小さなプライドを捨てて自分らしく生きること【目の前のことを大切に】

幸せ

こんにちは。せいじです。(@seiz_suzuki

先日から、青山美智子著『お探し物は図書館まで』を読み始めました。

まだ一章しか読んでいないのですが、短編のオムニバスとなっており、とても面白く読まさせてもらっています。

早速一章から「ダメダメな主人公」が出てきまして笑、以前に読んだことのある『夢をかなえるゾウ』を思い出しました。

若い女性の主人公は、どこかで、

自分ならもっとできる

と、過信していたのでしょうね。

僕にもそういう時代はありましたし、思い返せばプライドの塊(かたまり)でもありました。

今日は「プライド」「目の前のこと」などについて、書いていきます。

小さなプライドは捨てていこう。大切なのは、目の前のことを地道に進めてゆくことなのだ。

過信していないか?

僕も若い頃は、

自分の能力なら、なんでもできるはずだ

と思い込んでいました笑。

まぁ、若気のいたりってやつですね。

もちろん、そういう気持ちは持っていたらいいですし、本気であれば大きな夢を描くべきです。

ただ、一番よろしくないのは、

  1. できると信じている割に
  2. 行動が伴っていないこと

ですよね。

さらに悪いことに、自分が「大きいこと」を成し遂げられませんと、

自分はなんでこれくらいの目標を達成できないのだろう…

と、「卑下モード」に入ってしまう人もいます。

このように、

自分はものすごいできる人間なんだ!

という自尊心が強すぎますと、空回りしてしまうことがあるのです。

僕も、だいぶ自分自身の力を「高く」見積もっていました。

しかし、誰でも大谷翔平やイチローになれるわけではないですし、誰でも歴史を変えられる偉人になれるわけでもありません。

高い志(こころざし)を持つことそれ自体はいいのですが、心のどこかに「慢心」がありますと、得(え)てしてうまくいかないものです。

だから僕は、いつも自分に言い聞かせています。

一日や一年で、なんでもできるようになると思うなよ

と。

ローマは一日して成らず。

石の上にも三年。

いろんな格言がありますが、それは別に、

短期間では、お前ごときに何も為すことはできない

という悲観的な意味ではありません。

どちらかと言いますと、その人の気の持ちようなのかなと。

抽象的かつ概念的なお話かもしれませんが、僕はこれがある種の真理だと思っています。

自分の能力を信じることは素晴らしいことだ。しかしそこに過信がないか。改めて考えてみよう。

小さなことから始めること

本書の第一章では、典型的な社会人一年目のような(悪い意味での)「若者の像」が描かれています。

しかし、これは若い人に限ったことではありません。

どんなに歳を重ねても、誰にでも起こり得ることです。

何か大きいことをしなければ!
こんな地道なことより、もっと特別なことを!

と思っている30〜50代、あるいはもっとご高齢の方も、いるのではないでしょうか。

僕が個人事業を始めて感じたことは、

目の前の人に、いかに熱心に丁寧に、英語を教えられるか

という、至極当たり前のことでした。

小さなこと、目の前のことすらちゃんとできない人が、大きなことを為せるわけがありません。

本書でも、主人公はスーパー(みたいなお店)の正社員として働くのですが、彼女はどこかでレジ打ちやカスタマーサービスという業種を見下していました。

しかし、

自分がいかに目の前のことすらもできていないか

を見せつけられ悟ったことで、目の前のもっと小さなことに真剣に取り組み始め、「人間らしく」生き始めるようになります。

僕はこのブログでもよく触れていますが、どんな業種にも意味があって、それを求めている人がいるということを忘れてはいけません。

僕らが自由に移動できているのもインフラを整えてくれる人や運転してくれる人がいるからであり、ご飯が食べられるのも農家の方々やロジスティクス(物流関係)の方々がいるおかげです。

ではみなさんが今やっていることとは、どうでしょうか。

果たして意味のないことでしょうか。

  • 会社員だって
  • 公務員だって
  • 社長さんだって
  • フリーランスだって

人の役に立てていれば、それでいいじゃないですか。

なぜ稼げていないと、イコールそれが「ダメ」になるんですか。

僕には理解ができません。

お金も大事ですし、否定はしません。

あればあるだけ、いいわけですしね。

でも、それが何かの序列の対象になるとは思えないのです。

  1. 今ある仕事に誇りを持ち
  2. 全力で目の前のことに取り組むこと

まずはここからなんじゃないでしょうかね。

目の前の小さなことを始めてみよう。それができなければ、先に進むことなんてできない。

他人の人生を生きるな

小さなプライド」に限らず、

他人からよく見られたい

という気持ちから、等身大の自分 “以上のこと” をやろうとする人もいます。

若かりし頃の僕もそうでしたし、個人事業を始めた時も勝手が分からず、

俺なら稼げるっしょ!

と、多少たかを括(くく)っていました。

それは心のどこかで、

周りから尊敬されたい

という、承認欲求的な何かがあったからなのかもしれません。

新しいことを始めたり、ちょっとトリッキーなことをやっていたりしますと、

何かデカいことやってよ!

と言ってくる人は一定数います。

結論、それらは、

  • 僕にとっても
  • みなさんにとっても

全く耳を貸さなくていい言葉です。

先述した通り、「目の前にあること」を淡々とやることです。

会社員や公務員だと何も言われないのに、個人事業だと「何か大きいことを!」と言われるのはよくわかりませんよね。

どんな仕事にも優劣はありませんし、自分が好きなように生きることのほうが、僕はよっぽど優先順位が高いと思っています。

他人がこう望んでいるから

という考え方が潜在的にある人は、注意が必要ですね。

他人には勝手に言わせておけばいいですし、正直、言った本人は言ったことすら覚えていません笑。

みなさんだって、

あいつ何してるかなぁ…

なんて、頻繁に思うことはないでしょう?笑

みんな自分の人生で精一杯ですし、他人に期待なんかしていません。

逆に考えればわかること。

仮に大成功を収めたとしても、見せびらしたり自慢したりすることもよろしくありません。

どうせ、

へぇ、そうなんだ!すごいじゃない!またね!

くらいで、もう明日には忘れられています笑。

他人が望んでいることなんて、僕らが勝手に描いている「幻想」です。

みなさんはみなさんの、僕は僕なりの道を行けばいい。

でもそこには、小さくても「やるべきこと」が目の前に必ずある。

それに集中することのほうがよっぽど自分らしく、人のために生きていることになりませんかね。

僕はいつまでも教壇に立っていたい。

その形はオンラインでもいいですし、もしかしたら動画になるかもしれない。

はたまた教員に戻るかもしれないし、自分で学校を作るかもしれない。

いずれにせよ、

人に言われたから

と、そんな形で僕が自分の事業をやっていたら、みなさんも引くことでしょう。

これは「ニーズ」ではありません。

参考にしたり、アイディアのヒントとして受け取ったりすることはあってもいいですが、期待に応えようとする必要はないのです。

自分がどう見えているか。これを気にしている人は結構多い。そうやって他人の人生を生きることなく、自分の望む人生を生きていこう。

おわりに

この書籍も、実は生徒さんから教えてもらったものでした。

一所懸命、目の前のことに熱を注いでいますと、いろんな出会いがポツポツと生まれてきます。

まだ本書は読み始めたばかりですが、大切なことを教えてくれそうです。

それではまた!

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