こんにちは。せいじです。(@seiz_suzuki)
先日、フランスで後輩と話していますと、
と、何かの形で還元したいと言っていました。
僕が神奈川の教員になったのも、
と思っていたからでした。
この旅もまた、
と思って始めた旅でもあります。
「自分のため」でもありますが、未来の子どもたちのためにも、僕自身が率先して世界を見ておく必要があると思っているのです。
今日は「これからの世代に返していくこと」について書いていきます。
自分がいかに受け取ってきたのか
僕は今まで、多くの人から愛を受け取ってはいたものの、返すことなんてしてきませんでした。
という強い欲求が働き、結果的にいろんな人を傷つけては成長しないままの人生を送っていました。
しかし今となっては、
と思うようにしています。
フランスであった後輩も、
と言っていました。
僕も30歳を過ぎてから人生についていろんなことを考えるようになり、そこでいかに自分が受け取ってきたのかを悟りました。
この旅を始める前も、始めてからも、
と考えるようになりました。
「自分自身の成長」が一番の目的でもありますが、人のために旅をするのであれば、発信することは欠かせません。
毎日を、燃え尽きるようにして旅をすること。
それが僕の旅のテーマでした。
面白いことに「自分が受け取ってきたこと」を理解し始めてから、人に優しくなれたり、旅に厚みが出たりするものです。
何かを与えようとすることも大切なことですが、実はその前に「内省/内観」をしておく必要があります。
まずは自分の過去を振り返り、
と考えることで、今自分のできることを考えるようになります。
スタート地点は、
「返したいと思うくらい、もらってきたものを感じること」
これだと思っています。
僕が一番にしたこと
僕は「神奈川県の先生」になりました。
神奈川県にいる生徒たちの、
- お兄さん
- お父さん
になることを目標にして、一所懸命勉強して教員になることができました。
とはいえ、最初のほうは本当にダメダメな教師でしたが、徐々に生徒たちとの距離感が掴めるようになってきて、結果的には彼らに愛を与えることができたと思っています。
僕が教育者として熱量を持っている理由は、若い世代たちの躍進に賭けているからです。
もちろん「僕が頑張り続けること」は当たり前のことですが、若い世代を応援することで、
- 日本の
- 世界の
未来を明るくしていきたいのです。
大人たちは若い世代の「良き理解者」でなければならず、彼らの道を正すこともあれば、あえて間違わせることで学ばせることもあります。
僕が受け取ってきた「愛」もまた、教育という現場からでした。
他にもたくさんの場面で、
- 友人
- 家族
- 先輩
- 後輩
から愛を受け取ってきましたが、特に教育の分野では、多くの人にお世話になりっぱなしでした。
だからこそ9年間という歳月をかけて、子どもたちに多くのことを教えてきました。
その中で、彼らから教わることもたくさんあり、
そう思ったものでした。
僕らがやることは、実はとてもシンプルなのかもしれません。
- 自分を磨いていきながらも
- 若い世代の躍進を応援していくこと
同時進行は難しいことなのかもしれませんが、僕は「教育者」としてこの姿勢を貫くことにしました。
人それぞれできることは違っており、僕は「教育」という畑のプロフェッショナルとして、
と思っています。
それが僕なりの「還元」であり、「愛を返す形」になるのです。
自分にできる「最善で最速」の行動は、教育にありました。
みなさんはどうですか。
今まで受け取ってきた愛を、どのようにして返したいと思っていますか。
これについて考えるだけで、僕はとても幸せになりました。
受け取ってきたものを返すことが、僕の義務でもあると思っているからです。
若い世代を感じる旅
この旅の途中でも、何人もの「若い世代」の日本人と出会いました。
僕は彼らに会うたびに、
と思わざるを得ませんでした。
話せば話すほど、適当な部分はあれど笑、
と思っている彼らは、
- 僕自身の10〜20代
- 今日本にいる若い世代
とは、どこか別次元のモノの考え方をしているようでした。
日本国内にいる若者を悪く言うつもりはないですし(彼らのことも好きです笑)、優秀な人もたくさんいます。
しかし、こうして海外でタフに戦っている若者を見れば見るほど、
と思うのです。
僕もまだまだ若いほうかもしれませんが、いずれは老いてバトンを渡さなければならない時がやってきます。
そのためには、いつまでも負けないように若くいようとしながらも、彼らのような広い視野を持てるような若者を輩出していく必要があるのです。
僕が30代にして「世界」を感じ始めているのに、一方でもっと若い子たちがすでに海外に出て、日本では味わうことのできない空気を味わっています。
ちょっとした「押し付け」になってしまうのかもしれませんが笑、視野は広いほうがいいですからね。
僕でさえこうして体験して感動するくらいですから、彼らがまだ若いうちに「いろんな経験」を積んでほしいと思うのです。
フランスで会った後輩が「何かを返したい」と思っている背景には、特に「若者」が挙げられていました。
彼女とは同じ教育系の大学ということもありますが、「還元する」とはやはり下の世代に投資をするということなのかもしれません。
旅をしていて、まさかこうして自分の「教育」に対する考えについて、改めて考えさせられるとは思ってもみませんでした。
それくらい、今でも世界に散っている若者たちがいるということ。
彼らにとっての未来を、大人たちが支援しないで誰がするのでしょう。
僕は日本に帰ったら、
「もっとグローバルな視野を持てる若者」
を支援できるように、今のうちにいろんなことを感じていこうと思っています。
おわりに
「何かを還元する」とは、もらった人に対して返すだけではなく、「下の世代に繋いでいくこと」だとも思っています。
若くして頑張っている子を見ると、どうしても僕は手を差し伸べたくなってしまいます。
それは「貧困の人に手を差し伸べること」とはまた違いますのでご容赦ください。
彼らに自分の全てを注ぐこと。
そのために、僕自身が「経験豊かな人間」であること。
それこそが「教育者」なのです。
下の世代に繋いでいくことのできる、そんな「先生」を目指して今日も各国を感じていこうと思っています。
それではまた!
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