こんにちは。せいじです。(@seiz_suzuki)
僕は先生「だった」こともあり笑、卒業式を幾度となく経験しています。
僕自身、
- ダンスサークルで
- 英語教育の大学院で
- オンラインコミュニティで
人に恵まれるなど、幸運なことに素晴らしい人たちばかりと出会っています。
と疑うレベルです笑。
さて、そんなサークルやコミュニティとの「別れ」もまた、必然であります。
人生とは面白いものでして、必ず「節目」があります。
今日は、僕が一度「今までしてきた旅」を終わらせることについて、書いていきます。
会話という旅
「旅」と言いますと、具体的にどこかにいくことを想像することが多いかと思います。
僕の場合、「人生の各ステージ」を1つの旅とみなしています。
例えば、
- 大学の4年間(サークル)
- 大学院の2年間
- 初任校の5年間
- 2校目の4年間
- 英語ゼミに参加した4年間
- コミュニティに参加した1年間
みなさんの人生にも、そうした「節目/区切り」がありますよね。
僕の例を見ても分かる通り、「〇〇年」とかなりの時間がかかるのが普通です。
だから僕も、このステージごとを「旅」と呼ぶようにしています。
その旅の中では、
- 人との関わり
- コミュニティとの関わり
が基本の軸となり、その人たちと「いかに深く関わったか」がとても大切になってきます。
さらにその中では、「会話」が中心となってきます。
出会った人たちと、いかに長い会話をしたのか。
その会話の「質と量」が、その旅をどんな旅にするかを決定してくれます。
僕は様々なコミュニティで、たくさん会話をしてきました。
ただただ「楽しい」という気持ち。
それ以外のものは、特に必要ありませんでした。
人と話せば話すほど、その時間はかけがえのないものとなります。
一緒にいることも大切なことですが、そこにコミュニケーションは欠かせないのです。
コミュニケーションを重ねれば重ねるほど、その旅は深さを増していくのですね。
一度、旅を終わらせることの意味
長い旅をすればするほど、別れがツラくなりますよね。
それでも、人生には節目がつきものです。
ですから、僕にとって「旅を終わらせること」は、とても重要な意味があります。
別れることは必然ですが、その関係がそこで切れて終わるわけではありません。
しかし一方で、その「旅」を一度終わらることで、また新たな一歩を踏み出すことができます。
僕はこの「終わらせ方」がとても苦手でして、
と思っていたものでした笑。
静かに旅立ちたいからです。
今では、その愛をしっかりと受け取ることができるようになりましたけどね。
「長かった旅」が終わることで、その旅路で出会った人の顔を思い出したり、懐かしんだりすることができます。
逆にその「旅」を続けている間は、相手とのコミュニケーションがまだ続いていますので、その当たり前の環境に感謝できなかったりもします。
1つの旅を強制的に終わらせる必要はないのですが、自分が「次のステージ」に進むときは環境が変わることが多いものです。
その際に、今までの「旅の過程」を振り返って感謝すること。
これが僕にとって、一種の「儀式」となりました。
自分でそこに「けじめ」をつけ、自分の足でまた次の場所へと進んでいくこと。
僕はここに、自分なりの「成長」を感じることができます。
僕が先生を辞めたのは、その不自由さだけでなく、ずっと変わらないままの現状を変えたかったからなのかもしれません。
- ぬるま湯に浸かるな
- 現状維持はいけない
といった、そんな単純なことではありません。
そんな強い感情が、僕の心の奥底から湧き上がってきたのです。
その気持ちに素直に向き合い、真剣に考え、行動に移すこと。
「変化を好め」というシンプルな考え方ではありませんが、一方で行動それ自体はとてもシンプルなのです。
それでも旅を続けること
- 旅の目的
- 旅の行き先
これらが変わったとしても、人生という長い「旅」が終わることはありません。
ステージが上がっていくのが人生だと思っていますが、いつまでも目標は存在し続け、何かを追い求めて生きていくこともまた人生です。
僕は先生を始めたときは、このような「旅の目的」が特にありませんでした。
強いていうなら、その目的は「安定」だったと思います。
しかし僕にとっては、ちょっとした「逃げ」でもありました。
安定しているほうが安心しますし、変わる必要がないからです。
ただ、旅をしていく中で、結局いろんな背景を持つ人と出会うことになり、
と思うようになりました。
だからこそ「一度旅を終わらせること」で、今までの旅を振り返り、その「目的」を後付けすることもできます。
僕は教師になってから、たくさんのことを学ばさせてもらいましたし、そもそも「先生になりたかった」という目標はあったので、特に後悔しているわけではありません。
ただ、旅の終わりに向かっていますと、そこに意味を見出したくなるのが人間の性(さが)です。
だからこそ、
と思ったのです。
やり直して、その旅の意味を見出そうと。
ここでの「やり直し」とは、別にネガティブな意味があるわけではありません。
漫画ワンピースで、海賊王ゴール・D・ロジャーが冒険をやり直したように、間違っていたわけではなくて、タイミングが合わなかっただけである可能性もありますよね。
- 今の僕が見る景色と
- 若かった頃の僕が見る景色
- 何年も後に自分が見るであろう景色
は、どれも感じ方が違うはずです。
今の自分の気持ちによって、その旅の意味が変わってきます。
ただ旅の目的と行き先が変わるだけで、旅そのものは人生が続いている限り、ずっと続いていきます。
僕らは旅人です。
形は変わっても、旅が続くことは変わりません。
新たな景色を見たいのであれば、今の旅を一度終わらせて、次の旅へ出発しましょう。
意味や目的がなくても構いません。
またその旅が終わった時に、振り返ればいいだけなのですから。
おわりに
僕は、様々な環境で「旅」を続けてきました。
それぞれの旅に良いも悪いもありません。
ただ一歩一歩、踏みしめていけばいいだけです。
時には未熟な時にしてしまう旅もあるかもしれませんが、そう感じたのならばまたやり直せばいい。
人生が続く限り、旅は続いていきますからね。
さぁ、また新たな旅に出かけましょう。
それではまた!
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