こんにちは。すずきです。(@seiz_suzuki)
僕は小学生時代に、いじめられていた経験があります。
程度の差がありますので、他の人の壮絶な過去を聞いてしまいますと、正直なところ僕のケースは大したものではないと思います。
いじめられていたというより、いろんな意味でただただ弱かったという状態でした。
- ひょろいし
- ガリ勉だし
- 陰キャだし
- メガネだし…
おい、もうやめてくれ!笑
そんな僕がどのように変わって、どうやって戦うようになったのかをお伝えします。
参考になれば嬉しいです。
小・中学校時代
小学校時代はめちゃくちゃ「ひ弱」でスポーツもろくにできない運動オンチでした。
今となってはスポーツ万能でトップアスリート並みの筋肉が…と言いたいところですが、残念ながらそこまでのレベルではありません笑。
しかしながら、そこそこ運動神経は発達してきたほうかなと思います。(ただし泳げない)
それまでの小学校時代と言えば、ちょっと気の強いやつらに目をつけられては、よく泣かされていました。
今思い出しても、
- めちゃくちゃ気が弱くて、
- あまり社交的ではなく、
- インドア派
でしたね。
体つきも細くて、何を考えていたのかもよくわかりません。
過去の自分に腹が立ちます笑。
思い返せばあれは小学5年生の頃でした。
体育館で担任の先生が「バク転」を見せてくれた時のことです。
僕の担任の先生は器械体操をやっていて、体育の終わりに「バク転見せてやるよ」と言い、数名を相手にしてマットの上で披露してくれました。
そこでアクロバットのかっこよさを感じ、「中学校に入ったら絶対に体操を始めよう!」と心に決めました。
中学校では坊主にメガネでしたが、並みではない筋トレのおかげで体つきが2千倍くらいバキバキになっていました笑。
ただ精神面が比例して強くなったわけではなかったため、「表面だけゴツくなった」という印象です。
周りには全国大会に出場していた生徒もたくさんいましたので、僕の体つきはその子たちに比べれば大したことはありませんでした。
中学校時代は、少しだけ強くなった気がしていた程度でしたね。
高校・大学時代
高校時代はのんべんだらりと言えど、器械体操を続けていたため、腕を始めとした体全体が小・中学生時代の2億倍くらいデカくなっていました笑。
高校生ともなると「自分のポジション」みたいなのも、だんだんとわかってきますよね。
あくまで「勉強一択キャラ」を貫いていましたが、意外にも、
「すずきくんって確か、アクロバットもできるよね?」
という認識をかすかに持たれていました。
ここで徐々に力を発揮し始めます。
いよいよ眠れる獅子が目を覚ますときですね。
なんと気に入らないイキッた同級生(サッカー部)がいたとき、体育のサッカーの時間で削りにいきまくりました。
本当に、マジで、やばいやつでした笑。
おかげで授業後にめちゃくちゃ暴言を吐かれましたが、なんてことはありません。
フィジカルで負ける気がしなかったので、次の日にまた堂々と同じように削りにいきました。
相手のサッカー部の子は、ガン萎えしていました笑。
とはいえ当時の僕のメンタルは、意外にもまだ弱かったと思います。
やはり高校生という思春期ですから、少なからず「他人の目」を気にしていましたからね。
大学時代に入ると、中途半端にやっていた体操をきっぱりやめて「ブレイクダンス」の世界にのめり込んで行きます。
この時代あたりから、だいぶメンタルも強くなっていきました。
それはなぜかと考えてみますと、死ぬほど練習したからかなと思います。
確かに体つきも再びおかしくなってきており、ダンスバトルでは「絶対に負けたくない」という若い時代なりのトゲが露呈してきました。
徐々に自分に自信を持てるようになりましたし、何より相手をしっかりと見るようになりました。
- ダンスの上手い人・練習を積んでいる人には尊敬の意を示し、
- ダンスを適当にやっている人はスルーする
ようになったのです。
強い相手にしか興味はなく、他の人たちは「アウト・オブ・眼中」の域にまで達したのですね笑。
自分のやっていること、続けていることに誇りや自負が生まれたために、メンタル面でも相当強くなることができたと思います。
揺るがない信念と説得力のある練習量が、僕を強くしてくれました。
遠征もたくさんしていたので、「戦いまくってた」という経験も僕の背中を押してくれたのだと思います。
この辺りからワンピースを読んだことも、僕に大いに影響を与えたと思います笑。
現在は?
現在であれば、職場で高校生や同僚と関わることが多いです。
高校生はまだまだ肉体的にも精神的にも未熟な子が多いので、ちょっとくらいイキっている生徒には、全く負ける気がしません。
部活をやっている生徒と戦っても、そこそこイイ線行くとは思いますが、さすがに僕も勝てないかもしれませんね。(何の勝負?)
スポーツや格闘技などをやっている生徒は、しっかり自分と向き合って強くなろうとしているので尊敬に値しますし、むしろ、
- 戦友
- 同志
- 仲間
のように感じることのほうが多いです。
こうして普段から鍛えるようになったので、少しでも調子に乗っている高校生から若い兄ちゃん程度なら、物怖じしなくなりました。
それはダンスを練習したり体を鍛えたりする時間が増えたことで、肉体的にも精神的にも強くなったからだと思います。
鍛えていないけれどイキっているような人たち(そこらへんのヤンキーなど)よりも、筋力・体力・精神力で優位に立つことができるようになりました。
これは昔の僕に比べると、大きな成長です。
何かあってもいいように、格闘技もいつか始めようかなと思っています。
実際に殴り合って勝つか負けるかが大事なのではありません。
そういう人たちに絡まれても、全く動揺しなくなったということです。(というかそもそも絡まれませんが笑)
大学院時代にアメリカに弾丸旅行に行った際、とても有名なブレイクダンサー(b-boyと呼びます)に、お会いしてそのかっこよさに惚れました。
彼は全身タトゥーでした。
周りのbboyたちは、バキバキにガタイのいい人が多かったです。
しかもみなさん、とても優しかったのです。
そんな尊敬できる人たちと出会うことによって、どんなにイカツイ人が肩を揺らして道を歩いていても、何も感じなくなるほどのメンタルになりました笑。
学生時代は「ひ弱」をいいことに、目をつけられていたくらいだったのに。
この変わりようです笑。
おかげさまで、普段の立ち居振る舞いにも気をつかうようになりました。
駅や街を歩くときは堂々と姿勢を良くして歩くように努め、一方で偉そうに歩かないように心がけています。
店員さんをはじめとして、街ゆく周りの方々には優しく丁寧な対応を。
これが僕なりの、「強いあり方」だと思っています。
おわりに
「本当の強さとは優しさだ」というような格言はたくさんあります。
しかし、僕はスポーツや運動、ワークアウトなど、体を鍛え抜いてこそ身につくものでもあると思っています。
もちろん「筋肉をつけたほうが男らしい」と言いたいのではなく、あくまで僕自身に課している考え方です。
僕にとっては「体を鍛えていること」自体が、精神面に直結すると思っています。
順序としては「フィジカル→メンタル」という流れだったのですね。
別にいじめていた同級生やマウントをとってくる上司を、見返したり力でねじ伏せたりしたかったわけではありません。
ただ自分に自信を持ちたかっただけですし、何より絶対に負けない、屈しない何かを求めていたのだと思います。
昔は泣き虫でしたしね。
そこで僕が見つけた「弱い自分を奮い立たせる解決策」の1つが、強い立場の人たちのターゲットにされないくらい、己が強くなることだったのでした。
「強さ」とは肉体的にも精神的にも鍛えておくことで体現されるものであり、それは自分の経験を通しても分かる通り、一朝一夕で身につくものではないと感じています。
改めて「体つきや外見、筋肉こそが全て人のための解決策だ」と言っているわけではありません。
まず大切なのは、自分なりの強さを求めることだと思います。
僕はたまたま「体」から入っただけです。
- 知識
- 謙虚さ
- 武道
- スポーツ
- 名声
- お金
など、多種多様な「強さ」に対する答えがあると思っています。
自分なりの「強さ」を手にして初めて、傲慢になったり調子にのったりすることが、どれだけ弱くて意味のないことなのかがわかります。
本当に強い人ほど「他人に関わっている余裕などない」と感じています。
「強い人」とは、
- 優しくて
- 謙虚で
- 礼儀正しい
- 人格者・聖人
だと思っています。
結局は、内外ともに総合的に強い人なのですね。
ほんの少しだけ強くなってきた僕ですが、人格者というレベルになるまでは、まだまだ時間がかかりそうです。
日々鍛え、学び、成長して、その最高地点まで到達できるよう精進します。
それではまた!
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