こんにちは。すずきです。(@seiz_suzuki)
最近、周りの友人たちの人間関係に疲れているという発信を目にします。
4月から新しい職場や環境で新生活をスタートし、夏まで来ますと、
と思うような人がチラホラ出てきます。
これは至極当然のことであり、何も不思議ではない「自然現象」として僕は捉えています。
ただ、生きることにおいての悩みのほとんどが「人間関係」であるように、その悩みはいつになっても尽きないものですし、深刻に受け止めてしまうものです。
そもそも「合わない人と関わらない」こと自体が難しいのは、
- 会って初めて
- 話してみて初めて
わかることがたくさんあるからです。
今日はそんな「疲れた人/悩んでいる人」のために、僕なりの、
「人間関係に悩んだ時にとるべき行動」
をお伝えしていきます。
相手の悪い点だけを口にしない
- 距離を取る
- 課題の分離
- 関わらないようにする
というのは、僕が以前から書いていたことなので、改めて言及するつもりはありません。
人間関係で疲れてしまった時は、どうしてもその相手のことが気になって仕方なくなってしまいます。
すると、友人たちと会った時にその人に対するグチや悪口を言ってしまうことが多いものです。
以前の僕はまさにそれそのものでして、飲み会に行っては、
と言ってはストレスを発散させていた「つもり」になっていました。
しかし、
- 関係が悪化した人
- なかなか合わない人
についての悪口を言うことは、あまり意味がないということに気づきました。
ストレスは溜まる一方で、発散されないのです。
と思われる方が多いですが、解決策はとにかく思考から消すことです。
いえ、実は言語化しないことが一番なのです。
人に伝えれば伝えるほど、そのモヤモヤはさらに「モヤモヤ感」を帯びてしまい、ずっと頭に残り続けてしまいます。
僕も人間関係がうまくいかなかった時に、同僚の先生たちにグチや悪口を吐き出しまくったことがありました。
しかし残ったのは、
- グチってしまった後悔
- さらに募るイライラ感
であり、解決に導かれることはありませんでした。
最近はもう、たとえうまくいかないことがあっても、親しい友人に話すことは極端に少なくなりました。
その話している時間がもったいないですし、どんなに友人に「合わない人の悪い部分や納得のいかない部分」を伝えても、自分の思考の中にいる「相手の像」は変わらないからです。
- 相談をもちかけること
- 他者の悪い部分を指摘すること
この2つは似ているようで違います。
前者については、必ず相手のいい部分や仕方のない部分も列挙しながら話します。
何かしらの「改善」を図ろうとするからです。
そうしますと、
「その人について、キライだから怒っている」
という感情がなくなってきます。
その人の良い部分も見られるようになりますと、そもそも「人間関係に悩んでいる自分」がいなくなってしまうというわけです。
- 悪口などは言語化しない。
- すると思考から徐々に消えてゆく
これで僕は、人間関係においてだいぶストレスフリーになりました。
自分の中に溜まってしまったモヤモヤは?
では、言語化しないことによって自分の頭の中に残ってしまったこの思いは、どうすればよいのでしょうか。
経験上、その「モヤモヤ感」は思考から徐々に消えてゆくものだと思っていますが、
と思う方もいるかもしれませんよね。
そうやって思い詰めてしまい、悩んでしまう人がたくさんいるのは確かに事実です。
僕も本当に人間関係がイヤになったことは何度もあり、その「悩み」をどうしたものかと「悩んで」いたときがありました。
解決策の1つは、
「自分が楽しいと思う場所に行くこと」
です。
これは先ほどの「グチや悪口を言わないこと」につながってきます。
自分が本当に楽しめる場所に、身を置く時間を確保することです。
もしそのような場所があれば、そこでグチや悪口を言う暇なんてないはずだからです。
自分にとっての「第三の場所」を確保することに、全力を尽くしてみてください。
と、「悩みの種」にも思考が向かなくなってきます。
もちろん趣味などに没頭するのもいいことなのですが、やはり「自分という存在を認めてくれる場所」を確保することです。
その「カード」がある限り、別の「カード」を切り捨てることができるからです。
- 関係が良くない人の悪口を言語化しない。
- そして徐々に思考から消えてゆくようにする。
- 第三の場所(自分の存在を認めてくれる場所)に身を置く。
こうすれば、結果的に「その人(たち)」と距離を取ることができます。
どうしても付き合わなければいけない場合は、所属している環境自体を変えるしかありません。
これは「最終手段かつ即効性があるもの」ですが、なかなか簡単にはできないものです。
それも1つの手段ですが、
- 自分の存在を認めてもらえるところで
- 「楽しくて幸せな時間」を存分に過ごすようにすること
が、長い目で見てもより効果的だと思っています。
自分の悪い点を見つめ直すメリット
僕が人間関係で特に意識するようになったのは、「原因自分論」でした。
- その環境を選んだのは自分
- その人と関係を持っているのは自分
というのが原因自分論であり、僕も大好きな論なのですが、この思考に行く前に「まず自分の非を考えてみること」をするようにしています。
少しだけ独自にズラしているやり方は、
と、自分の行動について考え直すということです。
僕はこれを、どんなに自分が正しいと思っていてもやるようにしています。
それは何も、
「自分の悪い点を無理やり探し出す」
ということではありません。
「相手が100%悪い」と思っている状態では、必ずそのイライラはなくならず、ずっと思考に残り続けるため、あえて「自分も何かしてしまったかも」と思うようにしています。
「お互いに悪かったかも」という前提にしておくのです。
そうすれば優しくなれますし、イライラも消えていきます。
ただ単に、
と思った時も、
と思うのではなく、
と、相手の悪い点ではなく、合わせられない自分に思考を向けるようになりました。
自分には合わない、合わせることができない。
そう思えれば、相手に対して嫌悪感を抱くことはなく、自分の環境や行動を変えるようになります。
もし理不尽に攻撃(悪口を言われたり過度にいじられたり)されてきたら、その場合はどう考えても相手に非があります。
- 関わらない
- 付き合わない
ことが最善の策です。
困った時の対応の仕方や考え方を、あらかじめ決めておくとよいでしょう。
おわりに
ここ1〜2年で人間関係に悩むことがなくなったのは、
「誰に対しても敬意を持つこと」
を徹底するようになったからでした。
言い方は悪いですが、どんなに「しょうもない人」と対峙しても、
- 良い点を見つけたり
- 仕方ないよなと割り切ったり
することで、相手に責任を押し付けなくなりました。
これはとても効果的でしたし、自分が人として成長しているようにも感じました。
とはいえ、今でも多少は、
と悩む時はあります。
そんな時のために、
- 悩んだ時にどう対処するかを常に考えておき、
- ツラくても自分を認めてくれる人や場所を持っておくこと
で、長期的かつ深刻に悩むことがなくなりました。
今振り返ってみれば、勝手に自分で悩んでいたこともいくつかあり、考え方1つで気持ちが変わったはずのものもありました。
人間関係における悩みについては、「解決策が決まっている」というシンプルなものはありません。
それでも、
- 視点や考え方を変えたり
- 自分の「緊急避難場所」を確保しておいたり
すれば、解決するケースもあります。
ぜひみなさんも、このような思考法をお試しください。
何かの役に立てれば幸いです。
それではまた!
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