こんにちは。すずきです。(@seiz_suzuki)
新たな株も出始めてはいますが、コロナも少し落ち着いたので友人・知人と会う頻度がかなり多くなりました。
基本的に好きな人と会い、楽しい時間を過ごすことは何不自由なく恵まれていると感じております。
一方で、話の内容についてかなり注意が向くようになりました。
以前の僕であれば、
- ワイワイとバカ騒ぎするのが楽しい。
- 過去の話に笑ったり、涙したりする。
- 誰かれ構わず会いまくる「フッ軽」を売りにする。
という「わんぱく小僧」ではありましたが笑、コロナ禍で内省することが多くなり、話の内容については、
- 現在の悩みや課題
- 未来や夢、これからのこと
を語る時間が楽しくて仕方なくなりました。
今日は「未来志向型人間のメリット」をご紹介していこうと思います。
過去を振り返るな、前を見ろ
僕の大好きな作家さんで伊坂幸太郎がいますが、彼の「砂漠」という作品の中の名言がとても好きです。
学生時代を思い出して懐かしがるのは構わないが、あの時は良かったな、オアシスだったな、と逃げるようなことは絶対に考えるな。そういう人生を送るなよ。
「過去に囚われている人」というと、とてもネガティブな表現で、
- 「過去の良かった出来事を振り返るなとでも言うのか?」
- 「あの時のあれ楽しかったよねって共有してはいけないのか?」
と批判されそうなのですが、上の名言に書いてある通りで、僕も懐かしがるのは構わないと思っています。
しかしやっぱり話の端々に、
- 「あの時代はよかったよなぁ」
- 「俺らが若い頃はなぁ」
- 「今の若いやつらと言ったら…」
と過去の栄光にすがったり、時代のおかげで君臨できた地位を振りかざし続けていたりと、全然現在の話やこれからの話が出てこない人は確かに存在します。
時代の移り変わりはどんどん速くなり、取り残されたいかどうかは各々の自由ですが「考え方や価値観が時代によって変わってゆくこと」に柔軟に対応していかなければ、人生を豊かに変えてゆくことはできません。
一見、年配の方々に限定してお話ししているようですが、若い人や僕らの世代にもそうした人はいると思っています。
「先の話が出てこない」ということは、特にこれからのことを何も考えていないことと同義です。
ええ。以前の僕のことです笑。
- 一生同じ仕事でいけるっしょ。
- 人生なんとかなるでしょ。
- まぁこれからの話とかさ、冷めるから今を楽しもうよ!
と「今」に集中してその時間を楽しむことも確かに大切ではありますが、「未来のことを全く何も考えておらず、自分に危機感がほぼなかったこと」は、我ながらなかなかの驚きでした笑。
過去も今も未来もそれぞれ大切ですし、時にどこかに焦点を当てる必要もあるかと思います。
しかし僕は、できる限り「今」と「これから」について考えたり話したりする時間を取るようになりました。
過去のエピソードも確かに面白いのですが、
- 最近何をしたのか。
- 今はどのような課題があるのか。
- 今どういうことに取り組んでいるのか。
- 何が変わったのか。これから何を変えてゆくのか。
- これからどうしたいのか。
- どんな人生にしていきたいのか。
この手の話をしている時ほど、聞いているこちらがワクワクすることはありません。
過去の話をしてもかまいませんが、ずっと「昔話」しか出てこないようであれば、現状維持(=後退)をしていることなのだと思っています。
未来志向型であるメリット
僕はあまり過去のことを思い出したり、話したりすることはないほうだと思っています。
いえ、正直なところ過去の話もしますが、
- その経験が今にどう活かされているのか。
- どう活かしていきたいのか。
に繋げるように心がけています。
僕の人生は波乱万丈というわけではなかったため(離婚を経験したくらいでしょうか)、「もっと新しくてワクワクすることをしてみたい!」と思ったのも、「未来志向型」になったきっかけなのかもしれません。
未来志向型になりますと、基本的に「次に何をしようか?」という考え方になります。
悪く言えば「飽き性」なのかもしれませんね笑。
僕なりにそのメリットをまとめてみました。
- 「次に何をしようか」と未来のことを考えるようになる。
- 「今を変えよう」と思い、今について真剣に考えるようになる。
- 基本的にワクワクしている。
- いろいろやってみたいと思えるようになる。
- 最近試してみて変わったことを話すようになる。
- たくさんインプットするようになる。
- 過去にとらわれなくなる。
と、僕自身も常に自分をアップデートするようになりました。(言い方がかっこいい笑)
この表現方法が最適かなと思っていまして、毎週あるいは毎月の単位で「新しいこと」に触れているような気がしています。
そのインプットをするために、
- どこかに出かける。
- 本を読む。
- 動画やニュースで最新のことを学ぶ。
- 人と会って情報や新たな価値観をもらう。
と様々なことにチャレンジし、それらをアウトプットするようになりました。
「先へ!もっと先へ!」と考えていますと、自然と過去のイヤなことがどんどん浄化されていきます笑。
それはなぜか。
これからのことや将来のことを考えるだけで、頭がいっぱいになるからです。
これによって「未来志向型 ≒ ポジティブ思考」という式が成り立つような、そんな気もしています。
僕は以前よりもエネルギーがあふれるようになりましたし、過去についてウダウダいうことがなくなりました。
「明日どこに行くんだっけ?」とリサーチを始めた途端に、職場の人や職場での失敗をスコーンと忘れていましたしね笑。
ネガティブであることも生きていくことでは大切ですが、「毎日ネガティブ」よりも基本はポジティブでいたほうが、人生は楽しいはずですよね。
「今この瞬間がずっと続けばいいのに」は現状維持
時間の概念について考え始めたのは中学生の頃でした。
我ながら「マセガキ」だったと思います笑。
「過去」「現在」「未来」と、人は「時」に対して様々な概念を付与しては、あーでもないこーでもないと議論してきました。
僕も大学の卒業旅行でグアムに行った時は、波に揺られながら「この時間が一生続けばいいのに…」と思っていたものでした。
そして社会人となり、なかなかうまくいかない(と思い込んでいた)生活に嫌気が差し、同僚と飲み歩いてはカラオケに行き、フッ軽がかっこいいことだと勘違いをしながら「今を楽しむ」ことに「全額bet」していました笑。
そしてそれこそ「あの頃は自由で楽しかったな」と、学生時代の「過去」に思いを馳せていたものでした。
しかし離婚する少し前あたりから、
- 友人と話をし、
- 本を読み始め、
- お金の勉強をし、
- 人生について深く考えるようになり、
- 新しいことに飛び込むようになり、
「人生の優先順位」を考えるようになりました。
「自分の人生という船」のオールを自分で持ち、自ら漕いで舵を切ってゆくようになったことで、人生がとても豊かになった一年となりました。
学生時代の終わりに「いつまでも続けばいいのに…」と思うような瞬間はもうなくなり、
- 「これからもそうした楽しいことをずっと続けていけばいいのだ」
- 「これからどうしたらあの時の楽しさをまた味わえるだろう?」
と考え方を変えるようになりました。
だからこそ「その時その時の瞬間」に集中できるようになりましたし、
- 「また来たい」
- 「また体験したい」
- 「また会いたい」
と未来への楽しみやワクワクへと変換できるようになりました。
また「この瞬間がずっと続けばいい」ということは、現状に満足してこれ以上の体験はないと決めつけているようでもあったなぁと思うようにもなりました。
確かに「最高の瞬間」とは、人生でそう何度も経験できるものではありませんから、いつまでも続いて欲しいなと思うものです。
しかし一方でそこに居続けてしまうと、その先が見えなくなってしまいます。
だからこそ今を楽しみつつ、少し先を見通しておくこと。
これくらいの按配(バランス)で過ごしていますと、あまり過去にとらわれなくなりますし、「今が続けばいいのに」といった悲しい気持ちにもならなくなります。
毎日先のことを考えて、それに向かって行動してみること。
これだけで人生がどんどん良くなってきたのは、他でもない僕自身が証明済みです。
おわりに
「未来志向型」と勝手に名付けて使っていましたが、改めて「過去を振り返ること」自体を否定しているわけではないことをお伝えしておきます。
要は考え方や気の持ちようであって、
- いつまでも過去の話ばかりしていたり、
- 夢や希望ばかりを語っては何も行動していなかったり、
- 過去のことは全く何も反省して活かそうとしていなかったり、
と、極端な振り幅であっては意味がありません。
過去の経験に照らし合わせて見えてくる「今」もあれば、未来のことについて悩むことで変えてゆくことができる「今」もあります。
どちらが良くてどちらがダメと決めつける必要はなくて、自分の人生を深く考えて指針を持っておくことは大切だということです。
僕自身も別に聖人君子ではありませんから、よく葛藤したり悩んだりすることもあります。
でもそうやって悩み苦しみつつも、前に前にと歩いてゆけるのが人間なんですよね。
現代の文明があるのも、人が進歩をやめなかったからだと思っていますから。
だから僕は、未来志向型の人間でありたいと思っています。
自分の人生がどう変わってゆくのか。どう変えてゆくのか。まだまだワクワクが止まりませんね。
自分の船のオールを、自ら漕いでいい人生にしていきましょう。
それではまた!
コメント