知らないことは堂々と言っていい【自分の常識は相手の非常識】

人間関係

こんにちは。せいじです。(@seiz_suzuki

先日、生徒さんと話していますと、

先生が〇〇について「知らない」って言ったから、つい驚いちゃったんですけど失礼でしたか?

とコメントをいただきました。

僕は何をされようと構いませんが、確かに僕自身、とても気をつけていることでもあります。

みなさんの中にも、「自分なりの常識」があるかと思います。

ただ、それがいつも正しいとは限りませんし、世の中の常識とも限りません。

今日は少し視点を変えて、「僕が先生として気をつけていること」について書いていきます。

相手の「知らない」を当然のこととして受け入れること。そのためには柔軟な考え方が必要だ。

相手を尊重することから始める

僕は先生になった当初は、いわゆる「知識マウント」みたいなものをとっていました。

なんでわからないの?
こんなのもできないの?

と。

生徒側からしたら、これってかなり「イヤ」ですよね。(当然笑)

相手へのリスペクトもなければ、配慮すらもありませんでした。

生徒からしたら、

わからないんだから聞いてるんじゃないか!

とも思いますよね。

僕が少しずつ変わっていったのは、

知らなくても、全然恥ずかしいことじゃない

という認識が生まれてきたからでした。

ほとんどの人は、「知らないこと=バカ」と短絡的に結びつけたがります。

でも実際は、そんなことありません。

世の中は「知らないことだらけ」だからですね。

その事実に気づければ、

まぁ知らないこともあるよね

というスタンスを保つことができます。

これはつまり、「自分が知らないこと」を受け入れる姿勢とも取れます。

それがわかれば、相手への配慮も出てきますし、相手を尊重した上で付き合ってゆくことができるのです。

これができない人ほど、

  • 知らないことを恥ずかしいと思い込んでいる
  • 相手が知らないことをバカにしたように話す

ということをしてしまうんですよね。

それではいけません。

誰だって知らないことがあるのは当然のこと。

お互いを尊重した上で話すからこそ、

これ、聞いたことないなぁ…知らないなぁ

に対して、

あ、そうだよね。実はこういうのがあって…

というように話をすることができます。

僕は常に、相手の「知らないこと」を尊重するようにしているのです。

誰だって知らないことはある。だから相手の「知らない」も尊重してあげよう。それができない人ほど、「知らないこと」を恥ずかしいことだと思い込んでいる。

世界を回って得られたこと

特に世界を回ってみますと、

あ、僕って知らないことだらけじゃん

と思ったことばかりでした。

  • 他国の文化
  • 日本の文化

先生としていろいろと勉強してきたはずなのに、全然知らないことばかり

でもそのおかげで、「知らない」を前提にして考えられるようになったのです。

例えばですが、

あの、ごめんなさい、関東についてはよくわからなくて…

そんな人、ごまんといますよね。

誰だって日本全国を行脚(あんぎゃ)したわけではないのですから、ローカルな場所なんて知らないに決まっています。

仮に「東京」という言葉やある程度の場所を知っていたとしても、

詳しくは説明できません

という関東人だってザラでしょう。(僕だってそうです)

大切なことは、その時に「は?知らないの?」という態度を取らないことですね。

何事においても「経験」が豊かになってき始めますと、人間はマウントを取りたくなります。

そんなことも知らないの?

とね。(僕がブログでよく出すワード笑)

僕も世界を回ったものですから、

(あ、せいじ先生と世界について語ったらバカにされるだろうな…)

と思う人もいるかもしれないということを、僕自身も知っておかなければなりません。

英語においても同じですね。

自分が知識を豊富に持っているからと言って、

こんなのもわからないのかよ

というスタンスは、NG中のNGです。

僕は先生なので、そうした点においてはめちゃくちゃ(人の何百倍も)敏感になっています。

普段のトークでも、

知らないことを前提に話をスタートする

ということを心がけていますから、

こういうのがあるんですけど、ご存知ですか?

と、必ず伺うようにしていますね。

ただ、なんでもかんでも、

  • 「は?そんなの知らねーし!」
  • 「わからなくて当然でしょ?」

という姿勢を持っていてもいい…ということでもありませんよね笑。

聴く側、当然僕のほうでも「知らないです。でも調べてみますね」と言って、その場ですぐに調べるようにしています。

へー!こんなものがあるんだ!

と、ちゃんと知識や経験として取り入れるようにすること。

世界は「知らないこと」で溢れていますからね。

それをいかに「当然だ」と思って人と話せるか。

世界を知れば知るほど、自分がいかに無知なのかを知るようになるわけですね。

世界を回ってから、いかに自分が知らないことが多いのかを知った。その前提に立てれば、人との会話でもマウントを取らなくなる。

常に柔軟に考えること

特に僕が先生として大事にしていたこと、あるいは今でも大事にしていることは、

  • 偏見を持たないようにすること
  • 常に柔軟に考えようとすること

です。

海外を回っていますと、奇抜なファッションをしている人や、普通にタトゥーが入っている人がたくさんいます。

そういうことに対して免疫のない人だと、

その格好はダメだ
そういう考え方はおかしい

と、自分の常識を壊されたくないがために、防衛本能なのか「否定」から入ります笑。

これは先ほどの「知らない前提の話」とほとんど一緒だと思っていまして、柔軟性のない人ほどそういう発言を平気でしたがります。

そもそもの視野が狭いということですね。

視野を広く持っていれば、まず第一声に「そんな言葉」が出てくることはありません。

だから僕は、そうした “反応” をしないように心がけています。

相手を不愉快にするだけでなく、

  • 自分の視野の狭さ
  • 自分の柔軟性のなさ

を露呈することになりますしね。

どんな人と会っても、

へー。そんな「あり方」もあるんだ

と思うようにしていますし、それがその人の「考え方/生き方」なんだなと受け入れます。

その上で、

  • 性格が合わない
  • 単純にイヤな気持ちになる

といった人であれば、離れればいいだけのこと。

第一印象は確かに大事ですが、だからと言ってそこで「その人の人となり」決めてしまうには時期尚早すぎるということです。

いろんな「あり方」があって良くて、そのあとで「付き合い続けるかどうか」は本人が決めればいいのです。

いつでも大切なことは、

  • 視野を広く持ち
  • 柔軟に対応していくこと

これに尽きますね。

この姿勢を持っておくだけで、いろんな人と繋がれますし、

あぁ、やっぱり自分ってまだまだ視野が狭いんだなぁ

と思わされることで、またさらに勉強するようになります。

自分の常識の範囲内で考えるのではなく、広い視野を持って生きていきましょう。

外見やその人のあり方、考え方も最初は受け入れることが大事だ。そうした受容ができない人ほど、否定から入りたがる。視野を広く持とう。

おわりに

「知らないこと」を極端にイヤがる人がいますが、僕はそういう人ほど、

いやぁ〜視野が狭いなぁ

と思ってしまいます。

世界は無限に広がっていて、一生の中で知ることのできるものなんて限りがあります。

かといって学ぶことは諦めてはいけません。

常にアンテナを張っておきながら、柔軟にいろんな人との会話を楽しみましょう。

そんなことも知らないの?

は、NGですしブーメランです笑。

お気をつけて。

それではまた!

コメント

タイトルとURLをコピーしました