こんにちは。せいじです。(@seiz_suzuki)
先日から授業が始まりました。
せっかくでしたので、夏明け一発目の授業で「ぼくのなつやすみ」をパワポで共有してみました笑。
生徒たちの前で、
- 熊本
- 名古屋
- 知床
- 大阪
- 宇都宮
と、特に熊本と知床は写真をつけて、大自然を映してプレゼンをしてみました。
その後、生徒たちの感想を見てみますと、
と言ってくれました。
今日は、僕が「自分の体験談」を生徒と共有するメリットをお伝えしていこうと思います。
自分が伝えることを大切にする
先生になった当初で一番気にしていたのは、「知識の伝達」でした。
そんな緊張感で、英語を教えていました。
一方で、僕がしている「雑談」はあまり役に立たないものだと思っており、そこまで重要視してはいませんでした。
しかし今回、
- 熊本の日本一の石段と、人との出会い
- 知床の大自然や、人生一度きりだという話
などを伝えたところ、生徒たちから思わぬ反響がありました。
と、僕の熱い思い(?)がどうやら生徒に伝わったらしいのです。
僕は大切なことを忘れていました。
教壇に立ち、どんなに適当なことを言ったとしても、生徒はしっかりと聞ているということを。
もちろん、不適切なことは言わないように心がけていますが、自分の雑談にも影響力があることを失念していました。
しかし裏を返せば、それだけ伝えたいことが伝わるというのも、先生が大切なポジションである所以(ゆえん)です。
特に僕は、ここ1年で劇的に考え方が変わりましたから、その行動や変化を、
- SNS
- ブログ
- 友人とのお茶
においてだけでなく、こうして生徒たちに「授業で教えること」もまた必要なことなのだと感じました。
そう思わずに、熱量を持って伝えていきたいと思いました。
体験の共有から行動を促す
僕がこうしていろんな場所(SNSやオフの場面)で自分の体験を共有することは、正直なところあまり意味がないと思っていました。
どちらかというと「自己満足」のようにも思えますし、
と思うこともありました。
ただ、生徒たちにプレゼンをしたところ、生徒たちは目を輝かせて聞いていました。
考えてみたところ、大きく分けて2つの感じ方があるんじゃないかなと思いました。
- シンプルに経験に共感する
- 体験した本人の感覚に共感する
シンプルに経験に共感する
僕が知床や熊本の大自然やサウナに行ってきたことに対して、生徒たちは直接的に感動した部分があったと思います。
という、僕の経験に対するアプローチです。
僕がどう感じたかではなく、その経験を追体験するように、いい意味で「うらやましい」と思ってくれたのだと思います。
それを聞いたとき、
と思いました。
「世の中には、いろんなお金の使い方がある」
ということを伝えたかったからです。
彼らは若いため、変なところにお金を使いがちです笑。
僕も若い頃は、ムダなものにお金をかけていましたしね。
もちろん、彼らのお金の使い方を否定することはなく、
と伝えました。
「モノ消費」だけでなく、体験にお金をかける「コト消費」があるのだという視点を、提供することができたのです。
学生時代はお金もなく、部活やバイトで時間もないため、行動範囲が狭い生徒が大半です。
でもこうした大自然の写真を見せるだけでも、だいぶ彼らの視野が広がったのではないかなと思っています。
体験した本人の感覚に共感する
僕はあえて、
と、お金の話をしました。
例えば「北海道の知床に行って泊まる」だけでも、
- 往復の飛行機代で6万円
- 宿泊代(2泊)で8万円
と言いました。
生徒たちは驚き、
と言ってきましたが、
と言ってプレゼンを進めました。
僕はまだ若い部類かもしれませんが、彼らに比べると歳は2倍くらいです。
生徒たちは僕の話を、真剣に聞いてくれました。
そう思っていたのだと、伝えたのです。
感想用のプリントに、僕が伝えた言葉を書いてくれた生徒は、意外にも多かったです。
つまり、
- 僕が体験して
- 僕が感じたこと
に対して、
と、感じてくれたのです。
自分の体験を、自分なりに伝える。
「自分が、何をどう感じたのか」
実はここにフォーカスを当てることは、人に何かを伝えようと思う時に、とても大切な点になってきます。
こんな感想だったら、生徒たちも、
で終わっていたかもしれません。
しかし、
- なぜそこに行こうと思ったのか
- なぜその体験をわざわざ伝えようと思うのか
を明確にしますと、生徒たちも、
と察してくれます。
ここでの違いは、
- ただ経験を提供すること
- 共有して何かを掴んでほしいこと
の違いだと思います。
僕は自慢をしたかったわけではないですし、自分が何を思って生きているのかを伝えたかっただけです。
夏の旅を終えて、自分がその時々で何を感じていたのか。
このことを必死に伝えようとするから、生徒たちも「自分ごと」として考えてくれるのです。
と想像し、「いつかやってみたい」と思ってくれます。
僕ら先生にできることは微々たるものです。
しかし、
- 自分なりの人生観
- 自分の思考の一部
などを共有すると、生徒たちにとっては考える材料となり、役に立ったりするものです。
ムダだと思わずこうして伝えてみて、今では本当によかったと思っています。
おわりに
SNSで同じことを投稿したときも、
- 楽しそうだった!
- 一緒に旅をしているみたいだった!
と言われ、とても驚きました。
でもそれがもし写真だけの投稿だったら、何も伝わらなかったと思います。
「僕が何を思い、どう感じたのか」
これを伝えることが、どの場面でも大切なのですね。
これからも、
- 行動に移したこと
- 自分が感じたこと
などを共有し、みなさんの役に立てればと思っています。
それではまた!
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