30代は想像力を働かせることが大切だと気づく【相手の立場に立つ】

人間関係

こんにちは。すずきです。(@seiz_suzuki

もう30も超えたという歳なのに、やはりどこかで感情的になってしまう自分がいます。

  • だるいなぁ
  • 疲れたなぁ
  • 鬱陶しいなぁ
  • 面倒だなぁ
  • 嫌いだなぁ

人間ですので、感情的になることは決して悪いことではありませんし、むしろ当たり前のことです。

感情が豊かだからこそ、得られる「大きな感動」もあります。

さて最近は税金の勉強として、橘玲さんの「黄金の羽根の拾い方」を長らく読んでいました。

2002年に出版された古い本ですので、情報も若干古いのですが、思った以上に細かい説明と深い内容であり、とても勉強になっています。

読み終わりそうなので、「次の新しい本を読もう」と思い、久しぶりにBOOKOFFに行きました。

そこで5冊も買ってしまいましたが笑、これからゆっくり読んでいきたいと思っています。

僕はよく読書をしますが、知識以外に果たして何か効果はあるのでしょうか。

今日は感情的になることを制するために、想像力を働かせることが大切だという趣旨で、記事を書いていこうと思います。

映画や小説でインプットしよう

先日、僕の尊敬する「筋肉ライオンこと学長」のYouTubeライブを聴いていたのですが、この方は底知れぬほど「映画好き」だということがわかりました。

どの視聴者の出すオススメ映画にも「あーあれでしょ?」と返しており、かなり詳しく覚えていたからです。

実は僕も、大学生の頃に図書館にある有名な映画(洋画中心)を、かたっぱしから見た覚えがあります。

またTSUTAYAに行っては、何かしらのミステリー系の映画を借りては、自宅で見ていました。

今はじっとしていることが苦手ということもあって、特にサブスクもしておらず、映画を見る機会はめっきり減ってしまいました…

とかなんとか言いつつも、きっちり映画館に足を運んだのは秘密です笑。

後輩にも映画好きな子がいて、「すずきさん、これ知ってます?」とよく話の引き合いに出してきます。

「映画なんて、あまり役に立たなそう」

たくさんの映画を見てはきましたが、同時にそんな感覚も持っていました。

一方で、昔から「小説を読むこと」は好きでした。

よくよく考えてみますと、どうやら「映画を見る ≒ 小説を読む」の公式が成り立つのではないかということに気づきました。

確かにやっていることはどちらもインプットであり、「視覚情報か文字情報か」の違いなだけであって、想像力を掻き立てていることには違いないと思ったからです。

さて、想像力を掻き立てることが、一体何の得になるのでしょうか?

僕も「小説」についてはすごく推してはいたのですが、やはり推しきれていない部分もあり笑、

「ただただエンタメ要素が強く、没入できるくらいのもの」

としか思っていませんでした。

しかし先日のライブでは、筋肉ライオンこと学長はこう言っていたのです。(概要です)

想像力を働かせられる人は、きっと人の気持ちもわかるんだと思う。

だからそういう人は、社会で生きやすいんじゃないかな。

驚きました。

「なるほど。そんな考え方があったのか」と。

僕はとても感動したのでした。

映画や小説でインプットをして、想像力を働かせる練習をしてみよう。

想像力を働かせる=相手の立場に立つ

想像力がある人、それは「=アイディアマン」という意味ではありません。

多くの映画や小説が「ただの浪費」(=エンタメ)だと思っていた僕にとっては、それが想像力を働かせる手助けになるとは、考えもしていませんでした。

映画や小説では、自分の生きてきた時代や環境とは違う設定がなされており、SFもあれば実社会に寄せたストーリーもあります。

普段の生活の中では、日常が当たり前となり、それが僕らの「常識」を形作ってしまいます。

しかしひとたび映画を見たり、小説を読んだりすれば、それらに没入するだけでなく、

  • その世界のあり方
  • 登場人物の琴線の揺れ
  • 自分との比較
  • 逆に自分について考える

など、確かに主観性も客観性も鍛えることができる「学び」となります。

僕も小学生から中学生にかけて「ハリー・ポッター」シリーズを読んでいましたが、映画が出る前はあの世界観を想像だけで形作っており、もっと映画とは違う「魔法世界」をイメージしていたものでした。

そうやって「想像」する訓練をしますと、

  • 「この場合はどうだろうか?」
  • 「なるほど、そんな発想があったなんて!」
  • 「何その道具?!よく考えついたな!」

など、自分の知らないことを補完しようとするようになります。

実はこの作業が、実社会でのコミュニケーションに大いに役立ちます。

それは、

  1. お互い知りもしない相手
  2. 育ってきた環境も違う相手

のことを、想像できるようになるからです。

相手を思いやれない人は、大抵は想像力に欠けています。(僕のことですね)

それを「0から鍛えること」は非常に難しいことです。

しかし、映画や小説などのアウトラインに助けてもらいながら

「この場合は、自分ならこう思い描くかな?」

と想像することができれば、どんどん知らない相手のことを想像できるようになります。

「想像力」を身につければ、

  • 考え方が柔軟になり、
  • 遠い地方に住む人や、
  • 自分とは違う悩みを抱えている人のことまで、

考えられるようになってきます。

僕みたいに「自分の信念」が堅すぎますと、柔軟性が失われ、相手のことを思いやれなくなってしまいます笑。

「ここは人として努力すべきところだ!」と、僕は考え直し、頑張ろうと思ったのでした。

だからこれからは小説だけでなく、積極的に映画も見てみようと思いました。

想像力を鍛えている人は、相手の立場を理解することに長けている。その力は、映画や小説で磨くこともできるのだ。

何に対しても「その先」を見るようになる

ここ1年は特に、世界や自分の命に「感動しっぱなし」でした笑。

「想像力」はいつでもどこでも、その力を発揮します。

  • 大自然や巨大な建築物を見て「どうやってできたのだろうか?」と思ったり、
  • 幸せそうな家族を見て「温かい家庭なんだろうな」と想像してみたり、
  • 疲れてイライラしている人を見て「何かツラいことでもあったのだろうな」と感情を寄せてみたり。

こうして「目の前のモノ」や「目の前の相手のこと」を想像できるようになりますと、その想像が仮に間違っていたとしても、感情的になることに一旦ストップをかけられるようになります。

「たぶんいろいろあったのだろうな」と想像することができれば、

  1. 自分のイラだちや怒りも収まり、
  2. 人に優しくなることができ、
  3. 相手のことを理解しようとする

ようになるのです。

もちろん「間違った想像」をして決めつけてしまうのであれば、それは「想像力に欠けている」のだと思います。

あくまで一度立ち止まって、様々なパターンを想像するだけなのです。

  • 決めつけたり
  • 押し付けたり

することはまた違いますからね。

目の前の人やモノの、その先へと目線をやることができれば、一段階も二段階も上の「理解や共感の力」が身につくのだと感じたのでした。

先日、久しぶりに美術館に行きたいと思い、東京富士美術館に行って来ました。

僕が美術館に行くのは、

  1. 自分との対話
  2. 静かな館内でマインドフルネス
  3. 偉大な作品に触れる

などの目的がありました。

しかしこの話を聴いてみますと、美術館では自分の「想像力」も掻き立てられていることに気づきました。

  • 「この作品はどうやって作ったのだろう?」
  • 「どれだけの時間がかかったのだろう?」
  • 「この時代に何を思って描いたのだろう?」

と。

抽象画であるほど、その想像は難しい一方で、とてもいいエクササイズにもなります。

対人においては、「人間観察」といった実験的でイヤな響きがありますが、道行く人々を眺めて考えをめぐらせて想像するだけでも、人に優しくなることができるようになります。

「想像の経験」はしても、し過ぎることはありません。

想像力のある人ほど、人の立場に立つことができる人であり、すぐに感情的にはならないのでしょうね。

人やモノの先にある背景を想像しよう。自分が少しでも、優しくなっていることに気づくはずだ。

おわりに

映画や小説、美術館だけでなくても、いろんな場面で「想像力」は大切です。

「人間ひとり」生きて行く中では、知らないことなんて、この世の中にごまんとあります。

ただ一方で、それらのヒントとなるようなものもまた、世の中に無数にあります。

  • 様々な文化背景や歴史
  • 信じられないストーリーや生き方

など、すでに世界に存在する作品たちからインスピレーションをもらうことも、大いにアリですよね。

「想像力のある人=相手の気持ちがわかる人、思いやりのある人」

という構図が必ずしも正解ではないとしても、僕は「確かにそうだよな」とも感じました。

「自分」という狭い世界にい続けてしまっては、想像力は養われず、自分の正義を相手に押し付けてしまいがちになってしまうからです。

今回のお話を参考にして、実体験にこだわらず、フィクションの映画や小説にももっと興味を持っていこうと思いました。

ぜひみなさんも、オススメの映画や本を周りの友人に紹介し、逆に自新しいジャンルにも触れてみてくださいね。

それではまた!

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