こんにちは。せいじです。(@seiz_suzuki)
今日を持って、ブログを書き続けた1年間に、終止符が打たれることとなります。
ここまで走り切れたのも、みなさんのおかげです。
まるで終わったような言い方ですが、まだ始まったばかりでした!笑
まだまだ続けていきますので、今後ともよろしくお願いします。
さて、僕がブログを始めたのは2021年の4月12日です。
その日も月曜日でした。
あれから364記事を書き、この記事で365記事目となります。
こう見ますと、
とも思いますね。
やっぱり1,000記事くらい書かないと、インパクトがないのかもしれません笑。
こうして1年間、様々なことを書いてきましたが、その中で起こった変化や感じたことを、改めて書いていこうと思います。
よろしくお願いします。
邪(よこしま)な気持ちから始めたブログ
実はと言いますと、
- 親父はハードウェアに強く、
- 兄貴はソフトウェアに強い。
と言った環境で育った僕は、今でいうところのデジタルネイティブのようなものでしたので、タイピングは中学生の頃(約18年前)から、練習をしていました笑。
そのおかげで大学時代には、SNSの先駆けである「mixi」で日記をつけ始め、自分から何かを発信する楽しさを学びました。
その後は「平々凡々な」教員生活を送っていたのですが、離婚をしてコロナ禍になってからというもの、自分の人生について深く考え始め、本を読んでお金の勉強をし始めました。
とはいえそんな勉強熱心な僕も、
- 副業
- 不労所得
と言ったワードに惹かれてしまいます笑。
もちろん、それ自体が悪いことではありませんが、僕自身が「浅はかな考え」でブログを始めたことは間違いありません。
そんな「邪(よこしま)な気持ち」をきっかけに笑、タイピングや文章を書くことが得意だったこともあり、縁があってこのブログを始めることとなりました。
そもそもの目的が邪(よこしま)でしたので笑、
- 最低でも半年続けろ。
- 最低でも3,000文字書け。
- お金を稼ぎたかったらSEOを学べ。
というような「スキルの勉強」に特化し始め、
- お金を稼ぐこと
- PV数(閲覧回数)を増やすこと
を目的として、ブログを書こうと躍起になっていました。
もちろんSNSも使っていなかったので、PV数はずっと「0」のまま。
当然です。
自分がブログを続けている意味や目的を忘れ、
と逃げ道すら準備していました。
しかし、ブログを始めて少し経った頃、気の置けない友人と会う機会がありました。
僕が「実はブログを書き始めたのだ」とカミングアウトしますと、友人からこう言われました。
最初は恥ずかしさのあまり、教えることを躊躇していましたが、その日から友人のPV数である「1」が毎日必ずつくようになりました。
これが大きな励みとなり、今読むと「本当に読めたものではない文章」を書きながらも笑、毎日更新していくことを心に決め、続けることができました。
そんな記事を読んでくれていた友人に、今でも心から感謝しています。
その後僕は、
- 雨の日も
- 暑い日も
- 台風の時も
- 頭痛で倒れた時も
更新する手を止めませんでした。
周りには5年も10年も動画配信やメールマガジン、ブログを更新している人がおり、その多くの人たちは努力を惜しまず、ずっと成長し続けています。
それなら僕も、続けていくしか道はない。
ブログ更新を続けていく中で悩み苦しみ、もがきながらも、
と思うようになりました。
こうして始めたブログは、まだ1年しか経っていないのですが、少しずつ読まれるものとなりました。
ふと出会った、1人の読者
そんな更新を続ける僕にも、魔が差す時はあります。
「誰かの役に立つ記事」という言葉は、確かに耳障りも良くてとてもキレイに聞こえますが、一方でこれほど抽象的な表現はありません。
ある意味ごまかし/まやかしであり、正直なところ、お金にならなければ意味がないのだとすら思っていました。
- ほぼ日記に近く、
- 具体的な商品の説明もなく、
- 自分の感じたことや、経験ばかり
を書いていたため、
と思う日々は、かなり長い期間、続きました。
そんな悶々とした中で出会ったのは、Twitter上で「アキレス腱断裂の記事」を読んでくださった方でした。
その方のTwitterを拝見させていただいたところ、どうやら「アキレス腱を断裂してこれから入院する」という方のようでした。
そしてふと、目に留まったのは、そこに押された1人分の「いいね」でした。
この時ほど、自分がブログを書いていてよかったと思ったことはありませんでした。
実家に帰って、そのことを母に話していた当時の僕は、
と、はっきりと言っています。
確かに、多くの人に読まれているブログはそれだけ価値のあるものですし、誰もが必要としているものなのかもしれません。
ブログを書き始めたばかりの僕は、
- 「これがブログのあるべき姿なのか…」
- 「お金を稼ぐにはやっぱりPV数だよなぁ…」
と思っていたものでした。
しかし、その方の1人分の「いいね」のおかげで、方向性を完全に定めることができました。
「大切なのは『数』ではないのだ」
と。
同じようにブログを書いている方、あるいはYouTubeやインスタなどをされている方は、この「数字という悪魔のささやき」にいつも悩まされていると思います。
もちろん現在の僕も、全く気にしていないわけではありません。
ただ以前とは違って、数字うんぬんの前に、
- 「誰かにちゃんと届いているか」
- 「自分が納得して書いているか」
- 「魂を込めることができているか」
など、より「誰かの役に立つ記事」を求めて書くようになりました。
その大切さを教えてくれたのは、
- 遠くの県に住む
- 全く見ず知らずの
- アキレス腱を断裂して不安になっている
その1人の方でした。
そう思えた瞬間でした。
いつでも僕を支えてくれるもの。
それは決して自分自身の力ではなく、周りの人たちの力です。
大勢とは限らず、数人、あるいは1人の時もあります。
しかし「0」と「1」の間には、「圧倒的に埋められない差」があります。
それは、読み手の「思い」や「心」です。
「ブログは一方的な発信ではなく、相互作用である」
このことを知るのに、何ヶ月もかかったのでした。
そして僕は、その「1」という数字にだけ支えられ、ここまで続けることができました。
ブログを続けていくには、
- 広い人脈も
- 強靭なメンタルも
- 特別高度なスキルも
必要ありません。
そこにただ必要なのは「人」であり、「思い」や「心」なのです。
それさえあれば、ブログを続ける理由は、他には要らないのです。
変わり始めた心境:GIVEの精神
ブログでよく登場する「以前の僕」は、今考えれば「生きる意味を失ったゾンビ」のようなものでした笑。
- 朝は寝坊し、
- 無気力かつ適当に仕事をし、
- 仕事後に飲み明かしてはストレスを発散し、
- 遅くに帰って来てはテレビをつけ、
- スマホとパソコンをいじりながらネットサーフィンをし、
- 深夜を過ぎてから床に就く。
という、典型的な「ダメ人間」でした。
そんな中でブログを始めて、
と思っては見たものの、時間を捻出するのにとても苦労しました。
すると少しずつ「自堕落な生活」は変化し始め、ブログを書くために様々なアプローチを考え始めることとなります。
合わせて記事の内容も考えなければなりませんので、
- 「何を書いたらいいだろうか?」
- 「内容は伝わりやすいだろうか?」
- 「誰かの役に立つ記事だろうか?」
- 「どうしたら書く時間を確保できるか?」
と、1日がブログを中心とした生活となり、毎日の些細なことが大きな刺激となりました。
発信していますので下手な文章は書けませんから、慣れてきても1日の中の2〜3時間はブログに持っていかれる日々です笑。
最初は、
と、自分の思考の範囲内でしか、ブログが完結していませんでした。
だんだんと「人」に読まれるようになりますと、その時間は誰かに向けて手紙を書いているような、そんな気分になります。
その時間ほど、今までの人生で有意義だと感じた時間はありませんでした。
始めのほうこそ、
- 下手でしょうもない
- 誰にも読んでもらえないような
- ウケを狙ったような稚拙な文章
でした。
しかし、
- 続けたからこそ出会いが生まれ
- 出会いに支えられたからこそ続けること
ができました。
まずは自分自身の「時間」を差し出したこと。
始まりはいつも「GIVE」だったのです。
そして、そんな稚拙な文章に付き合ってくれていた友人を始めとして、様々な人からポツポツと反応が返ってくるようになりました。
結果的に、
ということが、ようやくわかったのでした。
1年だけですが、ブログを続けてきてわかったことが1つあります。
それは、
「続けた人にしか、『続けてきてわかったこと』はわからない」
ということです。
その道のりは一人一人異なり、目指すゴールも、出会う人々も様々あることでしょう。
5年、10年続けている人と比べる必要もないですし、半年だけ続けている人でも、特別に感じることだってあります。
それは続けてみた人にしか、きっとわからないことです。
偉ぶるわけではありません。
僕もまだ、スタート地点に立っただけなのですから。
またもしかしたら、とんでもない出会いがあるかもしれませんし、パタリと更新を止めてしまうかもしれません笑。
それもまた、僕なりに続けてみて、僕なりに感じればいい。
そしてその思いを、このブログに綴っていけば、それでいいのです。
おわりに
1記事あたり「3,000文字」だとしますと、少なくとも、
3,000文字 × 365日 = 1,095,000文字
の文字数を書いていることとなります。
本1冊あたり「12万文字」としますと、
1,095,000 ÷ 120,000 = 9.125
となり、約9冊分の本を書いたこととなりました。
これはあくまで、ただの数字でしかないですし、内容に被りのある記事もあれば、残念ながらいまだに4〜5PVの記事すらあります笑。
それでも僕は、これからも僕の書きたいことを書いていきますし、誰かの役に立つように書き続けていきたいと思っています。
時につまずきもしますし、何を言っているかわからない文を書くこともあるでしょう。
お金にならないような、役に立たない記事も出ることでしょう。
しかしここには「1年間書き続けた」という事実があります。
そしてみなさんとの繋がりが、時間をかけてゆっくりと醸成されてきたことも、紛れもない事実です。
だから僕は、愚直に書いていくことがまた1つの「使命」だと感じました。
よって、死ぬまで書き続けることにします。
死んでいるように生きていた、ゾンビのような僕に、生きる意味を与えてくれてありがとう。
また1年よろしくお願いします。
それではまた!
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