こんにちは。すずきです。(@seiz_suzuki)
以前に家計簿の記事を書いたのですが、その際に浪費について書かせていただきました。
- 「良く言えば倹約家」
- 「悪く言えばケチ」
の僕が、どのようにしてお金を使うようになったのか。
そしてお金を一体、「なに」に使うようになったのか。
ズバリ影響を受けたのはまたしても「本」でした。
数ヶ月前に始めた「投資」も少しだけからんできます。
浪費生活を始めてみて感じたことを、今回はお伝えしていきたいと思います。
GIVE&TAKEを読む
僕が読書を始めて出会った良書、GIVE&TAKE「与える人」ほど成功する時代から、浪費に関して多大な影響を受けました。
この本はとても有名な本で、
- 与える者:giver
- 奪う者:taker
- その間にいるほとんどの人々:matcher
の3タイプに人の性格を分け、結論giverが一番幸せになるという内容です。
ただgiverといえど「無作為にお金をばらまくこと」や「takerに骨の髄までしゃぶり取られるような人」を指してはおらず、自分も大事にできる人が成功するという結論が導き出されています。
さて、ここに日本の古来からの思想である「貯金が全てだ」という考えに傾倒し、その思想に圧倒的に従順に身を捧げてきた男がいます。
そう、僕です笑。
それはつまり私腹を肥やすことを意味します。
「意図していなくても」です。
投資をしていれば市場にお金を回すことができるのですが、僕はそれさえもしていませんでした。
しかし人生について様々な考えを巡らせていた時、「今の自分が幸せになるためには何をすればいいのか」と考え、たまたまこの本と出会うことができました。
少し観点はお金寄りになりますが、お金を使うことをgiveとして考えることにしてみました。
ユダヤ人大富豪の教えを読む
もう一冊、影響を受けた本をご紹介します。ユダヤ人大富豪の教えです。
本書は3つくらいまでシリーズが出ていて、僕は2つ目まで読みました。
その中でお金のゼミの場面が出てきます。
参加者が円になってイスに座り、現金1万円(外国なので「諭吉さん」ではないと思いますが)を取り出して、隣の人に渡して行くというゲームをおこなうものです。
お金を渡す際、ゆっくりであれば丁寧に隣の人に渡すことができますが、イス取りゲームよろしくテンポが速くなってきますと、みんな慌てふためいて現金を落としたり渡し損ねたりしてパニックになるのです。
「これが経済の縮図だ」と、そのゼミを開催したお金持ちは言うのです。
自分の手元にあるお金は次に流さなければ、経済を表すその円はどこかで滞ってしまいます。
そうしないために、自分に流れてきたお金は回すこと。
こうすると自分の元に、いずれはちゃんとお金が戻ってくるというのです。
もし数年前の「貯金に全精力を注いでいた僕」がこのゼミを受けたら、「なんだか怪しいな…」と感じていたことでしょう。
しかし本書を読んだ僕は奇跡的に「投資」を始めていましたので、直感的にこれは大切なことなんだなとわかりました。
微々たる額であっても、自分がお金を使うことで経済に貢献し、その対価として僕は幸せや良質なサービスを得ることができる。
お金の勉強をしていたことで、自然とそうした考え方に行き着くことができました。
それなら今の自分の幸福度をあげられることに、お金を使おうではないかという発想にいたるわけです。
では早速具体例を見て行きましょう。
浪費のポイント
「お金は天下の回りもの」とはよく言ったものですが、僕は単純にお金を使うことを「浪費」とは考えていません。
自分の人生を豊かにするための行動を、「浪費」ということにしましょう。
僕が「個人的に」無意味だと思っている浪費は、
- 車の購入
- 見栄としての大量の服や靴
- 無駄な付き合いとしての飲み会
などにかける費用かなと思っています。
こればっかりは個人の価値観によるものですので、それぞれの思う価値観で判断すればいいと思います。
考え方によっては、「自己満足」や「ストレス発散」にもなり得ますので、絶対的な「悪」とは言い切れません。
逆に僕が今お金をかけている or かけたものは
- 脱毛
- マットレス
- スマートウォッチ
- サウナ
- 美術館
- 書籍
- ブログ
- 大切な教え子や後輩とのご飯
- 先輩や友人とのご飯
- たまに外食
- 家族や友人にプレゼントを贈る
などでしょうか。
もうこれでお腹いっぱいです。
「散財も豪遊も全然してないじゃないか!」というツッコミはなしで笑。
最新の家電や家事代行によって、QOL(生活の質)を上げることも最近は人気ですよね。
「自分のため」と先述しましたが、これは貯金のような、富を独占していくような感覚とは違うと思っています。
経済にお金を落とす、つまり「サービスを受けた相手に対して対価を支払うこと」も同時におこなっています。
自分の生活を豊かにしてくれるものに正しい金額を払う。
この行動こそが大切だと思い始めたのです。
これらは価値ある体験や大切な人にお金や時間を費やしていることを意味しているからです。
一度きりの人生で、行きたくない飲み会や人に良く見られたいがために買う車や服は、優先順位がとても低いのではないでしょうか。
それ以外にも、たくさんの素晴らしい体験や時間が、僕の回りに溢れています。
それらを探し出し、良いと思うものに積極的にお金を払う。(giveをしていく)
そうしているとなぜだか、僕の人生が少しずつ豊かになってきたんですよね。
おわりに:お金を使うことや与えることの意味
コロナによって、あまり遠出できないし人と会えないことが多くなったため、週末の空いた時間は1人で体験や時間にお金を使うようにしています。
これは「giveにあたる」と述べました。
もちろんお金の使い過ぎは良くないですので、ご自身のおサイフと相談の上、浪費を楽しむことをおすすめします。
昔の僕でしたら、土日祝日は無駄に予定を入れては飲んだり遊んだりしていまして、逆に予定が何もない場合は、節約しようとしてダンス練習だけにしてメシは安く済ませる、みたいなことをしていました。
軸がブレブレでしたし、ケチというか自分にあまり損がないようにといった生き方でした。
「giveの精神がある」とは、到底思えない行動ばかりでした。
今のほうが、使いたい時間やサービスをしっかりと取捨選択していると思います。
節約だと言って無理をしても体に悪いしストレスもかかる。
一方でフットワークが軽いからと言ってバンバン付き合いやお誘いに乗って行くと、実は価値のないものに散財しているということになる。
どちらも良くないですよね。昔はまんまこの通りの考え方でした。
この考え方が変わったのは、間違いなく「読書」や「投資」の影響によるものです。
そしてサウナで一人、人生を考え直したこともありますかね笑。
- 意識してお金を使う。
- 大切だと思う人とともに時間を過ごす。
- 大切な人のことを考えて何かを贈る。
結局相手を幸せにしながらも自分も幸せのwin-win状態になり、さらに経済にもお金を落とすことができる。
お金や時間の使い方、人との付き合い方を考え直しただけでも、僕の人生はわずかながらも変わったと思います。
自分のお金の使いどころや価値を見出せきれていないものがないかどうか、今一度見直しを図ってみてはいかがでしょうか。
それではまた!
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