こんにちは。すずきです。(@seiz_suzuki)
僕は自他共に認める「冷静沈着マシーン」であり、さらに以前は他人への興味が皆無だった時すらありました笑。
もともと「自分さえ幸せであればいい」というマインドのもとに、10代〜20代を過ごしてきたこともありまして、あまり積極的に人と関わることを好んでいませんでした。
- 一匹オオカミ
- ひとり時間大好き
- 馴れ合うの嫌い
といった性格は、特別「悪いこと」ではありません。
このご時世でも「ひとり」は注目されていますし、「ひとり時間」を大切にできる人は、それだけ自分を大切にしている人でもあります。
しかし、最近では「人とのつながり」をかなり意識するようになりました。
オンラインコミュニティから職場での雑談まで、「人に話を振る楽しさ」を覚え始めた僕は、
「人と会話をする時に、僕が大切にしていることとはなんだろう?」
と思い、それについて書いてみることにしました。
何かの役に立てれば幸いです。
相手に興味を持ち、共通点を探す。
結論から言いますと、まず「相手のことを知ろうとすること」が、会話においては最優先事項だと思っています。
特に初対面の人に対して、
- 「特に聞きたいこともないかな…」
- 「別に興味ないし…」
- 「俺のこと聞いてくれー!」
というスタンスをとっていては、相手も「どうしたらいいものか?」と困ってしまいます。
もちろん、こちらがベラベラと話すことも可能といえば可能ですが(僕は先生ですから話すことは得意です)、ずっとターンを取ることに対して「一抹の申し訳なさ」を感じてしまうのです笑。
- 「相手のことをもっと知りたいな」
- 「共通点を見つけたいな」
- 「何か力になれることはないかな?」
と思っていますと、自然と質問が出て来ます。
よくある質問であれば、
- 出身地
- 趣味
- おすすめの本
- おすすめの旅行先
あたりでしょうか。
何かきっかけになる「フック」さえあれば、僕はなんとか話を展開しようと努力するようにしています笑。(これを俗に『領域展開』と言います)
例えば「鉄道好き」の方とお話しした時は、自分が「茨城で水郡線を使って、袋田の滝まで行ったこと」を伝えてみました。
あるいは新幹線に乗って青森まで行ったことを話したりもしました。
こうして「自分の持っている最大限の共通点」を伝えるようにしています。
これを「鬱陶しい」と思う方もいるかもしれませんので笑、相手によってはやめた方がいいでしょう。
「にわかがしゃしゃり出るな」と。泣
また「全くわからないもの」に対して、首をつっこむこともよくありません。(僕の場合は車やバイクの話題などです)
「知らないので聞かせてほしい」という姿勢なら、まだ会話が弾むかもしれません。
それでも「なんとか共通点を見つけようとしている」姿勢は、相手にはどうやらポジティブに映っていたらしく、その後も話に花が咲いたのでした。
「共通点」を多く持つためには、やはりなんと言っても、
- 知識
- 行動
- 経験
が大切です。
とはいえ僕の体は1つしかありませんので、経験・体験していないことも、それはそれは無数にあります。
しかし、
- 本を読んだり
- 動画を見たり
- あるいは知人から海外の話を聞いたり
することで、ある程度「共有できる部分」も出てきます。
ここでは「知識」が活きてきますね。
それでも何より、「経験(体験)」に勝るものはありません。
今後もいろんな場所に出向いて、いろんな体験をして、相手との共通点を見つけられるようにしていきます。
発話量のバランスを大切に
複数人でしゃべっていますと、僕は「英語の先生」という職業柄、全員の発話量を確保しようとしてしまいます笑。
これは大学〜大学院時代に参加していた「英語集中トレーニングキャンプ」の経験が活きています。
4〜5人のグループで英語をしゃべろうとしますと、なかなか話すことができない「英語初心者」が出てきてしまう状況を何度も経験しました。
日本語での会話ももちろん一緒でして、
- 「表現することが苦手」
- 「話に入っていくことが苦手」
- 「話してみたい気持ちはあるのに…」
という人は大勢います。
さて、こんな時の僕の使命は「話をしていない人に話を振って、いかに場を盛り上げることができるか」であります。(謎の使命感)
「場を盛り上げる」というのは「みんなが楽しい雰囲気になる」ということでもありますが、それ以上に誰もが、
- 「自分も話すことができた!」
- 「会話に入ることができた!」
と思えることです。
もちろん例外もありまして、
- 「とにかくしゃべるのが好き」
- 「話を聞いてるだけで楽しい」
- 「むしろMCになって回したい」
という人もいます。
そんな時は「自分の役割」を瞬時に見抜いて、
- 回したほうがいいのか?
- 聞き役に徹したほうがいいのか?
- しゃべったほうがいいのか?
- 話を振らないほうがいいのか?
- ボケたほうがいいのか?
と、即座に自分の立ち回りを確認して「役」に徹します。
まるで高度なスキルのように思えますが、これもまた「相手を思う」からこそ出てくるアクションなのかなと思います。
「どうしたら、今のこの会話が楽しくなるだろうか?」と考えると、僕はワクワクしてしまうのです。(変態)
全体を見渡して、自分がどの役でもできるように、複数人の会話では細心の注意を払っています。
これがまた、自分にとって「良いトレーニング」になるのです。
しゃべることの多い先生という職種であるからこそ、話が苦手な人の魅力を「存分に引き出す使命」があるのです。
人とのつながりのために
コロナも大変な局面ではありますが、この1年で人と会うことの大切さを切に感じております。
「対面で会うこと」はとにかく刺激的で、一気に「大量の情報」を得ることができるのが魅力です。
おかげさまで、さらに「人とのつながり」を大切にしようと思うようになりました。
当然のことではありますが、人と繋がる時には「コミュニケーション」が大切になってきます。
まさに人との出会いの「入り口」ですからね。
- 言語
- 非言語(表情やジェスチャー)
- 雰囲気
を重要視することは、その人と共有している空間を大切にすることになります。
人と長く付き合っていくのであれば、相手に対する礼儀や丁寧さはもちろんのこと、
- 好意
- 興味
- 敬意
も、関係を良好にしていく大きなポイントになってきます。
会話をする時のテクニックやスキルは「後からついてくるもの」でも構いませんが、それらを持っておいて(磨いておいて)も損はありません。
- まずは相手に興味関心を持ち、
- 礼儀を持ち、敬意を払い、
- さらに会話を楽しくするよう努めること。
決して正解とは言い切れませんが、この順序を大切にして会話を進めていけば、相手と良いコミュニケーションが取れると信じています。
他にも周辺要素はたくさんありまして、
- オープンにすること
- 傾聴すること
- 自分の経験を増やしておくこと
- 共通点を探すこと
なども、会話を豊かにするポイントですね。
その全てに意味があります。
答えはシンプルで「相手を大切にすること」です。
よく言われるのは「直接会うということは、相手の時間を奪うことだ」という言葉ですが、これは少しネガティブ寄りな表現かなと思っています。(僕もよく使いますが笑)
せっかくの人との時間ですから、楽しくて最高な時間にしたいですよね。
僕はそうした「ポジティブな感覚」を持って接するほうが好きです。
- 相手を思うからこそ、その時間を大切にしようとする。
- その時間を大切にしようと思うから、相手のことを思うようになる。
この相互作用が、僕らの空間を幸せにしてくれるのだと思っています。
おわりに
あまりテクニック的なことは書けませんし、実際それを「会話の本質」とは思っていません。
しかし、会話をするなら談笑できる場にしたいのが僕の本音です。
僕には「謎の使命感」もありますから笑、教員という立場と経験を使って、会話をできる限りみんながワイワイできる場にしたいと思っています。
- そもそも話すことが苦手な人
- 初対面の場合やグループでの会話が苦手な人
- 性格的に会話が苦手な人
にとっても、楽しい時間を過ごしてほしい。
それを提供できる力が(わずかながら)僕にはありますので、以上のことを大切にして会話をするようにしています。
とはいえどこまで行っても、最終的には「人柄」なのかなとも思います。
- 情熱あふれる人
- 聞き上手
- 共感してくれる人
など、それぞれの役割は様々です。
僕は僕なりに、みなさんはみなさんなりに自分の「会話道」を見つけてみてください。
僕も日々の会話で、スキルを磨いていこうと思います。
それではまた!
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