、かますたびにすずきは観客席で1人「プチャヘンザップ」してました。
あ、この場合put my hand upか。
もうね。テンションだだ上がりですよ。
特にオールドスクールと呼ばれるジャンルはドラムのビートが強いため、もうすずきが人間打楽器として身体が弾かれる弾かれる。
後ろの人は確実にドン引きしていましたね。
演技を見ていますとこちらも笑顔になりますし、こんなツラい状況下でもたくさん練習して頑張っていたんだなと思うと、涙すら出そうになりました。
ホント声を出せれば、盛り上がって良ければ死ぬほど盛り上がっていたと思います笑。
舞台にいる人間からすると、観客が盛り上がってくれるほうが踊りに熱が入りますし、何より嬉しいのです。
「この感動を伝えたい!」と思っては手をかかげたり、小声で「ナイス!」と言ったりしながら見てました。
ちなみにダンスをやっている「ヤカラ」たちはこんな感じで変態ばかりです。
否定はさせません。
結論:ダンスは最高である
ダンスについて語り始めると明け方まで語れそうなのですが、今日はやめておきましょう。
久しぶりにショーケースというものを見に行きますと、もう帰りはビートの強い音楽を聴いてはノリノリで帰ること不可避です。
元気や勇気、感動や笑顔をもらえるだけでなく、「また明日バチバチに踊ってやろう!」と自分のダンス欲を駆り立てられます。
盛り上がれることや興奮することって人それぞれだと思うんですけど、ダンス(音楽)ほど簡単に人を「ハイ」にできるものはないと信じています。
特にすずきは身体を動かすのが人の2億倍くらい好きですので、間違いないストレス発散法ですね。
最高の空間で音楽を聴けば聴くほど音楽が好きになりますし、身体を揺らしたくなりました。
するとさらに音楽を大切にしようと思いましたし、もっとイイ踊りができるようにバシッとハマる動きができるようになりたいと願うようになりました。
でもダンスはそれでいて自由でいいし、時に感情を乗せて踊っても構わないという柔軟さ。
フィジカル、カルチャー、メンタル、アート、マインドフル…
と僕の大好物が一堂に会したと言っても過言ではないでしょう。
自分が踊っている時ももちろん気持ち良いですが、人が踊っているのを観るのもまた、最高にダンスの魅力を感じることができるのだなと感じた一日でした。
結論:ダンス最高。
これ以外の言葉が見当たらないですね。
おわりに
もともとダンスって宗教的な始まりがあったり、神に対する祈りや儀式っていう説もあります。
音楽は人の琴線と密接に関わり、時に癒しや興奮など感情を揺さぶります。
そこに「他の人」の自由な表現が混ざり、見る人の自由な解釈がある。
最近いろんな美術や自然、表現や書物に触れてきたことも相まって、また一味違った感じ方ができるようになりました。
みんなでバチっとそろえて、ノリに乗って、楽しく笑顔で、お客さんもテンションが上がって、こんなにwin-winな環境って他にないと思います。
そう考えるとアイドルやミュージシャンのライブになぜ人が押しかけるのかも納得ですね。
やっぱりみんな同じ空間を共有したくてウズウズしているんだと思います。
この状況が始まって、徐々に公演ができるようになり始めた時は、「声を出さないショーケースなんて盛り上がれるわけがない」「シーンとしてなんだか違和感」と思った人も多かったと思います。
しかし今日行ってみると、同じ空間にいた人たちは拍手なりちょっと「おー」と言ったり、僕みたいにプチャヘンザップする人もいたり、各々の形で「場」を共有して一体感を感じることができました。
なんかそれだけでも感動しちゃって…おじさん、涙もろくなってしまったようです。
さて、元気ももらったことですし、明日からもバキバキにトレーニングしていきますよ。
30代だって負けてられませんからね。
それではまた!
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