僕らには空を見上げる余裕があるか【心の余裕がない人たちへ】

幸せ

こんにちは。せいじです。(@seiz_suzuki

先日、友人から勧められていた本を読みました。

この本には、アフリカのタンザニアにある村(ブンジュ村)でのエピソードがまとめてあり、

いかに日本人の感性がすごいか

ということが書かれています。

日本人こそが、

  • 細かいことに気づき
  • 虫の鳴き声を聞き分けられる

人種であるのだと書いてあり、一方で多くの日本人たちが、昔あったはずの「和の心」を忘れてしまっているのだとも書いてありました。

今の日本人には余裕がない

僕も同感です。

今日は「心の余裕」について書いていきます。

あなたには空を見上げる余裕があるか。人を愛す前に自分を愛せているか。

空を見上げているかい?

この書籍の中には、

君は空を見上げてる?

という質問が何度か登場します。

結論から言えば僕は、毎日のように空を見上げています。

僕は空が好きで、海外を周遊していた時も、

この同じ空の下で、日本と繋がっているんだよな

と思ったものでした。

これが意味することは、

空を見られるほど余裕があるか

ということでした。

僕が日本に帰ってきた時は、

みんなスマホをいじっていて、誰一人話さないで毎日をやり過ごしているのかな

と感じたほどでした。

アフリカに行った著者は、その村の子どもたちから、

日本人なのに、なんでそんなに余裕がないの?

と質問攻めにされます笑。

つまり彼には、「空を見上げるほどの余裕」がなかったのですね。

僕ですか?

僕はお伝えした通り、毎日のように空を見上げています。

今日も気持ちがいいな。生きててよかったな

って。

アフリカに行ったわけではありませんが、ひとたび日本から出れば、いかに日本が窮屈な場所なのかがわかります。

そんな中でも、こうして自由に生きることができていれば、空を見上げる余裕はあるものです。

今の日本人、特に都会であくせくしている人たちには、残念ながらそんな余裕はありません。

みんながみんなそうなのだと一般化するわけではありませんが、電車に乗ったり街を歩いたりしていれば、その空気感はすぐに察知できます。

みなさんは空を見上げていますか。

それだけ心にゆとりのある生活ができていますか。

あなたは空を見上げているか。自然を感じられるほどの余裕を持っているか。

人に感謝できる人は余裕のある人

君は感謝をしているか

こうした質問も、その村の子どもたちから飛んできます。

ちょっとしたことでも感謝すること。

日本人は確かに「ありがとう」を大事にする民族ではありますが、

  • それができない人
  • 言葉に気持ちがこもっていない人

もザラにいます。

僕も普段から感謝することができているかなと考えましたが、海外にいた時よりも「日本の当たり前」に慣れてきてしまっている自分がいたことに気がつきました。

  • トイレはどこも綺麗
  • 歩けばコンビニがある
  • インフラが整っている

日本に帰ってきてからというもの、自分の周りの環境が全て「当たり前」に感じていて、感謝することを忘れ始めていました。

感謝ができない時は、余裕がなくなってくることと同値なのだと、この本を通してわかりました。

日本社会にいますと、「働くこと」が生活の中心になってきます。

それができるのは、働くこと以外のことにリソース(=認知資源)を割かなくていいからです。

すると、

  • 食事ができて当たり前
  • 時間通りに来て当たり前
  • スムーズに動いて当たり前

と、生活が「作業」になってしまうのだと、本書には書いてありました。

そうしますと、空を見上げる余裕もなくなってしまい、仕事がうまくいかないだけでイライラしてしまいます。

全ての時間と労力を「仕事」に費やしているからですね。

もちろん、仕事自体を悪く言っているわけではありません。

ただ、余裕がなければ感謝はできませんし、目の前にある「当たり前」にも気付けなくなってきます。

僕が感謝できるようになったのは、心に「ゆとり」が生まれてきてからでした。

それまでは文句やグチばかりを並べていて、

自分で何かを変えよう

とは思ってもいませんでしたからね。

心の余裕を持つためには、いろんな視点から自分の人生を見つめ直さなければなりません。

  1. そもそもなぜ余裕がないのか
  2. 空を見上げるほど余裕がないのか
  3. 自分の仕事に満足がいっているのか

などなど。

いずれにせよ「感謝できるようになる」とは、そうした自分の余裕のなさに気づくことがスタートですね。

どちらが先とも言い難いですが、

感謝できる人=心にゆとりのある人

であることは、間違いのないことなのです。

自分の心に余裕がなければ、人に感謝することなんてできない。人に感謝できる人は余裕のある人なのだ。

自分を愛していこう

余裕を作ることも大切ですが、そもそも日本人は自分のことを愛せていない人が多いです。

僕ですか?

僕は自分のことを愛すようにしています。

生きている限り、生きたいと思えている限りは、自分のことが好きだってことなんじゃないでしょうかね。

どんなに周りが敵だらけになったとしても、最後の最後まで自分を信じてやれるのは自分だけです。

自分のことを愛すことができている人は、

  • 人に感謝ができて
  • 余裕も生まれてきて
  • 人に愛を与えることもできる

といった状態になります。

余裕がない時とは、

なんでこんなに自分はできていないんだろう?

と、自分を「卑下する」モードに入っている時でもあります。

日本人は謙虚を通り越して、人と比べて「自分はダメだ」と言い始めます。

それってやっぱり「逃げ」だと思うんですよね。

そうやって「自分はダメだ」と言い続けることで、予防線を張っているのです。

それか、本当の本当にそう思い込んでネガティブになっている人です。

まずは一所懸命やってみること。

その村の人たちは、誰もが自分の全てを愛していて、

こんなにやっている自分、すごいじゃん!

と言います。

今の日本人は頑張り過ぎているのにも関わらず、それでも完璧主義だからなのか人と比べ始めます。

今の僕はもう「日本人」の感覚から離れてきていて笑、

俺の方がすごいよ?
お前のやっていることはレベルが低い

とマウントを取られて言われたとしても、

だから何?僕の好きなことをやらせてよ

と思うようになりました。

自分のやっていることを好きになり、誇りを持って、自分を愛していくこと。

それができたら人のことも愛せるようになりますし、感謝もできるようになります。

空を見上げる余裕も生まれてくることでしょう。

日本では自分を愛することが、まるで「調子に乗っている」という風潮が強くて吐き気がします。

それは謙虚でも何でもなくて、自分の命や時間、人生に対する冒涜(ぼうとく)です。

自分を愛すことができていない人に、他人に愛を与える余裕なんてあるわけがありません。

まずは目の前の自分を愛してあげましょう。

そうすれば、きっと余裕のある人生になるでしょうから。

自分を愛すことから始めよう。そうすれば人を愛す余裕も出てくる。

おわりに

勧められて読んだ本でしたが、その内容は今の日本人にとても刺さると思います。

  • 心に余裕がない
  • 空を見上げていない

人は、要注意です。

手遅れになる前に深呼吸して、自分の人生を見つめ直してみましょう。

余裕がなければ、まずは空を見上げてみるといいかもしれませんね。

それではまた!

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