こんにちは。せいじです。(@seiz_suzuki)
僕が若かりし頃は、パートナーと一緒に過ごしていくこととは、とても幸せなことだと思っていました。
と言っているわけではありません笑。
子育てや2人の関係で大変なことがあっても、
- 幸せなこと
- 楽しいこと
もあるからです。
僕自身もとても幸せでしたし、楽しいこともたくさんありました。
今日は、「パートナーと一緒に過ごしていく上で、僕が大切にしていること」を書いていこうと思います。
相手に求めない
僕は「オス」ということもあって、「女性よりも強い立場にいる」という意識を忘れたことはありません。
身体的にも、残念ながら社会構造的にも、まだまだ女性の立場は不利な点が多い社会です。
そんな中、オスができることといえば「その力の差を使わないこと」です。
- 養ってやってるんだぞ
- 守ってやってるんだぞ
という感覚は完全に「NG」です。
そして、女性を1人の人間として尊重することです。
何も「男女」に限らずに、相手を尊重することは大切なことですけどね。
そんな感覚もあってか、
という偏見がキライで仕方ありませんでした。
そこで、
- 料理
- 洗濯
- 掃除
- 家計簿
- ゴミ出し
と、ありとあらゆる「家事」をやることにしました。
当時は特にストレスもなく、「家事は女性がやるものだ」とだけは言いたくなかったので、積極的にやっていたものでした。
ただそこでダメだったのは、「相手に求めていたこと」でした。
男女関係、夫婦関係に限らず、
こう要求を提示してしまいますと、GIVE&TAKEの関係になってしまいます。
こちらが先に手を出してしまえば、相手も「お返しに」何かをしなければならないという関係性になってしまうからです。
最初こそボランティア精神で家事をやっていましたが、
- こうしてほしい
- ああしてほしい
と、無意識のうちに相手に要求していた自分がいました。
こう思い始めてしまいますと、だんだん不満が溜まってきてしまいます。
もし家事や育児をするなら、しっかりと話し合い「できる限りストレスのない形」を目指していきたいものです。
それができたら苦労はしないのでしょうが、「オス」とは身勝手で鈍感なやつが多いんですよね笑。
「求める」という行為は交換条件や取引に近く、関係が長く続かなくなってしまいます。
お互いが気持ち良く手を差し伸べられるような、そんな関係を目指していきたいですね。
ボランティアはいいものなのか?
実はそれもまた、僕の思う「ダメだった点」でした。
これは「純粋なGIVER」と言われるもので、人に無償の愛を与えていくような人を指します。
結論からいえば、これは長続きしません。
ただ、家庭内でGIVEをしたからと言ってお金が発生するわけではありませんし、対価として何かがもらえるわけでもありません。
ではどうすればいいのか。
ここでガネーシャの登場です笑。
「夢をかなえるゾウ」では、自分に足りない部分を「感謝」で埋めなさいという教えが書かれています。
僕に圧倒的に足りなかったのは、「感謝」でした。
この感覚を持っていた間は、どうしても相手に感謝することができませんでした。
- 相手の存在
- 相手の笑顔
そんな些細なことにすら、感謝することができませんでした。
一方で僕も「ボランティア」が行き過ぎてしまい、感謝されることも少なくなってしまって、やるのが当たり前に。
結果的に自分もいっぱいいっぱいになってしまったわけです。
家庭内での「仕事」は成果や対価が目に見えないため、どうしてもストレスフルな作業になりがちです。
そんな時、パートナーに感謝されれば、
という気持ちにもなりますし、お互いのできることに集中して取り組めるようになります。
- 相手に求め過ぎず
- ボランティアになり過ぎず
このバランスはとても難しいですが、それを解決してくれるのが感謝による信頼関係です。
どちらかが「当たり前」と思った瞬間から、そのバランスは崩れてしまいます。
お互いの存在、してくれたことを「当たり前」と思わず、1つ1つ感謝していきたいですね。
束縛しないこと
この感覚に近いもので、「相手を束縛する」という関係が問題になっています。
僕は人との関係の中で、
- 愛情
- 親身になる
- 熱い気持ち
なども大切にするようにしていますが、一方で極論、
とも思っています。
たとえ愛し合う関係にあっても、自分の時間やプライベートをお互いに尊重すべきだと思っているということです。
- 子どもを迎えに行ったり
- 料理を作ることになっていたり
- ゴミ出しをすることになっていたり
上のように「決まりごと」があるのであれば、それは「やらなければならないこと」と同義であり、そのルールを逸脱して何でもわがままにしていいというわけではありません。
パートナーとの関係性は、2人にしかわからないことですからね。
「何でも自由」ではないところがポイントです。
そこで「束縛」という言葉ですが、これは「自由を制約する」ということを意味しますよね。
柔らかくいえば「願う」ことですが、これもまた相手に「こうあってほしい」と求めることと一緒です。
- 夜は出かけないでほしい
- お金は使わないでほしい
「ルール」のように見えますが、そこに2人が納得しているのかどうかは怪しいですね笑。
どうしてもうまくいかないのであれば、お互いを認めることができていない証拠ですので、別れましょう。
人は簡単に変えることができませんから。
2人の間に守るべき取り決めがない限り、お互いは1人の人間として自由にあるべきです。
「こうあってほしい」とは聞こえが良いですが、実はとても「強制力のある言葉」です。
「束縛」という言葉はせまい意味合いを持っているように見えますが、実は幅が広く、ソフトな意味合いを持つものまであります。
相手の自由を尊重してあげつつ、2人の間の取り決めやルールを擦り合わせていくこと。
絶妙なバランスのように見えますが、お互いを信頼し合える関係であれば問題ありません。
どちらかが束縛し始めれば、一方の自由を奪うことになります。
気をつけながら関係を深めていきましょう。
おわりに
今日書いた内容は、キレイごとのように聞こえる部分もあるかもしれませんし、あるいは厳しく感じるかもしれません。
2人の間の関係性は、結局は2人が一番よくわかっています。
さまざまな形があってよく、他人が口出しすべきことではありません。
もし片方が不満を持ったのならば、小さいうちに解消しておきましょう。
「不満が生まれない」ということは、ほぼありませんから。
相手に求めすぎることなく、お互いを尊重して感謝を伝え合える関係でいること。
それに尽きますね。
長く良い関係でいられるためには、いろいろと考えておくべきことがありそうですね。
それではまた!
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