30代が神社仏閣に行き始めた話【偉大なものを求めて】

幸せ

こんばんは。

前回「雨の中での散歩の良さ@庭園や公園」を語ったわけですが、同時にすずきは神社仏閣巡りも盛んになってきました。

ご存知の通り「御朱印集め」のような苦手分野である「記録残し」の手法はとっておりませんが、最近の楽しみでもあります。

神奈川であれば鎌倉周辺に多いですし、東京であれば東京駅周辺や浅草寺、明治神宮など意外にも都内にもかなりの数が見受けられます。

少し足を伸ばせば日光やあるいは京都・奈良を訪れてもいいかもしれません。

では公園や庭園と違う魅力とは何か。お伝えしていこうと思います。

神社仏閣の魅力とは?

神社仏閣には日本独自の文化が作り上げた「ならでは」の趣があります。

すずき個人が思う魅力をそれぞれ語っていきます。

神秘的なパワーがもらえる

すずきはここ1年で多くの美術館を回りましたが、やはり美術作品が人の手で作られているのと同様に、神が宿る場所あるいは神聖な場所として神社仏閣は同じように「人の手」によって作れらており、そこにはパワーがあります。

あまりスピリチュアルな話はしたくないのですが、現代でも普通に「パワースポット」と言うようにそこにある目に見えないエネルギーみたいなものは、今も昔も変わらずに人々が感じるものであって「科学が発展したから無視してもいいもの」とはなっておりません。

美術作品の圧倒的な偉大さや放たれるパワー・エネルギーに似ており、ある意味その境内というか敷地内に踏み入っただけで美術館に入ったような、作品そのものの世界に入り込んだような、えも言われぬ感覚に浸ることができます。

なぜそのようなエネルギーを感じられるかと言われますと、すずき的解釈をお伝えするのであれば美術作品同様、長い年月の間そこに存在しているからに他なりません。

美術作品と違うのは屋外、つまり自然の力である雨風などに耐えながらそこに存在しているという点です。

大樹なども同様に何年、何百年と立ち続けているだけでその生命力に圧倒されます。

神社仏閣は木造であることがほとんどですので(あるいは石や土)、そういった点でも大樹と似ています。

それらに畏敬の念を抱くのはごく自然なことであり、大先輩から見下ろされているような感覚を覚え、パワーをいただくことができるのです。

建造物が圧倒的

絵画作品の中でも日本古来から存在する神社仏閣はテーマになることが多いです。

その建築はまさに職人技。

ある意味境内に入って建物を観察するだけでも美術品を見ていることと違(たが)わないレベルで鑑賞することができます。

特に木造建築は昔の人々から受け継がれている職人技であり、現在でも残る職人たちの仕事は圧巻で神業と言ってもよいでしょう。

だからこそ神社仏閣は長く存在できると言っても過言ではないですから、つまりそれが意味するところは「神・自然・人」が一体となった場所であるとも言えます。

釘などを使わずに立っている門一つを見てもそうですし、本当に小さな部分にも細かな意匠が凝らしてあり、その造形美に舌を巻くほどです。

さらに言えば、最近訪れた鎌倉の神社仏閣は高い料金でもせいぜい500円ほどです。

それでいて散歩もできるし、感動もできるし、行かない理由が見当たりません。

行く意味なんてないよと思っていた方は、そうした建造物を見るだけでも感動しますのでぜひ。

しかもそれがまた大きいものであれば感動は一入(ひとしお)です。

自然と一体である

神社仏閣は少し喧騒から離れている場所にあることが多いです。

神を祀る場所でもあり、修行をする場所でもある、となると山の中であったり森の中であったりが多いです。

すると自然大好きっ子であるすずきにとっては、かっこうの行き先(ターゲット)となります笑。

先ほど述べた「大樹」も境内に生えていることが多く、それがまたシンプルに大きいんですよね。

それらを見上げるだけでも自分がいかにちっぽけかわかります。

また日本ならではの庭園や作り込まれた敷地内を見て歩くだけでも、いかに自然を大切にしているかというか、自然の中に溶け込ませてあるかがわかります。

本殿に行くまで結構歩いたりもするのですが、それがまたいい運動になりますし自然を感じられる時間ともなります。

神社であれば「鳥居」がありますので、そこを一礼してくぐればまるで別世界に来たように感じることもできます。

異なるもう一つの世界として人間社会から入り込んで行くと、そこにある自然と昔の人々の神秘を獲得できる時間が得られるのです。

故人との対話

こう書くとかっこいいと言うか言い過ぎだろと言われそうなのですが、すずきは以前にも建物や人工物にも感動を覚えてしまう性質があると申し上げた通り、神社仏閣の建造物や境内を眺めることで昔に思いを馳せます

「何百年も前にこのお寺が、神社が造られ、そこに多くの人が携わったんだよな…」と。

すると昔の人もここを歩いたのだろうなとか、ここで修行したのだろうなとか、ここで祈りを捧げたんだろうなと思い、妄想にも近いかもしれませんが気持ちタイムスリップしたように感じることができます。

するとやはり特異な空間というか、敷地内にいる時間はちょっと長く感じるというか、独特の時間感覚で時間が進んでゆきます。

僕は日本史が得意というわけではないですが、知識がなくても(あったらなお良いですが)ちゃんとその場に行って空気を感じることで得られるものもあるんだなと思いましたね。

そこにある仏像や建築物やお寺や鳥居や狛犬…一つ一つに目を向けてしっかりと見れば、その偉大さがなんとなしにわかるというものです。

故人との対話をしに行くと思って訪れるのもありかもしれませんね。

時代背景を考えるきっかけに

この前訪れた鎌倉についても、別に鎌倉に住んだこともないのでよくはわからないのですが、なぜそこに神社仏閣が集中しているのかと考えるきっかけになります。

東京にも無数に残っている神社仏閣はなぜそこにあるのか。どういった経緯でそれが造られたのか。そう考え始めれば、歴史が苦手な人でも自然と気になり始めます。もちろんすずきもです。

「これだけ大きくて立派なものを作るにはどう考えたって人手やお金が要る…ということはお偉いさんが多かったのか?」とか「幕府の影響なのかな?」とか。

間違っていても構わないので、こうやってその土地に対して考えるきっかけにしてしまえば、より深い学びにつなげることができます。

少し脱線しますが、他の土地についても同じように考えることができます。

なぜ東京は栄えているのか。銀座ってなんであんなに高級な場所なのか。原宿ってなんでストリートカルチャーが育ったのか。など。

そうした答えは意外にも美術館でゲットすることができたり、あるいは実際に神社やお寺に行った時にチラッと看板を見て、数分かけて読むだけでもわかったりします。

すずきは飛ばし読みこそ多いですが、美術作品や神社仏閣をみたりするだけではなく、そこにある説明文や解説文もしれっと読んでいます

全部覚えていないですしその場で「へーっ」って思ってるくらいのレベルですが、それでも目の前にあるものを知る良いきっかけになりますので、読んで損はありません。

自分で「なんでだろう?」って考えたものほど知識に定着しますので、そうすればまた誰か友人やパートナーと来る時に楽しめること間違いなしです。僕のようにおすすめすることもできますしね。

実際の経験や体験に勝るものはありません。

すずきが身を持って感じたことはその一点に尽きますね。

おわりに

  1. 散歩
  2. 雨でもOK←New!
  3. 美術館
  4. 自然ってなんかいいな…
  5. 公園
  6. 庭園
  7. 神社仏閣

と謎に手を伸ばしまくっているすずきは実体験が積み重なってきております

それぞれお金がかかるものも多少ありますが、それらにかけるお金は価値あるものだと思っていますし、とても勉強になるわ幸せになるわでやはり行く価値しか見出せません笑。

先ほど述べた「実体験に勝るものなし」という感覚はここ1年でより実感を伴っていて、自分が知らないことって本当にいろいろあるんだなって思いました。

この前行った新宿御苑のインフォメーションセンターでは、国立公園の素晴らしさにフォーカスを当てていたのでついでにいくつか動画を見たのですが、その雄大さや神秘さに触れたことでますます各地の大自然を訪れたくなってしまいました。

「あぁ日本にもこんなに雄大で素晴らしい場所が各地にあるんだな」って思いました。

そうしたら「世界各地はもっとすごいんじゃないのか?」と思い始め、海外旅行の経験が少ないすずきはどんどんその実体験を得たい欲求に突き動かされております笑。

今でも7月に訪れた関東各地の美術館周辺の景色が甦りますし、本当に今しか経験できないことなんだなって感じる日々です。

時が満ちたら世界各地に行きたいですね。

それまで身近な場所や日本国内でも多くの体験をして、素晴らしい場所を見つけていきたいと思います。

それではまた!

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