こんにちは。せいじです。(@seiz_suzuki)
3月は別れの季節ということでして、人と会う機会が多くなっています。
大学時代、ダンスサークルの卒業公演では号泣したものでした。
ただ一方で、その関係が続いているかと言えば、細々と続いているものもあれば、もう何年も会っていない人たちもいます。
僕はこの事実を、ネガティブに捉えているわけではありません。
無理に忘れないようにするというのは、難しいものですからね。
今日は、「忘れることを前提にして人と出会うこと」について書いていきます。
忘れられない瞬間を作ること
以前にも、人との別れについて書いたことがあります。
僕は人との出会いについては、意外にも「淡白」な部分があります。
それはなぜかといえば、
「人との別れは当然のことである」
ということを理解しているからです。
そう思われる方も多いかと思いますが、僕は出会いとは別れがあってこそだと思っています。
だからこそ、人との出会いの一瞬一瞬を大切にしていこうと思うのです。
一瞬一瞬を大切にしていますと、
と思うことがあるかと思います。
ただ人間とは「忘れる生き物」ですから、その繰り返しをしていくしかない。
その前提に立って人と会うこととそうでないことでは、大きな違いがあります。
みなさんにも、今までそう思った瞬間がたくさんあったと思います。
しかしそれは「叶わない願い」であり、変化をしながら進んでいくことしか選択肢はないのです。
だから僕のやるべきことは、ただただ忘れられない瞬間を繰り返して生きていくこと。
そこに注力して生きていくのが、今の僕のやるべきことなんだなと。
忘れてしまうものなのだけれども、忘れられないような時間を作っていくこと。
矛盾しているように聞こえますが、
「ただこの一瞬を大切に生きていく」
というシンプルな行動の連続。
それだけでいいのです。
どうやって生きていくことがいいのか
忘れられない瞬間を作っていくということは、シンプルに一所懸命生きていくこと。
と不思議に思うかと思いますが、ただ自分のできることをまっとうしていくだけ。
これだけだと思います。
忘れられない瞬間とは、一所懸命生きていった結果として残るものです。
僕は以前、この「一所懸命生きる」ということができていませんでした。
そんな感じで生きてきた時間は、全くもっていい印象が残っておらず、後悔することが多かったですね。
全力で生きるとは、
- 姿勢の問題
- 気持ちの問題
で解決することが多いのが、残念なことです笑。
裏を返せば、そこさえ変わることができたら合格点だということです。
僕が始めたことは、シンプルに「頑張る」ということだけでした。
- 英語の勉強時間を確保する
- ダンスの練習と真剣に向き合う
- できる限り自分から動いて人に会いに行く
1日を一所懸命生きていますと、テレビを見る時間もなければ、YouTubeを見る時間もありません。
やらないことを選んだということもありますが、「自分のやるべきこと」で1日が終わってしまうのです。
自分の能力の底上げや仕事をこなしていくことを「1番目」として、
- 自分のスキルを伸ばして
- 人のためにできることを考えて
- あとはひたすら人に与えていくこと
この順序で頑張っていけばいいのかなと思っています。
ここで大切なことは、
と、偉ぶらないことです。
人と会って話していますと、
と、「だから評価されるべきだ」と口に出している人をよく見かけます。
僕は、一所懸命やることが大切なのであり、あとは人が評価すると思っています。
もちろん、
とアピールすることは悪いことではありませんが、それ以上は、聞かれない限り出す情報ではないのです。
一心不乱に生きていますと、他のことに目が向かなくなるように、
ということにも目がいかなくなります。
僕は以前よりも、自分のできることを愚直に続けるようになりました。
すると自然と周りに波紋が行き渡るようになり、以前のような「承認欲求」は無くなりました。
この事実に気づくことができれば、自分の能力やスキルを押し売りしなくなってきます。
その生き方こそ「一所懸命な生き方」になるのだと思っています。
忘れることは前向きなこと
僕の去年の2022年のテーマは、
- できる限り多くの景色を見て
- できる限り多くの人と出会う
というものでした。
もちろん一人で歩き回ったことも鮮明に覚えていますし、かけがえのない経験をしたと思っています。
一方で、より深く胸に刻まれていたことは、
「人と出会い、たくさん話し、たくさん笑った時間」
でした。
人とは忘れる生き物ではありますが、人との時間を一人では生み出すことができないように、誰かと一緒に過ごした時間とは、「かけがえのない時間」となっていきます。
ただし、「誰でも彼でも会えばいい」ということではありません。
人と会うまでに、自分のできる最大限の努力をしておくこと。
だからこそ人と会う瞬間が輝き、お互いが尊敬を持って接することができるようになります。
そんな一瞬一瞬を切り取った写真を、胸にしまっていきたい。
その思いから、僕は人と出会うようになったのだと思います。
それでもどうしても忘れてしまうのは、
- また次の出会いを楽しみ
- そこに愛を与えていこうとするから
でもあります。
忘れるということ。
それはすなわち、前を向いて今や未来に向かって歩いていることです。
僕はこの考え方のほうこそ、一所懸命に生きていることなのだと思っています。
また次の新しい出会いを求めて、どんどん記憶を更新していきましょう。
その新しい出会いの繰り返しこそが、逆説的に「忘れることのできない出会い」の積み重ねになっていくのです。
おわりに
人との出会いに対して、「別れ」とはとても悲しいネガティブなものとして捉えられがちです。
僕は教員ということもあってか、「新しい門出」だと思っています。
「素晴らしい記憶」へとどんどん更新していこうとする姿勢は、とても大切な姿勢だからです。
その努力があれば、過去にとらわれることはありませんからね。
いい意味で忘れて、次の新たな輝かしい出会いを求めていくこと。
僕はこれからも、その努力をすることを忘れずに、生きていこうと思っています。
それではまた!
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