こんにちは。すずきです。(@seiz_suzuki)
30代男性から連想されるもの…そうです美術館です。
- 毛と筋肉がアイデンティティのゴリラに一体何がわかるのか?
- 芸術への冒涜だ!
と激怒されそうですが、まぁ落ち着いてください。
少なくともヒゲは脱毛中ですので許してください笑。
否定したい気持ちもわかりますが、安心してください。
まずそもそも僕は、芸術が全くと言っていいほどわかりません。
ではなぜ僕は美術館に魅了されてしまったのでしょうか。
吸い込まれるように美術館へと足を運んでしまうその30代男性の実態を、今から明らかにしていきましょう。
美術館へ行くと楽しい
と、書きましたがこればかりは「人それぞれ」ですね。
今日は「僕なりの楽しさ」をお伝えしようと思います。
僕は学生時代から美術の教科書を眺めている時間が大好きでした。
大人になった今でも漫画は好きですし、アニメだってたまに見ます。
ざっくり言うと「絵」が好きなのかもしれません。
なぜ美術館に行くのかと言われますと、確かに「美の巨匠」でもないですからね…
これはとても単純な話でして、「すげぇ…」と感心しにいくだけなのです笑。
「一体、芸術の何がわかるのか」と思われるかもしれませんが、楽しいから行く。ただそれだけのことなのですね。
時には、
「おいおい…これ俺でも描けるじゃん。美術館に堂々と飾って大丈夫なの?恥ずかしくないの?」
と思うこともありますけど笑。
「抽象芸術」はいつになっても理解ができませんから。
それでも、
- 生で
- 近くで
誰か「人」が作った作品を見ることができるのは、学校の文化祭か市民ミュージアム、美術館くらいしかないのです。
そうして「生で触れること」「体験・体感ができること」に魅力を感じたのだと思います。
美術館の楽しみ方
美術館はまず東京都内に多いことがポイントです。
緊急事態宣言の合間を縫っては、僕もいろんな美術館を訪れました。
僕は神奈川県民ですので、東京に行くだけでもちょっとした旅行です。
また都内とは打って変わって、地方や離れた場所にある美術館もあります。
新しい土地に行く楽しさもまた、1つの魅力ですね。
そもそも美術館の建物自体が「芸術作品っぽい」こともあります。
まず建物の外観に圧倒されるのも面白い点ですし、空間そのものが異質なので新鮮な感覚や非日常を体験することができます。
価格ですが、美術館は大体1,000〜2,000円程度で入れます。
それでいて何百点という有名で貴重な作品が見られるのですから、これだけのお金を払う価値があると思っています。
かかる時間は、じっくり見て回るとなると大体1〜3時間程度でしょうか。
- 「へー」とか
- 「ほーう」とか
- 「ふむふむ」とか
- 「こんなものを描ける(作れる)人がいるのかぁ!」
と感想をつぶやきながら回ります。
歩き回って疲れたところで、美術館のレストランを利用することもオススメです。
美術鑑賞のあとに美味しい食事をすると、より芸術を理解できた気がしますしね笑。(?)
また賛否が分かれるところでもありますが、僕はデートにもうってつけだと思っています。
- 屋内なので雨でもOK!
- 2人でゆっくり回るのもよし。
- バラバラに回って後で合流でもよし。
- 後で感想を言い合うのもよい。
このように美術館は、よく言えば文化的人間という称号を獲得でき、悪く言えば休日の時間つぶしにすることができます。
暇つぶしとはいえ、何かしらを感じることのできる空間としては、僕はとても好きな場所です。
みなさんにもぜひオススメしたいと思っています。
きっかけは岡本太郎美術館
数年前、興味本位で川崎の岡本太郎美術館を訪れたことがありました。
あの「芸術を爆発に例える人」の美術館です。
結論から言いますと、当時なんと2回も見に行ってしまいました。
その芸術のパワーに圧倒され、魅力を感じたからです。
作品も大きいものが多かったのが、魅了された理由の一つでした。
そこで感じたのことは、芸術作品から出るパワーの背景にある、芸術家たちへの思いでした。
- この作品をどうやって描いたんだろう?
- こんなに細かいところにどれだけ時間をかけたのだろう?
- どういう意図でこの作品を作り上げたのだろう?
と、思いを巡らせることを止めることができず、感動してしまったのです。
今も昔も、アーティストはその生涯を捧げて芸術作品を無数に生み出し、世に残してきました。
そんな魂をぶつけた絵画や作品を見ているだけで、こちらもエネルギーをもらうことができたのです。
これはアスリートやミュージシャンにも共通しているかもしれません。
生涯をかけて、世の中に「神がかったプレイ」や「神曲」を残し、ファンを熱狂させる。
そんな彼らの実際のエネルギッシュなプレイや作品から、僕たちはエネルギーをもらっています。
土俵は違えど、芸術家やアスリート、ミュージシャンなどクリエイターの彼らたちには、何かしらの共通項があるように思えてなりませんよね。
そのエネルギーを享受しにいくだけでも、美術館は訪れる価値が大いにあると思っています。
これからはクリエイティビティ
今の時代は、SNSの普及をはじめとして「デジタルネイティブ世代」がいるほどのデジタル主軸の世界となりました。
一方でスポーツや音楽など、アナログな世界だからこそ神レベルの職人としか思えないような人々の妙技に魅了され、熱狂することができます。
それは今も昔も変わりません。
僕は「お金を落とす」ことを考えた時に、自分も好きだし応援したいので「美術館にいくこと」に決めました。
これも1つの投資なのかなと。
アイドルのライブやスポーツ観戦、アーティストの演奏、演劇や映画などもそうですよね。
芸術も意外にも一緒で、そのものがよく分からなくても素人なりにすごいと思えてしまうものなのです。
そこにお金を払う価値はありますし、なによりそのような人たちにもっと頑張って欲しいし応援したい。
どんなに世界がデジタル化していっても、作品や場を作って行くのは僕たち生の人間なのですから。
今の時代が、人生を賭けて戦って何かを生み出している人たちが尊敬されて生きていけるような、そんな時代になってほしいのです。
特に僕自身がダンスショーケースで舞台に立つことが多かったため、その場のリアルな空気や表現活動に傾倒してしまうのかもしれませんね笑。
「ゼロ・無」であるところから自身の創造力と技術で「1」を生み出している芸術活動。
僕はこれに惚れ込んでしまったのでしょう。
おわりに:そして美術館をめぐる
「〇〇美術館がよかったよ」というのはまた別の記事で書きました。
ちなみに最近の美術館巡りの発端は、横浜美術館とそごう美術館でした。
職場で美術館めぐりの話をしますと、意外にも「美術館めぐり大好きっ子」というのはいるものでして、「どこどこに行ってみたよ!」と語り合うのもとても楽しいです。
美術作品というと「年代物」と言いますか、昔の偉人たちの遺したものばかりに目を奪われがちですが、現代のアーティストたちも目を見張るものがあります。
僕は詳しくありませんが、彼らを応援する意味も込めて美術館に通うことにしています。
「30歳も過ぎたんだし、大人なんだから美術作品も知らないなんて非文化人だ!」
とは一切思っていません。
- 好きだから見に行く。
- 良いと思うから見に行く。
これだけでいいのです。
アイドルやスポーツにしても、それぞれが好きで応援したいのですから、お金を払う理由は様々でいいですよね。
1つの選択肢として美術館めぐりを入れておけば、きっと何かの折に役に立つかと思います。
興味のある方はぜひ、美術館に足を運んでみてください。
意外と多くの人(僕みたいな「にわか」を含めて)が、美術館を訪れていることに驚くと思います。
それではまた!
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