30代が人のためにできる行動を考えてみる【動けなかった後悔から】

幸せ

こんにちは。すずきです。(@seiz_suzuki

先日読み終わりました、京都にある佰食屋というお店の「売り上げを、減らそう。」という書籍と、今読んでいます「大富豪アニキの教え」という書籍が良書過ぎて、何度か泣きそうになりました。

どちらの本でも共通して出てきたワードは「GIVE」でした。

僕は以前の考え方とは「180度」考え方が変わり、ギブすることに幸せを感じるようになってきました。

「朝活」として出ている英語のレッスンでも、オードリー・ヘップバーンの、

Giving is living.

If you stop wanting to give, there’s nothing more to live for.

与えることは、生きること。

与えたいという気持ちを捨てると、生きる目的がなくなってしまうわ。

という言葉が出てきたのですが、素直に感動してしまいました。

GIVEについてはたくさんの記事で紹介してきましたが、僕が今までで後悔したことや、読書中に思ったことなどを含めて、書いていきたいと思います。

震災の時に何もできなかった自分

  • 東北大震災
  • 熊本大震災

など、僕も震災は何度か経験しています。

実際に大きなダメージを受けた「被災者」となったわけではありませんでしたが、当時は何も考えずに「自分にできることは何もない」と決めつけては、目をそらしていました。

しかしそんな僕に、1つのアクションが生まれた時がありました。

それは数年前に、YouTuberのヒカキンさんの動画を目にした時のことでした。

彼の「西日本豪雨の被災地に募金しよう」という動画を見て、なぜか心を動かされて500円を募金したのです。

ちなみにヒカキンさんは「とりあえず100万円を寄付」とさらりと言っており、それだけでも度肝を抜かれたのですが、動画の最後で、

「僕の100万円より、みなさんの100円のほうが大きな力をもっています

という言葉で締めくくったものですから、「なるほど人格者だ」と感銘を受けたものでした。

それまでの僕は、

  • 「募金なんて、そのお金がどこにいくかわかったもんじゃない」
  • 「募金にそんなに力なんてない」
  • 「募金よりも行動するほうに意味がある(自分は何もしていない)」

と、偽善行為とまでは言わないにしろ、どこかで「募金という行為自体」に偏見を持っていました

でも本来は「お金を送ること」という表面的なことに着目するのではなくて、

自分には何かできることはないか?

と思えるかどうかが重要なのだと、恥ずかしながら最近になってようやくわかりました。

その時にした「500円の募金」は、確かに僕の心をホッコリはさせたのですが、今では「もっと自分には何かできたのではないか?」と後悔しているほどです。

募金金額や、行動したかどうかは問題ではなくて、心の底から「何かできることはないか」と考えられなかった自分に後悔している…そう言ったほうが適切かもしれませんね。

このような考え方になったのは、

  1. 実際にGIVEをしてみて、
  2. GIVEによって幸せになれることを知り、
  3. それこそが生きがいだ

と感じられるようになったからなのだと思っています。

震災の時に、心から「何かできないか」と思えなかった自分に腹が立った。しかしそれは、実際にGIVEをしてきた経験がないとわからないことでもあったのだ。

自分には最低限、他人には惜しみなく。

東北大震災の時には、全くもって何もできませんでした。

数年後に石巻に行って、荒れ果てた海岸線を見た程度です。

当時は本当に無知で無力で、今思えば情けない自分でしかありませんでした。

そんな中、僕の心を打ったのが江頭2:50さんの行動でした。

ご自身のツテで救援物資を確保し、トラックに乗せて被災地に出向いたのです。

しかし当時の僕は、斜(しゃ)に構えており、

  • 「エガちゃんだからできるんだよ」
  • 「イイ人振る有名人もいるから…」

と、これまた「最悪な」感想を述べていたのでした。

「男だろ!なりふり構わず、なんでもいいから行動してみろよ!

と、今であれば当時の自分のケツを引っぱたきたい思いです笑。

「大富豪アニキの教え」の冒頭部分を読んでいますと、他の名著でも書かれていたことが述べられており、僕の「与える思い」がさらに増したのでした。

それは「自分がツラい時でも、人に与えていた」という言葉でした。

その源泉は、自分が「満たされて」いないと湧いて出てきません。

当時の僕は、心の貧しい人間でした。

謙遜して言っているのではなくて、本当にそうだったのです。

経済的には安定し始めていましたし、十分にGIVEできる余裕もあったのにもかかわらず、です。

そうなのです。

経済的に余裕があっても、その人の心の奥底に「精神的な豊かさ」がなければ、GIVEはできないのです。

偉人や大富豪と言われる人たちが結果的にそうなるのは、精神的に十二分に豊かであるからであり、ただ後天的にお金が回ってきただけなのだなと感じました。

僕も今は少しずつ、見返りを求めないGIVEができるようになり、実際めちゃくちゃ気持ちがいいと感じることが多いです。

自己満足かもしれませんが、それでもいいのです。

そのおかげで、「誰かが困った時には、絶対に行動したい」と思えたのですからね。

だから今後も、僕の人生はそうあるべきだと信じています。

自分の生活は、最低限あればいい。

周りの人をいかに幸せにできたかが、その人の人生を鮮やかに彩るのです。

どんな場面でも人のために行動することを忘れず、生きていきたいですね。

精神的に豊かな人は、惜しみなくGIVEをする。募金やボランティアをすること自体が大切なのではない。心の根源から突き動かされる「GIVEをしたい」という情熱を身につけられるかどうかなのだ。

生徒たちに目を覚まされる

「心が貧しかったのだ」と自身を卑下していた僕も、実は教員生活でGIVEをしていた場面もありました。

それは、生徒に対する無条件の愛です。

確かに教員とはお金をいただいて教育活動に励む職ではあるのですが、一方でかなり「ボランティアに近いような行動」もしています笑。

若かりし頃、僕はダンス部の顧問を任されていました。

最初の2〜3年はうまくいかなかったのですが、それ以降はバキバキに「無償のGIVE」ばかりをするようになり、おかげで生徒との信頼関係もものすごく深まったように感じていました。

  • 生徒の人数分のお土産を買って来たり、
  • 卒業生を焼肉に連れて行ったり

もしましたし、何よりダンスの発表の場においては、全力で生徒たちのサポートに回りました。

文化祭では最高のステージになるように、

  1. 音響や照明の微調整をしたり、
  2. 放送部と親密な関係を持たせて、チームとしてまとまらせたり、
  3. 保護者や教員の集客をしたり、
  4. 最高の舞台になるようにステージ横で叫んだり

したものでした。

僕がサークル時代に行なっていた「引退公演」という文化を高校で始めさせ、

  • 暗幕を準備したり、
  • 放送部に手伝ってもらったり、
  • 保護者に周知したり、
  • 場所を使えるように根回ししたり

と、とにかく生徒にとって最高の舞台になるように全力を尽くしていました。

最後は、1年生から3年生までボロボロ泣いていました。

僕ももらい泣きしましたね笑。

思い返してみれば、あれほどGIVEをしたことはありませんでした。

部活を熱心に指導していて感じたことは、いかに相手のことを思って行動できるかということです。

その時は生徒たちのことしか考えていませんでしたし、体が自然と動いていました。

お金や見返りを求めずに動けていたことは、実は僕にとっては大きな「GIVEの経験」だったのですね。

「心が貧しい時代だった」と自分を否定していた時代にも、しっかりと無償の愛を提供していたのです。

それはずっと変わらないはずなのに、生徒を愛することが当たり前過ぎて、別の場面ではGIVEすることに義務感を感じてしまっていたのです。

せっかく生徒からこうして学ぶことができましたので、今度はもっと視野を広げて、震災の時に動けなかった後悔を今後はしないように、日々GIVEの精神を鍛えていきたいと思います。

教師は実はかなりのGIVERだ。その経験から、多くの人を無条件に愛してみよう。金銭的な見返りなんか求めなくても、ずっといい経験ができるはずだからだ。

おわりに

今ではウクライナの情勢が気になり、何かできないかとウズウズはしているのですが、祈ることしかできません。

人には必ず「出番」ってものがあるんだ!!

漫画ワンピースでは、ゴール・D・ロジャーがペドロにこんな言葉をかけます。

日本国内で起きたことですと、物理的に近いために「何かできないか?」とアクションを試みるものですが、これがひとたび海外の事情(しかも国同士の絡み)となりますと、規模が大き過ぎて僕みたいな小さな一般人には何もできません。

だから出番を待ちましょう。

僕には僕の、「役割」があるはずなのです。

それもあってか、最近は「自分の使命は何か?」と考えるようになりました。

そんなに大きなことではなくても、僕にはもっとやらなければならないことがあるはずなのです。

まずは近くの「小さなGIVE」から始めていき、ゆくゆくはそのGIVEの規模を大きくできていければと思っています。

頑張っていきますので応援よろしくお願いいたします。

それではまた!

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