騙されそうになった時に自分の頑固さが勝つ【軸がしっかりしてたおかげ】

投資

こんにちは。せいじです。(@seiz_suzuki

先日、カンクンの空港で「空港泊」を決行しようと思って降り立ってみますと、空港職員らしい人が寄ってきて、

空港は閉まったよ。タクシーとホテル手配するけどこの金額でどう?

と寄ってきました。

そんなはずはない。空港が閉まるなんて聞いたことがない

僕は怒ったわけでもなく、

いやいや、それは誰にとっても不利益じゃないか

と思い、なんなら空港職員と直談判してやろうかと思ったくらいでした笑。

結果的にそれは「騙し」の手口だったことがわかりました。

今日は「自分の頑固さが勝(まさ)った」ということについて書いていきます。

海外で騙されそうになるものの、多くの経験と自分の頑固さが、勝利を呼んでくれたのだ。

ことの顛末(てんまつ)

メキシコのカンクンから、国内線を使ってメキシコシティに行くことを計画していた僕は、

明日の朝のフライトは早いから、早朝にホステルを出るのではなく、前夜に空港に行って泊を取ろう

聞こえはしんどそうに見えますが、実はこの旅の中で何度かやっていたことでしたので、そこまできついものではない認識がありました。

空港では当然ですが深夜や早朝の便があるため、ほぼ24時間稼働してることが普通です。

それを見越して、早朝や深夜に移動するのではなく、日中に移動を終えてしまって、

空港でのんびり待つほうが安全だ

と思ったのです。

時間に余裕もありますので、焦る必要もなくなりますからね。

カンクンでも同じことをしようと夜遅くに空港に降りてみれば、何やら空港内もガラガラだし、職員「らしき人」に呼び止められ、

  1. 空港はコロナの関係で掃除が入って閉まっている
  2. タクシーとホテルのパックを用意してる。これ買いなよ

と言われました。

まず第一に僕は、

そんなバカげたことがあるかい!

と、多少なりとも違和感に気づいていました。(鈍感)

そしてすぐさまパッケージを売りつけてくるあたりも、なんだか胡散臭い感じはしていました。

いろいろ紹介されるも、

自分で探すかどこかに野宿するから、いい!

と、いつも通り全てを断り、

どうしようか…

とトボトボと歩いていますと、なんと空港内に普通に人がいるではありませんか笑。

カンクンでは深夜の便がほとんどないせいで、単純に職員も搭乗者も「見えていなかっただけだった」のです。

やられた。騙されてた!

と思いつつも、空港泊ができて一安心しましたね。

あんなに堂々とウソをつかれたのには若干腹が立ちましたが笑、それでも誘いに乗らずに自分のプラン通りに空港泊ができて、嬉しかったものでした。

カンクンの空港で危うく騙されるところだった。実際空港は閉まることなんてなくて、彼らはうまく状況を利用していたのだ。

経験の豊富さが勝利を呼んだ

勝ち/負け」の話ではありませんが笑、

  • 英語がしゃべれたこと
  • 何度か空港泊を経験していたこと
  • 「タクシーを使わないか?」という誘いには慣れていたこと

などが生き、彼らと話していても、

いやいや高すぎだろ
自分で探すからいいよ
ってか本当に空港が閉まるなんてあり得なくね?

と、ハエを追い払うかのように対処することができていました笑。

こんなトラブルはザラであり、もし仮に彼らの言っていることが本当だったとしても、

  • なんとかして空港泊を決行するか
  • なんとか近くのコンビニで時間を潰そうか

と思っていましたからね笑。

結果論ではありましたが、僕の経験が勝(まさ)ったと言ってもいいでしょう。(え?)

せっかく前日入りしようとしていたのに!

という「むしゃくしゃした気持ち」もありましたので笑、

  1. タクシーで中心街に戻るなんてイヤだ
  2. ホテルも高いから自分でホステル探すわ

と思っていました笑。

つまり、「騙されていたこと」には気づけないほどの「鈍感野郎」でしたが笑、

どう考えたってそんなの納得いかない

という経験則に基づいた気持ちが、彼らの交渉術をいつの間にか「いなして」いたのでした笑。

彼らが「超絶安い価格」を提示してこない限りは、僕は首を縦に振ることはなかったでしょう。

僕がどれだけ「貧乏旅」を続けてきたと思っているのでしょうか。

舐めないでいただきたい笑。

どんなに言い寄られてきても、

どうやって空港に滞在するか

ということしか、頭の中にありませんでした。

今までの経験から「なんとかするしかない」と、いろんなオプションを洗い出していましたし、一番最初の選択肢は、

空港の中の職員(つまりは他の人)に事情を聞くこと

でした。

この時点で彼らにはもう、

  1. 僕をタクシーに乗せて
  2. ホテルに連れて行くこと

なんてできっこなかったのです笑。

どう考えたって高すぎるオプションでしたしね。

世界を旅してきて、まさか終盤でこんな目に遭うとは思ってもいませんでしたが、なんとかことなきを得たのでした。

長く旅を続けてきて、それなりに耐性が身についていた。戦う前から、もう勝ち筋は見えていたのだ。

そしてそれに重ねた頑固さ

僕は昔から「頑固」でして、良くも悪くも「自分がこうだ」と決めたことには、とことん突き進んでいく傾向があります。

「貧乏性」だった経験もあることから、彼らと話しているうちにだんだんイライラしてきたのです笑。

そんな高いお金支払えるわけないだろ
ってか何度も言うけど空港が開いてないってどういうことだよ?

と、若干ですがキレ散らかしていました笑。

今回の件においては、何も理不尽に「自分が正しい」と押し通したわけではありません。

今までしてきた経験から言って、「それはおかしい」と心の奥底で思っていたのです。

だから今回は、こうして「自分を押し通したこと」で、良い結果に繋げることができました。

また、仮に彼らの内容が本当だったとしても、先述した通り、

なんとかしてやる

とは思っていましたからね笑。

タクシーとホテルなんて、最後の最後の手段だぞ?

と。

生来の頑固さと、この旅で培った経験が活きました。

時に柔軟になることは大切なことですが、海外では図々しいくらいがちょうどいいと思っています笑。

日本人はとても優しいですし、特に僕はその中でも群を抜いて優しい人ですからね。(え?)

彼らと話をしている時は、

マジで?!そんなのおかしいよ!ほら、空港泊しようとしている人が全員困ってるじゃん!俺だけじゃないじゃん!

と、自分以外の人についても指摘をしながら、何かあったら、

こいつらはどうなんだよ!

と、うまく他人を利用していたに違いありません笑。

「交渉」と言えるほど高尚なものではありませんが、難癖をつけてでも「空港に残りたい」と主張していたことでしょう。

そうでもしないと、海外ではやっていけないのだと実感しました。

言語がわからなくてもいいから、大切なお金のやり取りや信用に関わることについては、お互いが納得するまでその場を動かないことです。

特別なことをしたつもりはなかったのですが、今考えてみれば、

昔の自分だったら、悩んだ末に結局はお金を支払っていたと思う

と感じました。

それだけ、この旅で「図々しくなった」ということです笑。

彼らとも「これでもか」というくらい、英語で話しましたしね。

僕の生来の「頑固さ」が、結局は僕を救うこととなりました。

自分が「こうだ」と思うことには、とことんこだわることだ。海外では自分の意見を強くって、ちょうどいいくらいなのだ。

おわりに

世界各地を回ってきた、僕の旅。

まさかこんな風に騙されるとは思いませんでしたね笑。

でもそれも含めて「いい経験」となりました。

最後まで信じてしまったものの、ちゃんと空港に泊まることができたので結果オーライです笑。

ある意味、この旅の「最終試験」だったのかもしれませんね。

この旅で強くなっていた僕には、そのくらいの試験は皆無に等しかったものでしたけどね。(騙されてたくせに)

最後の最後まで気を抜かず、旅を終わらせようと思います。

それではまた!

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