こんにちは。すずきです。(@seiz_suzuki)
教員の3月は多忙を極めている一方で、朝の打ち合わせ掲示板をパソコンで見てみますと、有給休暇をとられている先生方の名前がびっしりと並んでおります。
むむむ…
時間割担当で仕事をしなければならないとはいえ、春休みに休まないなんて僕らしくない。
そう思い立ったが吉日、同僚たちと外食に行った先日、
「すみません、明日から2日間休まさせてもらいます!」
と、謎に謝りつつも笑、
- 新幹線の往復チケット
- ホテルdormy inn(ドーミーイン)
を文字通り「秒」で予約し、次の日の朝から出発することにしました。
以前、新しい型のコロナが急増してしまい、泣く泣く旅に出られなかった「悔しい思い」はまだ燃え残っており、
「絶対に関西に行ってやるんだから!」
と心に決めていました笑。
そんな「急展開大好き野郎」のメリットを、少しだけ覗いてみましょう。
計画も大事、行き当たりばったりも大事
僕が20代の頃なんて、もともと計画なんかを立てるような人間ではありませんでした。
しかし今となっては、1ヶ月くらい前から計画を立てて(それでも遅いほうなのだが笑)、その時間までも楽しむという遊び方を覚えてしまいました。
3月はといえば「もともと春休みなんてないものだ…」と、
- 時間割作成
- 転学する生徒の手続き
などをしながら、絶望の淵に立たされていたのですが、頑張っていろいろと「強引に」終わらせたところ、どうやら2日間くらい休みが取れそうだという結論に、無理やり持っていくことができました笑。
強引に強引を重ねたパワープレイでしたが、新学期直前でしたので「逃避行」するには最高の時期となりました。
直前に予約しますと焦りますし、あまり考えずにやるのも気が引けてしまうものですが、もともと一度は企画していた旅だったので、
「よし、以前と同じ流れ(の感じ)で予約してしまおう!」
と、勢いのままに計画を実行に移したのでした。
ここ最近では、じっくりと予定を立てるほうが熟考できるため、ゆったりと計画してその日を待ちわびていたものですが、こうして「えいやぁーっ!」と行動に移してしまうのも、もはや清々しくて気持ちのいいものです笑。
もともとのマインドが絵に描いたような「ザ・適当人間」ですので、そこらへんの感覚はまだ失われていなかったのですね。
計画をじっくりゆっくり立てることも大切ですが、時に思い立って行動してしまうこともまた大切なことです。
自分がやりたいこと、したいことは、自分が一番よくわかっています。
あまり理性に頼りすぎず、時にその本能に従うことも、人生においては大切なのかなと思っています。
自分のやりたいことを最優先にする
「自分の本能のままに行動する」とは、一見するとわがままなような気もします。
それでも僕は、
- 我慢してやりたくないことをやること
- 後悔しないようにやってみること
を天秤にかける場面に遭遇した時、後者の方を選ぶようになりました。
というよりも、後者の方に無理やり寄せて行く努力をするようになったのです笑。
今回も、
「3月に休暇を取るのは厳しいだろうな…」
という気持ちで過ごしてはいたものの、心のどこかで、
- 「休暇が取れるのではないだろうか?」
- 「自分の頑張り次第でどうにかなるのではないだろうか?」
と思っていました。
確かに「休暇は取った者勝ち」ではありますし、仕事を全て放棄して文字通りの「逃避行」もできました。
しかしそれはやり方としてスマートではありませんし、僕のいい加減な仕事の出来によって、シワが寄せられてしまう同僚も出てきてしまいます。
「ここは正々堂々と、やるべき仕事を終わらせるべきだ」
と思ったのです。
この2日間の休暇を取るためではありませんでしたが、死に物狂いで頑張ろうとはしていました。
結果的に休暇が取れたと言えばそれまでですが、潜在的に「なんとかしてみよう」とは思っていたのだと思います。
お陰様で「関西ひとり旅」を決行することができました。
大切なのは、いつも自分の本能に従うことです。
どうしてもやりたいならやってみればいい。
その制約は人それぞれであり、僕みたいに「自由気ままにできない人」もいるかと思います。
とはいえそんな僕も、毎日世界に飛び出しているわけではないですし、普段通りの日々を過ごすことのほうが多いです。
「自分のやりたいことをやるには、一体どうしたらいいだろうか?」
と常日頃から考え、それを成し遂げるためにうまく時間を捻出すること。
そうやって「なんとしてでもやり遂げること」が、大切なのです。
まずは「やってみる」
行動なくして何も生まれないのは明らかなことです。
特に自分の趣味や興味の探求などは、「やってみたい!」という気持ちからスタートするのであり、そのまま行動に移しやすいものです。
- やりたいという気持ち・興味関心が湧く
- その気持ちを行動に移す
- 行動によって経験を得る
- 自分の人生の糧にする or 幸せになる
こうした一連の流れは、ごく自然なことのように思えますが、実は以前の僕は自分に「制限」を課していました。
- 「いやいやお金がないから」
- 「贅沢とか性に合わないし」
- 「別にやりたいというわけでもない…かな…」
- 「パートナーがいるし」
- 「そんな時間なんてない」
と、並べなくてもよい「言い訳」を並べ、お金が溜まっていくことでひとり悦に入(い)っていました。
この手の言い訳の一番よくないことは、自分の本能に逆らっていることです。
何が大切で、何が人生において最も価値があるのか。
これは人それぞれ違いますが、当の僕はずっとそれに気づいていませんでしたし、気付こうとすらしていませんでした。
そこにある制約は、いくらでも取り払えるはずなのに、
- 何か失敗することを恐れていたのか
- 貧乏マインドが強かったからなのか
定かではありませんが、ずっと平々凡々な生き方をしていこうとしていました。
平々凡々な生き方が悪いということではなくて、
「自分が生きたい生き方を、生きることができていないこと」
がよくないのです。
僕の心の奥底には、本当はやりたいことがたくさんあったのでした。
「やらないでする後悔より、やってする後悔」
とはよく言われますが、なんでもいいからまず、自分の気持ちに従ってやってみてしまうことが大切なのです。
確かに、前日にノープランでいきなり予約を取ることに抵抗はあったものの笑、
「今自分がやってみたいのだから、とりあえず飛び込んでしまえばいいや!」
と思えたのです。
失敗したり、うまくいかなくても死にはしません。
- 自分の大切な時間を捻出するように努力し、
- 空いた時間をとにかく自分が思う大切なことに費やす。
- それがうまくいくかどうかは、やってから考えればいい。
世の中のほとんどのことは、やって経験してみないと、わからないものなのです。
おわりに
こうして力技によって自分の時間を捻出したすずき。
これは何も、
- 時間を捻出するために努力をしたこと
- 仕事を早く終わらせたこと
- 行動に移せたこと
を素晴らしかったと言ってもらいたいのではありません。
これはあくまで、以前の自分自身に向けて言っていることです。
うまくいったことを褒めてもらいたいのではなく、こうして自分の本能に従ってあくせくするほうが、人生が楽しくなりますし、生き生きするのです。
少しずつ小さな行動と経験を重ねていくことで、僕の人生は以前とは比べものにならないほど豊かになりました。
やりたいことをやれるほど、時間やお金に余裕があるわけではありませんが、できる範囲であればやったらいいのです。
- 仕事がツラい人
- お金に余裕がない人
- 背負っているものがある人
- 守るべき人がいる人
事情は人それぞれです。
だから自分の「できる範囲」も人それぞれ。
人と比べず、自分ができる範囲で本能に従ってみてくださいね。
そしたらきっと、少しずつ幸せになっていくと思います。
それではまた!
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