こんにちは。すずきです。(@seiz_suzuki)
先日行ってきた校外学習の際に、他の先生たちと一緒にMEGAWEBという施設を見学してきました。
トヨタの車がたくさん展示してありましたが、個人的にはHISTORY GARAGEのほうが面白かったです。
僕は車に関しては1㎜も知識がなく、「ランボルギーニ」という車を初めて認識したくらいです笑。
車に詳しい先生方と一緒に回っていたので、少しばかり知識を頂戴しました。(しかし後日全部忘れました)
現代は社会が次の世代へと変化していく過渡期なのかなと思っています。(あるいはもう変化し続けている)
車を始めとして、様々なことについて思うことがありましたので、お伝えしていこうと思います。
ガソリン車がなくなっていく時代へ
世界がクリーンエネルギーに移行しつつあるため、いつまでもガソリンで走っている車であれば、いずれは変化する世界から取り残されてしまいます。
そこで気になりましたので、車好きである先生に「ガソリン車がなくなるのって、やっぱり寂しいですか?」と聞いてみますと、「あの振動とか音がいいんですよね…」と寂しそうに言っていました。
別に僕なんかが「車なんてあーだこーだ」と否定をせずとも、「ガソリン車はなくなっていく」という大きな時代の流れは、止められないものだと思っています。
長く時間がかかったとしても、いずれはなくなっていくでしょう。
理由としては、
- 環境に優しくない。
- 騒音がずっと問題視されている。
- エネルギーが枯渇する。
などでしょうか。
いくつも問題点があげられるため、衰退していくのが避けられない状況です。
2035年からは諸外国を始めとして、ガソリン車は一斉に廃止されてしまいますから、もう「車と言ったら電気自動車だよね」となるような未来は確定しています。
日本の車産業も負けじと頑張っていかなければならず、クリーンエネルギー車への移行がうまくできなければ、この時代を生き残っていくことはできません。
こうした「時代のうねり」(ワンピースの作中の言葉です)は、今まででもたくさんありましたよね。
- スマホ時代の到来によるガラケーの衰退。
- デジタル化やサブスクの主流によるVHSやCD、DVDの衰退。
- デジタル時代による紙媒体の情報共有の衰退。
- fbやインスタ、TikTokやTwitterの進出によるmixiの衰退。
- 紙タバコから電子タバコ、そして禁煙へ。
- コード付きイヤホンや携帯電話の周辺端末が、ワイヤレスのものへ。
- Amazonによる配達サービスの拡大。コロナでさらに強化。
- クレジットやポイントカードのアプリ化、スマホ決済の進出によるキャッシュレス。
- SNSの発達によってテレビだけでなく多くの情報発信の媒体が現れた。
一方で変わらないものもあります。
- 交通や建物などのインフラ(段々と電気エネルギーへ移行中。オフィスもなくなりつつある傾向に)
- 食べ物
- 傘
など。
傘は面白いくらいにその形態が変わってませんよね笑。
もはやあの形が「完成形」なのかもしれません。
長年変わらなかったものはなかなか変化しませんが、今は「VUCAの時代」とも言われていますから、未来は何が起こるか、次に何がくるのかは、誰にもわかりません。
VUCAとは、
- Volatility(変動性)
- Uncertainty(不確実性)
- Complexity(複雑性)
- Ambiguity(曖昧性)
のそれぞれの頭文字を取ったものです。
元はと言えば冷戦後の軍事用語でしたが、ビジネス用語としても使われるようになり、IT革命やコロナによる変化し続ける時代を指して言います。
そんな時代を生き抜いていくために、過去に固執していてはいけません。
時代に取り残されてしまいかねませんからね。
柔軟性や機動力、変動性や修正能力なども必要とされる時代であることを忘れないでおきましょう。
「今」ではなく「少し先」を見る
僕がMEGAWEBを訪れた時、驚いたこともありました。
いまだにデカデカとガソリン車が展示してあり、それを見にくる人が多くいたためです。
たしかに「ガソリン車がなくなるのはまだ先だよ」と思っていても別段悪いことではありませんが、脱炭素などの時代の大きな流れを見ていますと、少し疑問に思ってしまいました。
ただし未来は誰にもわかりませんので、
- だからガソリン車を買うべきではない。
- だから車会社はあんな展示をしていては意味がない。
- だから日本はダメなのだ。
と、決めてかかることもまた「お門違い」であります。
大切なことは「自分が」しっかりと柔軟性を持ち、今の時代を把握できているかのほうだと思っています。
今現在は「それぞれが思うベスト」を尽くしている状態であり、僕らが他人のことをどうのこうのと言う必要はありません。
それよりも「自分ならどうするか」というように、自分に置き換えてものごとを考えることのほうがよっぽど大切です。
そして自分の「今」だけでなく「未来」のことを考える際に、現代社会や今の時代の動向をつかむ意味がより重要になってきます。
投資やお金、キャリアやライフプラニングでも、「今さえ楽しけりゃいいや!」が横行し過ぎますと、人生簡単に破綻してしまいますからね笑。
「今」と「未来」のバランスを取りながら、いつでも動けるようにしておきたいものです。
偉そうなことを言っていますが、僕自身はまだまだ教員をやっている身ですので、瞬時に動けるような状態ではありません。
本を読んでみたりブログをやってみたり新しい体験をしてみたりなど。うーんまだまだ。
まずはできる範囲でも構わないと思いますので、現在の情勢を伺っては行動に移して行きたいですね。
いつまでも過去にしがみつかない
YouTuberが職業として当たり前になったり、誰もがインフルエンサーになることができたりと、時代は大きく動いて「VUCA」の状態となり誰も予想ができない状態となっております。
そんな中で僕らができることは、時に「捨てる覚悟をする」という気概を持っておくことだと思います。
言い換えれば「リスクをとる」ということでしょうか。
特に教員の世界では、いまだにアナログが横行しており、それが「正義だ」「神だ」と思っている人が腐るほどいます笑。
「アナログを全否定して効率化に努めること」を勧めるつもりはありませんが、
- 俺はもう歳だから
- ついていけないから
- 怖いから
- わからないから
と逃げ続けてしまいますと、本当に時代に取り残されてしまいかねません。
実際に今の高校生たちの「指さばき」を見てみてください。
素早過ぎて何をしているかわからない時すらあります笑。
でもここで逃げていてはいけません。
最近僕は「高校生たちが普段していること」を、積極的に見るようにしています。
彼らがやっていることは…
- TikTokかインスタの動画を見ている。
- ゲームをしている。
- YouTubeを見ている。
です笑。
総じて言えることは、とにかく時間を潰したいということです。だからこそエンタメ系のものが強いのでしょうね。
僕らの世代ですと、
- 学びたい。
- 生活を変えたい。
- 役に立つことを知りたい。
- (時間を潰したい)
と、少しばかりですが10代の子たちと見るコンテンツが変わってきますよね。
こうして「自分と若者との違い」を目の当たりにすること自体が貴重なことであり、とても勉強になります。
ここで「お前らはそうやって時間を潰していて、非生産的で意味ないな」と思ってしまったら終わりです。
今は何が流行っており、彼らが何を求めて生活しているのか。
こういう「違い」や「現実」を知るだけでも、ずっとしがみついてしまっている過去や変わらない考え方からの脱却を図ることができるのです。
彼らが普段見ているものや、彼らの興味の対象というものは年によって異なってくるため、毎年本当に勉強になります。
おわりに
「車」は話の切り口として使わせていただきましたが、先生や学校という場を見ているだけでも、まだまだ時代に取り残されているような改善すべき点は無数にあり、解決していかなければならないと思っています。
僕も偉そうなことを言うだけでなく、「今生きている時代」に正面からしっかりと向き合い、いつでも動き出せる敏捷性を備えていかなければなりませんね。
日々観察し、本を読み、体験し、インプットしていくことに尽きます。
あまり「最新」を追いかけ過ぎてもどうかと思いますので、程よくバランスをとっておきながらアンテナも張っておくような、うまい按配でやっていくのが良いのかと。
毎日が忙しい時代となりましたね。
この不安定で変化していく時代を、みんなで乗り越えていきましょう。
それではまた!
コメント