自分の周りの小さな輪から幸せにする【自分の能力の輪】

人間関係

こんにちは。すずきです。(@seiz_suzuki

かの世界最高の投資家、ウォーレン・バフェットはこんなことを言っています。

最も重要なのは、

自分の「能力の輪」をどれだけ大きくするかではなく、

その輪の境界をどこまで厳密に決められるかです。

何か「コトを成そう」と思うこともとても大切なことですが、自分ができることを理解しておくことも大切です。

彼の言葉は「投資について」の言及かもしれません。

でも「一事が万事」ともいいますよね。

この名言は、人生の全てにおいて関わってくるものだと思っています。

今日は、僕が自分の「能力の輪」を理解するにあたって、大切にしていることを書いていきます。

自分の周りの近くにいる人たちから幸せにしていくこと。それが僕のミッションだ。

世界を見据える前に…

最近は、スコット・ギャロウェイの「GAFA 四騎士が創り変えた世界」を読んでいました。

この書籍では「四騎士がいかに世界を変えたか」が書かれていますが、やはり彼らもスタートは、

  • ガレージだったり
  • 小さな会社だったり

と、スモールスタートであったことに変わりはありませんでした。

一方で僕はといえば、

僕もいずれは、彼らみたいに世界を変えてみたいな…

と、以前は思っていたものでした笑。

しかし徐々に、その考え方は変わっていきました。

それはウォーレン・バフェットの言う、自分自身の「能力の輪」を見極めるようになったからです。

  • 有名になりたい。
  • 世界的に大きなことを成し遂げたい。

という野望やビジョンを持つことは素晴らしく、否定されることではありません。

ただそれは、「僕にとっては」中身のないゴールでした。

結果的にそうなれば、それは「世界中の人々のために貢献した」ということになりますので、素晴らしい「偉業」だといえます。

しかし僕は、GAFAは「結果的にそうなった」と思っています。

卑屈や妬みで言っているのではありません。

各社のCEO(最高経営責任者)はビジョンがあり、ストーリーテラーとして魅力のある方々ですが、彼らも最初は隣にいる人を幸せにしようと思って動き始めたと思うからです。

一方で僕は、彼らのような魅力的なCEOと違って、「一般ピーポーの典型例」と言っても過言ではありません笑。

だから僕ができる範囲は、「まず身近なところ」以外にあり得ません。

そうやって自分の「できることの範囲」を絞っていくことから始めると、

  • 注げる熱量
  • 集中すべきこと

が、だんだんわかるようになってきます。

世界を見据えることもかっこいい。でもまずは、自分の「能力の輪」を知ることが第一歩だ。

まずは身近な人を幸せにすること

みなさんの周りにも、

  • 守りたい人
  • 大切にしたい人

がいると思います。

それは家族だったり、友人だったり、恋人だったりするでしょう。

僕でしたら、友人や家族は真っ先に「大切にしたい人」リスト候補に入ってきますが、やはり先生という職種ですので「生徒・保護者たち」に対する責任を感じています。

1クラス、たった30〜40人か…

と思ったこともありましたが、今考えればそれが僕の限界であり、もっと少なくてもいいくらいです。

1人の人間にできることなんて限られていますから、

「1クラスの担任」

となれば、自ずと僕の「能力の輪」が見えてきます。

僕が「事業を始めたい」と思い始めた時は、

  • 「より多くの人を!」
  • 「僕にはもっとできる!」

と意気込んでいたものでしたが、生徒や保護者と関わったり、社会人の方々に英語を教えていますと、

僕の能力の輪は、大して大きくもない

と思うようになりました。

これはネガティブに考えたわけではなく、むしろポジティブに考え直したというほうが正しいです。

僕のミッションは、周りの近くの人を幸せにすることだ

とわかったのです。

自分の近くにいる人を幸せにすることすらできない人が、多くの人を幸せにできるはずがありません

今の僕にできることは、実は自分が想像している範囲よりもずっと小さかったのです。

その点を理解することで、「自分のやるべきこと」に注力することができるようになり、より集中して毎日の仕事に取り組めるようになりました。

まずは自分の周りの人、家族や友人を幸せにすることを考えること。自分のできることは、意外にも限られているからだ。

どこまで行っても過信しない

今のほうが「できるようになったこと」が増えているはずなのに、なぜか以前の僕のほうが自分の能力の輪を越えようとしていたものでした。

それは、

自分にはできる!

という過信があったからに他なりませんでした。

もちろん「自分を信じること」は大切なことです。

ただ「能力の輪」を越えてまで何かをしようとしますと、どこかで必ず空回りし、パンクします

そうやって勘違いしながら「過信していた時代」は、精神的にも貧しくて内実を伴わない状態でした。

今のほうがもしかしたら「保守的」に見えているかもしれませんが、実は今までの人生の中で一番攻めていると感じています笑。

それは自分の能力を真の意味で理解し、

  1. できる最大限の能力を、
  2. 近くの人たちにフルに発揮している

からだと思っています。

自分の能力の範囲を知ることで、その分近くの人たちを幸せにすることができるようになります。

  • 家族や友人と過ごす時間
  • そのために費やした時間やお金

は、僕の人生を豊かにし、僕自身も「周りの人をもっと豊かにしたい」と思えるようになりました。

そうして周りの人を笑顔にすることだけで、僕の人生は十分幸せに満ちるようになってきたのです。

自分を信じることと過信することは別物だ。できる範囲を越えないことは、むしろ自分の能力を最大限に使うことになるのだ。

おわりに

「完全に自分の『能力の輪』がわかった」

とは言い切れませんが、少なくとも以前よりは「自分のできること」を客観視して、身近な人のために尽くすようになりました。

この考え方は一見するとネガティブですが、僕は以前よりも毎日が充実するようになりました。

  1. 自分のできることを知り、
  2. 能力の輪の範囲内で最大限のパフォーマンスをする

ことができるようになったからですね。

簡単なように見えますが、以前の僕はこれが全くと言っていいほどできていませんでした笑。

だから、まずは己を知ることからですね。

そして身近な人を笑顔に、幸せにしていきましょう。

それではまた!

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