仕事を積極的に休むことは大事なこと【休めない環境は間違っている】

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こんにちは。せいじです。(@seiz_suzuki

先日、Abema TVでの討論を見ていました。

僕は兼近さんの意見に近く、

意図的に休まない人はダメな人

とレッテルを貼っています笑。(半分冗談ですが)

学校で教員をしていた時も、

休もうとしない人は違法だからね

と、わけのわからないことを職員室で叫んでいました笑。

僕は日本の働き方(経験は学校だけですが)にずっと疑問を抱いていましたし、何度か記事にもしてきました。

今日は「休むこと」について書いていきます。

仕事を積極的に休めないのは間違っている。休むことができない組織は、そもそも組織として成り立っていないのだ。

学校現場の現状は「取れない」と「取らない」

教師には、通称「年休(=年次休暇)」という休みがあります。

いわゆる「有給休暇」ですね。

公務員であれば年間で20日、さらに夏季休暇として「+5日」という枠があります。

しかも時間単位で取れますから、

今日は1時間早くあがろう

と思えば、16時に退勤することも可能です。

とはいえ学校はブラックですので笑、

あーあ、今年も年休が余っちゃったよ

という先生で溢れています。

原因は多岐にわたっていて、

  • 忙しすぎて取れない
  • 取ろうと思ってすらいない
  • 周りが休んでいないので休めない
  • 取らないことで「忙しい」アピールをする

という「環境要因」と「積極的に取らない」など、いろんな背景の中で休みを取れていない人がいます。

僕はどちらも「間違っている」と思っています。

特に自ら取ろうとしていない人は「イカれて」いるとすら思っています笑。

それが例え、人の目を気にしている人だとしても。

実際、学校側もブラック体質から脱出しようという動きがありまして、管理職は、

積極的に消化してください

と呼びかけをします。

もちろん、

そんな簡単に消化できたら苦労しねーよ!

という声も飛んできますが笑。

それだけ「業務がパンク寸前」の状態なのです。

ただそれだけでなく、先述した「個人の原因」もあると疑っています。

こいつ、本当に積極的に休みを取ろうと思ってるのか?

と。

  • 本当に休もうとする姿勢
  • 本当に休ませようとする環境

この2つのどちらもあるからこそ、職場に「休むことができる環境」が整ってきます。

  • 休みたい
  • 休もうとしている

という姿勢は、労働者としては大切なことです。

周りの目を気にしてしまうのもわかりますが、それは自分に原因があります。

積極的に休みを取ることは、権利ですからね。

僕は教員時代、しれっと帰ることばかりでした笑。

それだけ「休むこと」が大切だと思っているからです。

学校では環境要因だけでなく、変な慣習で休みを取らない人が多い。それはおかしいのだ。

積極的に休もうとするから仕事が捗る

まずは個人の「休まない」について。

そもそも人の目を気にして休暇を取らないのは、「その人が悪い」と思っています。

性格は人それぞれですから、休暇を取りづらい人もいるでしょう。

僕も結構人の目を気にしていたほうでしたが、

人の目を気にすること < 休むこと

という公式がすぐに成り立ちました。

だって「人の目を気にして休みを取れない」なんて、意味がわからないじゃないですか笑。

それで体でも壊したら、「原因は自分にあった」と言わざるを得ません。

もしそれで何か文句を言ってくる人が周りにいるのであれば、

  • その人はおかしいし
  • そういう環境もおかしい

と思っています。

与えられた休暇の日数があるのに、どうして休みをとってはいけないのか、全く理由がわからないのです。

目に見えない縛りがあるんだよ
プロジェクトが滞るんだよ

日本のそうした意味のない縛り、もうやめましょうよ笑。

自分で飛び出していかないと、いつまで経ったって休めませんからね。

また、「休もうとしていない人」にも僕は腹が立っています。(おい笑)

ブーブー文句は言う割に、

  • テキパキと仕事をしていない
  • ダラダラと残っていて休もうとしない

もちろん、業務過多になって休めない時はあります。

ただ、与えられた休暇の日数を「取りたい/消化したい」と思っていない人は、仕事にメリハリなんて出てきません。

休みを取りたいから一所懸命になるなんて、本末転倒だ

そういう人もいますが、僕は逆だと思っています。

そうやって「休める時間」を作るために一所懸命働けば、仕事も集中してスピード感が出てきますし、会社にも利益が出ます。

僕は初任の頃(教員2〜3年目あたり)、部活の顧問が忙しすぎて休めませんでした。

それでも、部活がOFFだった毎週水曜日には、必ず1時間早く帰るようにしていました。

そのために、授業準備や雑務をものすごいスピードでこなしていましたね笑。(適当にやってません)

そのほうが、

  • 会社にとっても
  • 個人にとっても

win-win」なのです。

僕にとっては「休むこと」の優先順位は高かったですし、それで自分の自由な時間も取れたので、気の済むまで休んでいましたね。

休もうとする姿勢は大切だ。そのために仕事も頑張れるし、集中もできるのだ。

休めない環境は「オワって」いる

僕が2校目の高校で働いていた時は、結論、とてもいい環境でした。

なかなか休もうとしない変な先生もいましたが笑、周りの先生が休んでも、

こっちでどうにかしておきますよ

と言い合えるような、そんな良い雰囲気が漂っていました。

部活の顧問もそれほど忙しくありませんでしたので、

  1. 業務過多ではない
  2. 周りが積極的に休みを取る

といった「理想の職場像」となっていました。

俗に言う「ホワイト」ですね。

一方で、初任の数年間に感じていたことでもありましたが、やはり「環境的に休めない」という社会人は多いです。

  • 業務過多
  • 周りの目
  • 穴を開けられない属人化した業務

など、職場環境によって「休めない」という状態はあるかと思います。

散々言われてきていることかもしれませんが、こうした「ブラック企業」はオワッていると思っています笑。

先述した通り、「休めない」という状況が続くと、仕事が捗らないからです。

時にはがむしゃらに、集中して仕事をしなければならない時期もあります。

それは職種にもよりますし、教師の業界しか知らない僕からすれば、まだまだ知見は狭いものでしょう。

ただ人間が生きていく上で、「しっかりと休むこと」は特に重視すべきことだと思っています。

こと現代人においては、なおさらのことでしょう。

人間、適切に休まなければ働くことなんてできないからです。

「休ませない環境」は社員(職員)をダメにしますから、ゆくゆくは会社(学校)そのものを壊していきます。

教員に関していえば、ご存知の通り、現在は「なり手」がおらず「人材不足」が問題になっています。

僕が辞めた理由は「休めない」ことが主な理由ではありませんでしたが、要因の1つとして挙げてもいいくらい、

ムダな業務が多すぎる

とは感じていました。

だから人も離れていきますし、近づこうともしません。

そうした環境は、抜本的に変える必要があります。

学校現場だけでなく、多くの企業でいまだにはびこる「休めない問題」。

学校も企業も、そうした環境はいずれ人をダメにし、それ自体がなくなってしまうことでしょう。

「休めない」という環境は職場の人材をダメにしていく。それを阻止するためには、働き方を抜本的に変えていかなければならないのだ。

おわりに

「休めない」という事実には、いろんな要因が複雑に絡み合っており、

  • 個人
  • 環境

の2つだけではありません。

その人の状況次第だとは思いますが、ただ伝えたいことは、

働き過ぎは良くないので、適切に休みましょう

というだけのこと。

無理をしている(させられている)のであれば、それは「生き方」として問題がありますからね。

早急に変えていきましょう。

それではまた!

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