学び方にはそれぞれのスピードがある【カメとウサギの速さ】

雑談

こんにちは。せいじです。(@seiz_suzuki

先日、友人たちと「速さ」について語り合ったことがありました。

例えば僕の場合であれば、英語を教える際に「英語上達のスピード」という「速さ」に気をつけなければならないということ。

え?なんでこの速さで習得できないの?

こんなこと言ってしまったら、もう僕のもとに「英語を教えてほしい」と思ってやってくる人はいなくなることでしょう笑。

人にはそれぞれのスピードがあります。

  • 一番速く身につけられる方法
  • 自分が正しいと思っている方法

は、誰にでも当てはまるものではありません。

今日は「学びの速さ」について書いていきます。

自分には自分の、人には人の学ぶ速さがある。自分のやり方を押し付けても、その人にできるとは限らない。

学び方は人それぞれ

まず前提条件として、「学び方に正解はない」ということです。

語弊があるかもしれませんが、ある程度正しい方向はあったとしても、もっと細かな部分は「それぞれによる」としか言いようがありません。

これは先生をやっているとよくわかります。

若かりし頃の僕は、

何年も模索し尽くして見つけた、俺のやり方が一番イイんだ!

と思い込んでいたものでした笑。

でも実際は、生徒たちには「合う/合わない」があるということに気づきました。

特に英語ですと、

  • 耳から覚える
  • 目で見て覚える
  • 手で書いて覚える

など、人によって得意な覚え方があります。

僕は「目で見て覚える派」であり、さらに声に出したり聞いたりして覚えていました。

何かの勉強法1つをとってみても、大きな違いがあるんだな

そう思ったものでした。

その前提がわからないまま教えようとしますと、「どうもうまくいかないこと」が出てきてしまいます。

これは何においても一緒です。

それぞれの脳の作りや家庭環境、自身の人生のバックグラウンドなど、「全く一緒の状態」はあり得ないからです。

その事実を認めないまま何かモノを教えようとしますと、うまくいかないだけでなくお互いがストレスを感じるようになってしまいます。

なんでこのやり方でうまくいかないんだ?
なんでこんなに教えてもらっているのに成長しないんだ?

お互いの間に「齟齬(そご)」や「ひずみ」が生まれてしまいますと、関係性も悪くなってしまいます。

まずは、

それぞれの前提が違うという前提

を意識しておくこと。

「先生」や「教える側の人」にできることは、一般的な正解を教えることではなく、

  • それぞれに合ったやり方を一緒に探してあげて
  • できる限りその人に寄り添って伴走してあげること

ここができるようになると、教えてもらっている側も、

よし、頑張ろう!

と思えるようになってくるのです。

人にはそれぞれ、自分に合った学び方がある。その前提に立って教えていこう。

速さに固執しないこと

「教えている側」に立ちますと、少しばかり前を進んでいるからなのか、偉そうに振る舞ってしまうことがあります。

確かに、そうできるのも教えている側の特権ではありますが、そこに喜びを感じているようではまだまだ二流/三流です。

みなさんも、ご自身の「学びの時間」に相当な時間を費やしてきたと思います。

今なら簡単にできることでも、当時「始めたばかりの頃」はしんどかったことでしょう。

「その視点に立ってあげること/戻ってあげること」

が、教育者にとっては必要不可欠なことです。

自分だって相当な時間を費やしてきたのに、目の前の教えている人に対して、

さぁやってみろ!なんでできないんだ!

と言うのは、横暴すぎます笑。(自分の学び始めた頃を思い出してください)

学び方が様々あるのと同時に、学ぶ速さも人それぞれであるということを忘れてはいけません。

  • 数ヶ月で達成してしまう人もいれば
  • 何年もかけてやっとできるようになる人もいる

ということです。

これは自分にも当てはめて考えることができます。

  • 速攻でガンガン行くウサギタイプなのか
  • ゆっくりとジワジワ攻めるカメタイプなのか

自分の好きなタイプ、あるいは合うタイプでいるほうがずっと心地よいはずです。

どうしても結果が欲しいからなのか、人は「速さ」を求めたがります。

でも実際はほとんどのものごとにおいて、「即効性のあるものはない」と言っていいと思っています。

  • 投資
  • 仕事
  • 筋トレ
  • ビジネス
  • 英語学習

どれにおいても「続けること」「失敗すること」が必要であり、その繰り返すスピードが「ウサギ」である人は結果を残しやすいという、ただそれだけのことです。

僕も英語やダンスを長くやってきていますが、それらが「一朝一夕で身についた」とは思っていません笑。

何年も何年もかけて、学んで身につけていくものだと思っています。

これらは当たり前のように聞こえますが、「当事者」や「教えている側」はわかっていなかったり、気づいていなかったりするものです。

速さもまた人それぞれ。

その前提条件も加味しながら、学んでいきましょう。

何かを身につけたり学んだりしたいと思った時、人は焦ってしまう。そうではなく、「基本的には時間がかかるものである」という前提条件に立ちながら、ウサギとカメの速さを使い分けていこう。

人生はゆっくり。けど一所懸命いこう

人生は長いものです。

と言いつつも、あっという間に終わってしまうものでもあるという、なんとも「矛盾をはらんだもの」ですよね笑。

僕の個人的な意見として、この1〜2年で学んだことをお伝えしますと、

何ごとも、時間をかけて醸成されていくものだ

ということでした。

先ほどの「ウサギ or カメ」で言えば、僕は圧倒的に「カメのスタイル」です。

そこで得た真意は、上記のような「ものごとには時間がかかる」ということでした。

もちろん、適当にダラダラとやっていたら時間がかかるのは当然ですので、もっと頑張る必要があります。

とはいえ、仮にどんなに頑張ったとしても、そこには膨大な時間がかかるのが普通だということです。

速さに固執する必要はありませんが、求め過ぎないのもよくありません。

いつかなんとかなるだろう

という気持ちは楽観的であり、「何もしなくてもなんとかなる」という考えは甘いものです。

僕らが大事にしなければならないのは、

ものごとを学んで身につけるには時間がかかる。だからこそ毎日を一所懸命生きよう

という姿勢です。

僕もこうしてブログを書いたりダンスをしたり、英語の授業をしたりしていますが、それらをずっと続けているのは、いつか来るであろう、

自分が描いている理想の未来

に向かうためのステップだと思っているからです。

その按配は難しく、

果たして今自分がやっていることが何かに繋がるのか?

と、時に自問自答することもまた大切なことです。

「意味のないこと」はこの世にないとは言え、自分なりの答えや意味を見出しておく必要はありますからね。

一方で、どんなに正しさや意味を見出したとしても「時間がかかるもの」が多いため、これがまた難しいんですよね笑。

いずれにせよ、やることはいつもシンプルです。

誠心誠意、取り組み続けること

僕にはこれしかないのだと思っています。

その中で考えを深めてみたり、少し軌道修正してみたりすればいいのかなと。

ジワジワ、かつ一所懸命やっていきましょう。

速さは人それぞれですから、周りに流されないことが大切ですね。

何かを成し遂げようと思ったら、時間がかかることを前提にしておいたほうが良い。その上で、自分にできることを必死にやっていこう。

おわりに

学び方やそのスピードは人それぞれです。

  • 教える側も
  • 教わる側も

固定観念に縛られずに、時間をかけて学び、成長していく必要があります。

その途中で自問自答したり、つまずいたりすることはあるでしょう。

しかし、それなしに自分の目標を達成できることはありません。

ゆっくりかつ丁寧に。

ただ一所懸命、誠心誠意を尽くして。

難しい按配ですが、バランスを保ちながら行動していきましょう。

それではまた!

コメント

タイトルとURLをコピーしました