大切なのは陰で支え背中を見せること【若き日々を思い出してあげる】

人間関係

こんにちは。せいじです。(@seiz_suzuki

先日から「生徒情報の錯綜」によって、他学年の若い先生たちが保健室の先生たちとドンパチやっていました。

「課題のある生徒に対して支援をしているグループ」

に所属している僕は、両方からの話を聞いていますので、悪く言えば「板挟み」の状態でした笑。

その様子を見て、

ちょっと会議に出てみますね

と、他学年ながら会議に出させてもらうことになりました。

初めての参加でしたが、若い先生たちのイラ立ちようと言ったら…

グチにつぐ、グチの嵐。

他責思考で自己中心的…もう目も当てられません。

いやいや、言いたいことはわかるんですけどね。お互い歩み寄っていけばいいのでは…

と、何とか口を挟むことに成功しました。

今日は「若い先生たちへのアプローチの方法」を探っていきたいと思います。

若い先生たちはまだまだ未熟だ。自分がそうであったように、陰からサポートをしてあげよう。

自分も昔は若かった

そんな「カオス」な会議を見ていますと、

あぁ〜これはもう収拾がつかない状態まで来ちゃってるなぁ

と感じました。

イラ立ちを露わにする若い先生たち。

同じ土俵に立ってしまっては、もうどうしようもなくなってしまいます。

ということで、僕のほうからは「優しく丁寧に」状況を説明しました。

先生たちがツラい思いをされているのがよくわかりました。僕のほうで保健室の先生や管理職とも話し合ってみますね。いずれにせよ、最終的に大切なのは生徒ですから

と、何とか「いがみ合っている先生たち」の間をとり持ちながら、話をまとめることができました。

その時に感じていたのは、「若い頃の自分もあんな感じだった」ということでした。

  • うまく行かなければイライラし
  • そうしてイラ立っては人のせいにし
  • 結局はグチや文句ばかりを垂れ流す

という状態でした。

こうして側(はた)から見ていますと、自分もそうだったと思います。

若い頃は、良くも悪くも「教員としてのプライド」を持っています。

教員になる人とは少し「特殊」です。(僕もそうでしょう?笑)

教壇に立つことからもわかるように、

  • 誇りを持って
  • 自信を持って

先生になっている人は多いです。

その分、同僚とぶつかってしまうことはよくあります。

だから僕は、

うん。仕方のないこと。変わるまで時間がかかりそうだな

と思いました。

何より、自分自身がそうだったからですね。

若い頃は小さなプライドがあって、狭い考え方しかできない。それが変わってゆくまでには、多少なりとも時間がかかるのだ。

若い人たちをサポートすること

若い頃の自分とダブるような感覚は、久しぶりでした。

他学年には若い先生たちが集まっていたこともあり、

懐かしい雰囲気だなぁ

とさえ思いました笑。

こういう時に一緒に飲みに行ったりできればいいのですが、残念ながらそんな暇はありません。

ということで、彼らを「サポートすること」に力を入れてみようと思いました。

とはいえ、そんな仰々しいことではありません。

ただ単純に、

  • 相談に乗ってあげたり
  • アドバイスをあげたり
  • 彼らの話を聞いてあげたり

と、彼らのために「時間を割いて経験を伝えてあげること」にしたのです。

今回出た会議でも「こんなにベラベラと意見を述べる30代教員」が珍しかったのか笑、わずかながらお役に立てたようでした。

一応、曲がりなりにも教員歴は9年目ですし、いろんな「ヤバい」先生たちと関わってきましたからね笑。

僕が前任校にいた時は、こういうことをしました

と具体例を出してあげますと、彼らも「そうなのか」と納得してくれます。

「どうやったら、先生同士で密にコミュニケーションをとっていくことができるのか」

今回のポイントはまさにこの点だったと思っています。

これから自分が「どのように振る舞っていくか」は、長い教員人生を「いかにうまくやっていけるか」の決め手となります。

ただこればかりは、自分の弱さや未熟さに気づくしかありません。

  • どれだけ自分の「経験のなさ」が人に迷惑をかけているのかを知り、
  • 自分の知らない様々なところで、多くの先生方に支えてもらっているのか。

ここに気付けない限り、いつまで経っても若い先生たちは「未熟なまま」なのです。

その点に自然に気づかせるようにするには、実は生徒と一緒で、

「偉そうに振る舞うことなく、下手(したて)に出て支えてやること

です。

この人の言っていることなら信用できる

そう思わせられるように、僕から働きかけていかなければならないのですね。

若い先生たちを支えることで、彼らに「誰かに支えられて業務ができていること」に気づいてもらおう。その誠意は必ず伝わるし、彼らが変わるきっかけとなる。

結局は「人柄」がものを言う

若さゆえのプライドもわかりますが、チームでやっていくような教育現場では、結局「いい先生」とはその人の人柄がものを言います。

彼らはまだ、昔の僕みたいに文句を垂れては「自身のクラス運営は微妙な状況」といった有り様でした。

もちろん、クラス運営とはなんだかんだ言って「なんとかなるもの」です。

ただ、生徒や先生たちと長く付き合ってゆくのならば、やはり先生の「人柄」は大切な要素です。

これは何も、気をつかってヘコヘコすればいいということではありません。

  • いつでも謙虚でありながら
  • 周りの先生の意見を取り入れ
  • 生徒に迎合せずに毅然と指導をしていくこと

が大切です。

そんなこと最初からできるわけがない

当然のことです。

僕も長い年月をかけて自分の未熟さに気づき、謙虚になることができました。

そして意見を言わなければいけない時には、はっきりと意見を言うようにしています。

しかしこれについてもまた、以前ほどの「トゲのある言い方」ではなくなりました。

相手の意見も尊重しながら、

  • ものごとの本質
  • 変えなければいけないこと

を見失わないこと。

このおかげで、若い先生たちが感情的になっているところでも、

言っていることは重々わかるけれど、やるべきことはこれだと思いますよ

と、優しく伝えることができました。(かな?笑)

こうした後輩指導の端々にも、僕の「人柄」が彼らに見えているはずです。

つまりそのアプローチの仕方もまた、自然と彼らの模範となるのです。

先生とは難しい生き物です笑。

僕自身が「気難しい若者」だっただけに笑、変わるのには時間がかかるということを知っています。

でもやはり、最後に残るのは「人柄」です。

その理想の形を僕自身が伝えていければと思っています。

先生とはいえ、生徒や他の先生たちとうまくやっていくにはその人の「人柄」が大切だ。ただ優しいとか、何も言わない平和主義であってはいけない。そのあり方を背中で教えていくのだ。

おわりに

若い先生たちは、まだ「若い」です。

僕も一応その部類に入るのでしょうが、経験年数としては長いほうに入ってきます。

20代の先生たちはその若さゆえに魅力的である一方、まだまだ未熟で学ぶべきことが多いものです。

それなのに、

お前にだけは言われたくない

と言われるような、そんな先輩教師であってはいけませんよね。

僕自身も、尊敬されるような先生でなければなりません。

僕も僕なりのアプローチをとって、彼らのために一役買えたらいいなと思っています。

それではまた!

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