こんにちは。せいじです。(@seiz_suzuki)
先日、こんな投稿を見ました。
綺麗事言ってんじゃねーよ!!!! pic.twitter.com/dOGI4V0cOl
— John Smith (@smith_john87277) January 18, 2026
元教師としては、非常に残念な動画だなと思いました。
僕は以前、
という記事を書きました。
ただ、それとこれとは少し状況が変わってきます。
今日はこの「加害者を守ること」について、元教師として書いていきます。
やり返すことには意味がない…?

僕が先日、記事にしましたように、
には、意味がないと思っています。
僕が思っていることとは、
と思っているだけで、加害者は捕まっても仕方がないですし、それ相応の報いを受けるべき(反省すべき)だとも思っています。
僕自身が当の「いじめている側」の動画をネットに晒(さら)すことはしなくても、実際問題として “誰かが動画をあげてしまうこと” は仕方のないこと。
止められないのです。
と言っている人たちもいましたが、まぁ僕も概ね賛成です。
賛成というよりも、
というだけのこと。
と言ったとしても、被害者はどれだけの苦しみを受けたかということを考えれば、動画をアップした時点で「詰み」です。
上の投稿の動画では、
と言ってはいますが、彼ら加害者は実害(殴られる/蹴られる)などの暴力を受けていません。
先生を辞めたから、「そうなっても仕方ないだろ」と適当に言っているのではありません。
実際問題として、そういうケースが起こった際には、
というケースもあったからです。
先生たちとしては、校内の生徒たちには、
とは言いますが、それは被害者の親御さんや本人の口から “そういう要求” があることもあるからです。
被害者も、「自分がタコ殴りにされている動画」を拡散して欲しいとは思っていませんからね。(だからモザイクがあるかどうかも大事です)
安易にやり返すこと自体は僕自身もしませんし、生徒たちにも「安易にしないように」と伝えます。
それは、
- 隠蔽ではなくて
- 被害者から要求がある場合
であって、むしろ現場の先生たちは管理職や教育委員会が事実を隠蔽をしようとしたら、声を上げる先生がほとんどなのです。
加害者を守る義務とは?

ポイントは、
という批判が多かったことです。
学校の現場でもこうした事例はたくさん見てきましたが、何度も言うように、現場の先生たちは、
- まず加害者を学校に来させない
- 場合によっては退学の勧告などもあり
- 加害者の動画を拡散させないのは被害者側の要求があるから
です。
もちろん、面白おかしく加害者を祭り上げるようなことも、現場の生徒たちにはさせません。
それは加害者を庇っているのではなくて、
という意味です。(警察も動きますしね)
ただ、このようにSNSで広がるような「深刻度の高い」場合は、先生たちは「加害者のこともあるから…」なんて声はあげられません。
むしろ加害者側が「学校に来たい…」なんて言い始めたら、
と、職員の先生たちから猛反発が起こります。
一部、
- 自校の評判
- 自分のポジション
が気になっている管理職たちだけ(?)が、こういう言葉を口にするかもしれませんが。
多くの常識ある先生たちは、上の投稿内の動画のように、
なんてことは言わないのです。
ただし、教育機関ではありますから、
- 動画を故意に拡散させたり
- 煽って加害者を徹底的にいじめたり
することはさすがにしませんけどね。(先生たちがやっていたらまずいですよね)
現場では「いじめ」などの事件が起これば、すぐに会議が開かれて職員たちの意見が吸い上げられ、加害者側を学校に来させないことがほとんどです。
SNSで事件が広がれば、そのことは会議で必ず取り上げられます。
僕個人としても、いわゆる「学校を超えた世間の人たち」に向かって、
と言うのは、モラルの話ではなくて “無理な” 話。
デジタルタトゥーなどの話はすでに学校でしていますから、論理的に考えても、
という教育方針です。
だから「動画を拡散しないでほしい」とは、一体誰の目線で言っているのかが気になります。
考えるべきはいつでも「被害者」側の意見。
彼らが「イヤだ/広めないでほしい」という主張をした際には、すぐに生徒たちに通達をしますね。
体で覚える時代?

さて、SNSでこのような動画の拡散が行われること自体は、現場を超えて考えてみたときに、果たしていいことなのでしょうか。
と、上記のポストでは言っていますが、そもそも論として、
という教育は、どこの学校でも行われています。
そう考えてみますと、先ほどから申し上げている通り、
- バカッター
- いじめや暴力の動画
とは、「アップした側に責任がある」というのが学校の方針です。
そういう「教育系のアニメやドラマ」も体育館や視聴覚室で見せますし、いじめに対する注意喚起も各教員たちがかなりしています。
ゆえに、動画を拡散してしまう人たちに対して「良いか/悪いか」という二元論ではなくて、
ということが、大前提としてあるべき主張です。(こうなることは分かっていますからね)
もちろん、おバカさんたちによってこうした動画がアップされることで、事実が追求されるのですから、なんとも言えないのですけどね。
だから、コトが起こってから学校側や部外者たちが、
と言うのは、矛盾しているとも言えます。
「世間に吊るし上げれられるぞ」と注意しているのですから、
としか言いようがありません。
生徒たちのことを守ってあげたい反面、事前の予防策を打った上での行動なのですから、もう仕方がないのです。
庇いきれないということですね。
と思う人もいるかもしれませんし、どちらかと言えば僕もそう思ってはいます。
ただ、あまりにもひどい場合は、それ相応の結果を受け入れることも必要。
家庭と学校、警察と委員会などが連携して、それぞれの機関で対応していくしかないのです。
おわりに
確かに、みんなで寄ってたかって加害者をいたぶることは、
とも思えますし、他にもやり方があるような気もします。
ただ、学校側や部外者たちが「拡散をやめろ!」と言ったところで、まず先に手を出しているのは加害者側であり、そもそも論としてそちらに非があります。
それは先生たちが常日頃から注意していることですし、
とも言っています。
その上で生徒たちが暴走してしまったら、もう今さら止められることではありません。
動画の拡散について意見をすることは難しいことですが、僕個人としては、
と思っている派です。
というより、もうどうしようもなくなりますからね。
難しい局面ですが、いずれにせよ被害者のことが最優先です。
彼らの意見を聞くことを大事にしていきたいですね。
それではまた!
