こんにちは。せいじです。(@seiz_suzuki)
ここ1年(というより半年くらい笑)で、本当に多くの人とお会いさせていただきました。
- 同僚
- ダンス仲間
- 古くからの友人
- 大学院時代の友人
- コミュニティメンバー
ここまで自分の輪が広がるとは思っておらず、心底驚いています。
昔から僕は人に恵まれており、そのおかげで自分の「精神的な部分/魂の部分」が磨かれたと思っています。
今日は、先日から読み始めています「LISTEN」について書いていきます。
とても分厚い本なのですが、ずっと前から気になっていたので買ってしまいました笑。
まだ読み始めではありますが、「人の話を聞くことの意味」について書いていきます。
人の話を聞くのが苦手だと思っていた
さて、
- 雑談
- 人と会うこと
については何度か記事を書いてきました。
僕も当たり前のように人と出会っては話をしていますが、以前の僕は、
と思うくらい、自分の意見を主張してばかりでした。
しかし「意外とそうでもなくなったぞ?」と気づいたのは、
- 英語のキャンプ
- 先生という職業
の2つの経験のおかげでした。
英語をしゃべれない人を相手にした時
「英語キャンプ」のほうは、大学〜大学院時代に参加していた、
「英語オンリーで1週間寝泊まりする」
という自主ゼミです。
そこそこ英語を話すことができた僕は、英語を話す練習を始めたばかりの人たちのサポート役に回ることが多かったです。
英語初心者の方々は、日本語と違って「what to(=何を話そうか)」と迷っているよりも、「how to(=どうやって伝えたらいいか)」のほうに困難さがあります。
そう考えていますと、「あー」とか「うー」と言った「filler(=フィラー)」が多く入ります。
英語を話せる人からすれば、
と思ってしまうかもしれませんが、僕自身もしゃべれなかった経験がありましたので、じっくりと聞いたり、助け舟を出したりするようにしていました。
そのおかげもあり、英語で話すときはできる限り相手を待てるようになりました。
これは実際、自分に「しゃべれなかった経験」があったからこそでした。
その経験があったからこそ、英語初心者が話に詰まっていても理解して待つことができたのです。
また、英語のキャンプでは「英語をしゃべること」がキャンプの目的でもありますので、できる限り話を振らなければ各スピーカーの発話量を確保することができません。
そうして自然と、
と聞くことが多くなったのでした。
教育者として生徒を相手にした時
先生をしていますと「生徒の話を聞く」という場面がとても多いものです。
生徒の思考は「未熟なものから達観したもの」まで、家庭のバックグラウンドも絡み合いながら、様々なレベルのものがあります。
生徒も一所懸命、自分の意思や思考を伝えようとしてくれるので、こちらも待つことが多くなりますが、聞いていて学ぶことや楽しいこともあります。
授業中も僕はよく生徒を当てるのですが、どうしても詰まってしまう生徒がいます。
そんな時もじっと待ってあげること。
そうしますと、周りの生徒はイライラするどころか、その生徒の近くまで行って丁寧に教えてくれます。
また授業は少人数ではありませんし時間も限られていますので、いろんな生徒とコミュニケーションを取るには限界があります。
本来であればゆっくりと話を聞いてあげたいところですが、
- 時に話を切り上げたり
- 普段話さない生徒と話したり
と、うまくバランスをとらなければなりません。
社会人同士のお茶会や飲み会でも、先生としての経験が役に立つことが多いです。
そうした「配慮」は、昔はなかなかできなかったものでした。
しかし「言語」や「教育」という現場にいたおかげで、「聞く力」を学ぶことができました。
本書「LISTEN」では、
とも書かれており、とても魅力的な本です。
「聞く力」を身につけるには、
「とにかくいろんな人の話を聞いてみる」
というところが出発点なのかもしれませんね。
人の話を聞くメリット
コロナ禍もあり、人と直接話す機会が激減した後に、
と感じたことを今でも覚えています。
人は誰かに話を聞いてほしいものですし、そうした「聞き手がいてくれること」が何よりも嬉しいことです。
僕はこうしてブログを書き続けていますし、ここ1〜2年で試した、
- 健康や食生活
- 筋トレや読書
など、話そうと思えばいくらでもネタがあります。
ただ雑談となると、逆にどうしても人の話が聞きたいという状態になってしまいました笑。
ともすれば「TAKER」なのかもしれませんが、周りの人から話を聞くほうが体験に基づいているため、とても学びになるのです。
おかげさまで「全然知らなかったことに対する知識」もつき始めてきています笑。
同時に、自分の意見も言ったり質問をしてみたりするなど、雑談に「参加」することがとても大切なポイントだと気付きました。
インプットしながらも、少しずつアウトプット(に近いこと)をしていたほうが、より記憶に鮮明に残りますし、その雑談の体験自体が「エピソード記憶」として残ります。
といった具合にです。
自分が経験した知識(英語や食生活など)を伝えて、有益な情報をシェアすれば周りの人も、
- 「これいいよ」
- 「あぁしたほうがいいよ」
とアドバイスをくれます。
「人の話を聞く」とは、ひとえにただただ黙って聞いていればいいというわけでもなさそうです。
それ自体を否定しているわけではありませんが、「雑談」とはお互いがしゃべることで初めて成り立ち、それは発表やプレゼンテーションではありません。
リアクションや相互作用も大切ということです。
だからこそオフラインで直接会うことが、より重要視されているのでしょう。
これからも人とたくさん会い、相互作用を重ねていこうと思います。
自分の視野を広げるためにも、経験値をためていきましょうね。
おわりに
「いかにして伝えるか」が大切に思われているこの時代で、人の話に耳を傾けることの重要性を説いている本書は、僕にはとても魅力的に映りました。
僕自身も人の話を聞くのが苦手であり、さっさと自分の意見を言いたくなってしまうことがあります笑。
ただ自分の意見をぶちまけることは簡単であり、人の話を聞いた上で「自分はどう思うか」を伝えるほうが、より会話が活性化します。
多角的な視野を持つためにも、今一度いろんな人の意見に耳を傾けること。
これが今の僕の課題なのかもしれませんね。
そのためにも、もっと多くの人と直接会って話をしていこうと思います。
それではまた!
コメント