こんにちは。すずきです。(@seiz_suzuki)
僕は以前、女性に感謝する記事を書きました。
職場の女性たちに違和感なく贈り物をすることができるのが、唯一ホワイトデーだと思っているのですが、
「それは社会が生み出した固定観念だ」
という謎の憤りを原動力にし、「男子が女子にチョコを送ったっていい」という状態になりつつある社会背景を後ろ盾に、早速お菓子を買ってきました。
(ちなみにホワイトデーは日本が営利目的として、バレンタインデーの「対」に設定したそうです)
職場の女性は合わせて20人以上いますので、なかなかの出費となりましたが、結果的に僕は幸せになりました。
自己満足と言ってもいいのかもしれません笑。
いろいろと考え方が変わってしまった男の、頭の中をのぞいてみましょう。
固定観念に縛られるな
昔からバレンタインデーとは、
「好きな男の子に、女の子からチョコレートを贈るもの」
という習慣が根付いており、すでに「それは迷信だ」と多くの人がご存知かと思います。
この「女性から男性へ」という考え方は日本独特の考え方であり、各国では、
- チョコに限らないこと
- その文化自体が根付いていないこと
- そもそも違法であったこと
などとその形式は様々です。
逆に日本のバレンタインデーの文化について、
- 「正当なものではない」
- 「営利目的だ」
- 「文化として間違っている」
と否定してしまうのもよろしくありません。
それぞれの文化の形があってよく、心地よければそれでいいのです。
それをよしとしない人や、「なにそれ?すっかり忘れてた」という人がいてもいい。
このように多種多様の考え方が広まったことで、近年では、
- 義理チョコ
- 友チョコ
- 逆チョコ
などがあるそうです。
僕は、
「バレンタインデーなのだから、女子から男子にチョコやお菓子を贈るものだ」
とは、もう考えなくなりました。
(若い頃はチョコがもらえないかとドキドキしていたものでしたが)
今となっては、そんなことはどうでもいいと思うからです。
クリスマスについても、そのような記事を書きました。
バレンタインデーを、
「いつもお世話になっている男性に対して、女性が贈り物をするいい口実」
として見なすくらいなら、文化としてもちょうどいいのかなと思っています。
だから僕が、
「バレンタインデーだし、普段お世話になっている職場の女性たちにお菓子を買っていこう」
と思っていたとしても、それはそれでいいのではないのでしょうか。
「ハッピー・バレンタインデー!」と言って職場の女性にお菓子を渡した時は、とても幸せな気持ちになりましたしね。
多少は自己満足かもしれませんが、日頃お世話になっている職場の女性にお菓子をあげるかどうかの選択は、僕にとっては自由なことなのです。
心からのGIVEを目指そう
実は女の子たちは一所懸命、家でおかし作りに励むこともあるそうです。みながみなではないですけれど。
お菓子作りが好きな男性も、「手作りスイーツを職場に持ってくる」なんてことがザラにある時代ですからね。
しかしここで「ちょっと怖いな」とも思いました。
女子高生同士で友チョコを送りあう文化が、半強制の文化になってしまっているのではないかと感じたからです。
女子高生は「男性の先生」に対して、友人に作ってきたお菓子の次いでに、先生たちにもお菓子を贈ることが多いのですが、それが毎年、
- キレイにラッピングされており、
- めちゃくちゃ美味しく、
- 手間暇がかかっている
のです。
感心すると同時に「これ、やりたくてやってるんだよね?」と確認すらしたくなってしまいます笑。
そうであって欲しいのですが、友達がお菓子を作ってくるというプレッシャーを感じているのも事実であり、だとすればそれはマズイことですよね。
本来であれば、本心から「贈りたい人に贈る」はずなのに、第三者の圧力によって、
「バレンタインデーだ…お菓子作らなきゃ」
と思ってしまっているのであれば、それは間違っているのではないかと思います。
- 「男の子たちに何か買っていかなきゃ…」
- 「彼氏に何か贈らなきゃ…」
- 「手作りや手間暇をかけなきゃ…」
という考え方になっていたら、本末転倒ですよね。
そんなものは「世間が勝手に決めた風習」であり、
- 「この人に何か贈りたいな」
- 「幸せになって欲しいな」
と思うことが大切で、先に立つ思いのはずなのです。
バレンタインデー前ということで、デパートも大変混雑してはいましたが、世間の波に飲まれてお菓子を買いに行っているようでは、完全にスイーツショップの手のひらの上で転がされています笑。
また、無理して「手作り」にこだわる必要もありませんよね。
ちなみに僕は「スイーツの営利目的」にまんまとハマってはいましたが笑、
- 「何か贈りたいな」というタイミングだったこと
- 特に見返りは求めていないこと
- 単純に美味しいものが出回っているシーズンなので買ったこと
と強がりを見せて、平気でお菓子を買ってきました笑。
要は「考え方」が大事ですよね。
「強迫観念や同調圧力で行なうGIVE」ほど苦痛なものはありません。
心から「あげたいな」と思えるGIVEを目指していきましょう。
手作りか?お金か?
僕はほとんど料理ができなかった時代から、自炊を始めてだんだんと包丁さばきも板につき、結果的に何も考えずに料理ができるようになりました。
しかし、ことスイーツに関しましてはまったくの素人でして、お菓子作りなんて人生で一度もしたことがありません。
すると、こんな風に思う人がいるかもしれません。
- 「女性にお菓子を買うってことは、結局はお金で解決してるんだろ?」
- 「手間暇かけてこそ、贈り物として価値があるんだよ」
- 「楽して女の子たちの株をあげようなんて、甘い考えだな。スイーツだけに」
ひとつだけ言わせてください。
まったくもってその通りだと笑。
そうです。僕はスイーツを作ることができません。
自分の手で生み出すことができないのです。
それができれば、確かにそれほどよいことはないでしょう。
しかし、
- 趣味でもなければ、
- バレンタインデーのために作ろうという情熱もなく、
- 美味しいものが作れるのか保証できない
ため、僕は結局デパートの「ちょっとだけ高いお菓子」を買うことに決めたのです。
ここで「とても悪い言い方」をしますと笑、
- 僕にはお菓子を作る能力がなく、
- 美味しく作れる自信もなく、
- お菓子作りの練習(趣味)にかける時間もないため、
- デパートでお菓子を買ってきたほうがコスパがいい。
だから僕は、手作りをしないのです。(というかできません)
この考え方について、みなさんはどう思うでしょうか。
僕はこれを「正論だ」と言うつもりはありません。他人に押し付けることもしません。
でも、美味しいお菓子を提供してくれている人(作ってくれている人やお店)に対して、
- それ相応の対価を支払い、
- それによってプロの美味しいお菓子を買い、
- 人にあげることによって、
- その人も自分も幸せになることができる。
と「三方良し」が実現しているとも、同時に僕は思っています。
結局ここでも、「気持ちが大切」です。
- 「とりあえず適当に買っていこう」
- 「まぁ形だけでも…」
という気持ちであれば、まったく買う必要はありません。
しかし、
- 「何がいいかな?」と選ぶ時間を楽しみ、
- 相手の幸せを願い選んでいけば、
たとえ「手作り」でなくても、素晴らしいことなのではないのかなと思います。
「お金で解決」とは聞こえが悪いですが、実は僕らはそうやってこの社会を生きています。
先人たちが作った文明のおかげで、生きることができているのです。
つまり「何かにお金を払っている」時点で、「お金で解決するなんて!」と言うことはできないのです。
- お金によって問題や面倒を解決していることは多いですし、
- 一方で「幸せに繋がるため」のツールや手段として使うお金もあります。
短絡的に「手作りか?お金か?」のどちらが重要かを考えるのではなく、そのプロセスや考え方を大切にしていきましょう。
おわりに
バレンタインデーを特別視することは悪いことではありません。
僕もこうしてバレンタインデーを「口実」にして、お菓子を買って行ったのですから笑。
ただ、当たり前のようにあるイベントの日について、少し見方を変えて見てみることも面白いものです。
今一度、それぞれのイベント日のあり方について考えた上で、
- 自分は何を大切にしているのか。
- 自分は周りに流されていないか。
を考えてみると、本当の自分の気持ちに気づくことができるかもしれませんね。
手作りでも市販でも、もらった側は嬉しいですし、あげた側もしっかりとプロセスを大切にすれば、お互いきっと幸せになれるはずです。
ぜひ、すずきにチョコを笑。
それではまた!
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