こんにちは。すずきです。(@seiz_suzuki)
以前に瀬尾まいこさんのそして、バトンは渡されたの原作を読み終わったのですが、
「まぁ面白かったです」くらいの感覚でインスタに載せましたら、
- ぜひ映画を見て欲しい!
- 泣けるから!
- 超おすすめ!
- いいから黙って早くみろ!
と推されに推されましたので「仕方ない…多動の化身であるすずきも、いよいよ映画館にいくか」とようやく重い腰をあげたのでした。
映画館の雰囲気自体はとても好きで、昔付き合っていた頃はよく行っていました。
恋愛下手でデートのプランもてんでダメな僕からしますと、映画館とは雰囲気も素晴らしく、時間も潰せると言う「デート初心者」向けの優しい設計となっております。
僕はじっとしてるのがどうも苦手ですので、あえて映画館は避けていたのですが「ここまで勧められたら行くしかないか!」と思って行ってみた次第です。
結果から言いますと「最高」でした。
「それ以外に表現方法はないのか?」といつも指摘されるのですが、語彙力のないゴリラですのでどうかお許しください。
朝活の一環として
最近、美術館からサウナまで、ありとあらゆるエンタメを朝に取り入れたすずきとしましては、映画館であろうが当然朝イチを狙うしかないと思いました。
午後に友人と会う予定があったこともあり、
「うーん11時からのものだと、ちょっと遅いんだよな…」
と思っていましたら、8時45分からの公開がありましたので、秒でネット予約しました。
映画館は「一週間前から予約!」など到底できませんので、前日の予約となります。
朝から活動することのメリットはたくさんあるということは、以前の記事でも書かせていただきました。
「朝の映画館はどうだろう?」と思って予約画面に行きますと、なるほどかなり空いていました。
ガラガラもガラガラ。
実際当日に映画を見てみても、周りのお客さんはちらほらいる程度でノーストレスでした。
つまり、快適に映画を見ることができるといったメリットがあるのです。
周りの人の動きも気にする必要がなかったので、アイスとカフェラテを注文して優雅な2時間を過ごす準備が整ったわけですね。
「そして、バトンは渡された」
「そして、バトンは渡された」は正直なところ原作にはあまり感動しませんでしたが、映画を見ていた時間は始終泣いてしまいました笑。
特にキャストの中でも主役の3人である、
- 永野芽郁
- 田中圭
- 石原さとみ
は、役がハマり過ぎていて、圧巻の演技力でした。
特に田中圭の演技は本当に素晴らしく「なるほど、だから彼は愛される俳優さんなんだな」と思わされました。
内容をかいつまんで説明しますと、主人公の「優子ちゃん」(永野芽郁)は、とても強靭なメンタルを持つ女の子です。
それもそのはず、親が何度も変わっているからですね。
そうやって「バトン」が次から次へと渡されていくのですが、どの親も本当に愛情深くて主人公のことを心の底から愛してくれるんですよね。
最後の父親となる「森宮さん」(田中圭)が、原作では優子ちゃんに一番寄り添ってくれるように見えるのですが、改めてこうして映像作品として見てみますと、どの親も本当に主人公の優子ちゃんのことが好きなのだなと感じました。
親の無条件の愛・無償の愛がふんだんに描かれていて、特に梨花(石原さとみ)が娘の「優子ちゃん」になんとか良い生活を与えてあげたいと思って結婚を繰り返していく姿は、全くいやらしい気持ちにはならず、「なんと深い愛情に満ちているのだろう」と思わざるを得ませんでした。
とにかく泣けるシーンの連続で、親が変わるがわる交代していくのですがしっかりとバトンが渡されて行き、最後のシーンへと向かうのです。
「あぁ、子どもがいるってこんなに幸せなのかぁ」
と思い、身を捧げて行く父親と母親の姿に何度も泣かされてしまいました。
本当に見に行ってよかったと思っています。
多くの人が携わって1つの作品となる
最後のクレジットでは、当たり前かもしれませんが多くの人たちの名前が流れてきます。
- 照明
- 衣装
- プロデューサー
- 施設の方
- 振り付け
- 音楽
- 映像
などなど。
素人の僕でも「これだけ多くの人が関わって作品ができあがっているのだな」と感心せざるを得ませんでした。
僕が若い頃は、「映像を切り取った部分」にしか目がいっておりませんでした。
でもこうして大人になってみますと、
- 作品の中には写り込んでいないカメラワーク
- 控え室で準備している方々
- ロケ地を貸してくださっている施設
- 演技指導の方
- 周りのエキストラさんたちの存在
など、少し考えを膨らませるだけでも「裏方の人たちの仕事」が見えてきます。
僕はダンス公演に何度も出てきたからこそ、そう言った「裏の部分」が分かるのかもしれません。
音響、照明、スタッフ…
それらを総じて「チーム」ですから、1つの作品には多くの方の思いが詰まっているのだなと感じましたね。
だからこそ俳優さんも女優さんも、それに応える全力の演技をするのだなと思います。
演者としてダンスをする時も練習以上に力が入るのは、見てくれているお客さんを始めとして、多くの方の思いに応えたいからなのかもしれませんね。
映画を通して学べること
映画を映画館で見るメリットは、以前読みました樺沢紫苑さんのインプット大全にも載っていたのですが、正直なところ僕は懐疑的でした。
- 2時間じっとしていなければいけないし、
- 新しい学びがありそうでもないし、
- 所詮エンタメでしょ?
- もっと経験と知識と行動をだな…
と穿(うが)った見方もいいところでして、遠出したり経験をしたりすることを好むようになってきたためか、「時間つぶしのようなもの」という見方に偏ってしまっていました。
でもこうして映画館に行ってみますと、動き回ることとはまた違った感覚の体験が得られることがわかりました。
- そもそも雰囲気が良い。
- 大きなスクリーンと、質の良い音響下で映像を見られる。
- リラックスタイム。
- 感動できる。
- 笑える。
- 内容から学ぶことがある。
- シェアできる。
- また人にオススメすることができる。
などなど、非常に多くのメリットがあることに気づかされました。
ひとりで見ていれば大泣きしていたって構いませんし、映画を見たい時間帯も自由に決めることができます。
そして何より、こうして何かしら感じることがあるということが大きなポイントです。
スクリーンを前にするだけで、喜怒哀楽の感情を出せるのなんて最高ですよね。
サブスクをして様々な映像作品を見ることもまたいいことではありますが、僕は普段から「おうち時間」や「移動時間」で動画を見ませんので、こうしてたまに映画館に来ることは僕にとっては「新鮮な体験」となるのです。
おわりに
大学時代は、むさぼるようにして映画を見ていたこともありました。
最近は「体験型のインプットじゃあ!」「アウトプットしてなんぼじゃあ!」と、行動や体験に全振りしていたため、腰を据えて映像作品をじっと見ることがありませんでした。
久しぶりに(ひとりで)映画を見に行くことで、「あぁこういう時間もたまにはいいな」と思うことができましたので、また新たな「手札」を手にいれることとなりました。
僕の行動リストに追加したいと思います笑。
いろんな体験を通して人生を良くしていくプロジェクト(何それ?)が、着々と進んでおりますね。
食わず嫌いにならず、これからもいろんなことに挑戦して飛び込んでいきたいと思います。
それではまた!
コメント