30代でもわからないことはわからない【素直になる理由】

人間関係

こんにちは。すずきです。(@seiz_suzuki

最近はインプットをしすぎて頭が爆発しそうなのですが、僕はなんとか元気にやっております。

教員になりますと、

「知識も豊富で、先生はなんでも知ってるんだよね?」

といったレッテルが貼られ、見えないプレッシャーに押しつぶされそうになりながら、生活を強いられることとなります。

勉強をし続けている僕ですが、最近は「わからないことはわからない」とはっきり言うようになりました。

もともと言えなかったわけではないですが、教員とはどこかプライドが高いものでして、なかなか素直に「わかりません」と言えないものです。

あえて先生に「これ知ってます?」と聞いてみてください。

もし聞かれたら、先生たちはたぶん知った風を装うはずですから笑。

僕もそんなダサい時期がありました。

そんな僕が変わったきっかけからお伝えしていこうと思います。

バカにされる

僕の友人に、自分のことを「勉強をしてこなかった人間だ」と堂々と公言している教師がいます笑。

それは彼の「キャラクター」でもあり僕も大好きなのですが、それをいいことに先輩ヅラする教員たちが彼に質問していました。

  • 「〇〇のことって知ってる?」
  • 「それは知っておかなきゃダメだよ」
  • 「君は常識がないね」

僕も「常識のない教師ランキング」では上位に食い込める自信を持ち合わせており笑、このような言い方をされたことは幾度もあります。

だからこそ、そのように扱われている友人を見ますと、なにか少し気に食わなかったことを覚えています。

その友人はとても広い心の持ち主ですので「勉強になります!」と、元気良く返しては相手を気持ちよくしてその場を終わらせていました。

革新派である僕のような人間からしますと、「ケンカ売ってるんですか?」という状況なのに、彼はその場を丸くおさめていました。

僕は当時感じたものでした。

あなたの常識を、他人に押し付けないでほしい」と。

僕も何か説明をするときは、相手が理解できるように心がけています。(先生ですからね)

そして、絶対にその人をバカにすることはありません。

先生であれば、本当に勉強がわからない生徒を目の前にした時、どんなことがあってもバカにしてはいけないのは当然のことだからです。

それがたとえ「対大人」であっても、人をバカにするような教師は「教師の風上にも置けない」と思っています。

先生の仕事とは、

  1. わからないことを教えてあげること
  2. わかった時に楽しいと感じさせること

です。

そして何より、自分より知識のない人を見下さないこと

だから他人に「常識がない」だの「勉強が足りない」だのと言う教師は、確実に生徒に対しても同じことをしています

そうのように、

  • 見下された友人を見たり、
  • 自分もバカにされたり

したことがありましたので、

「絶対に人を見下すような教師にはならないようにしよう」

と固く誓ったのでした。

自分の常識を他人には押し付けない

とても当たり前のことなのですが、先生たちはどうしても忘れがちなのです。

自分の常識を他人に押し付けてはいけない。また、それをネタに人をバカにしてはいけない。

わからないことはわからないと言え

相手がたとえ「人のことをバカにするような人」でなくても、僕自身も変に強がってわかったふりをしてはいけないと思っています。

それは失礼ですし、わざわざ「知ったかぶり」や「見栄を張ること」はしなくていいのです。

特に僕は英語の教師ですので、人より英語を深く勉強していましたから、ガリガリ勉強していた若い頃は、多少なりともプライドがありました。

ALTや帰国子女と話をしていますと、

  • 途中でついていけなくなる場面
  • 知らない単語が飛び交う場面

に頻繁に出くわすこともあり、当時はなんとなしに「うんうん」と頷いてその場をしのいでいました。

もう今となっては、そのような行為はせずにちゃんとわからないことを聞くようになりました。

知ったかぶりではなくとも、わからないことをそのまま流してしまうのもまたよろしくありません。

自分の勉強のためにも、「それってどういう意味?」と聞くことは本当に大切な姿勢です。

素直に聞けば、周りの優秀な方々は丁寧に教えてくれます

「君は常識がないなぁ」「こんなことも知らないの?」と言うような人に出会った覚えがありません。

もし会ってしまったら、もう関わらないようにしましょう。

そんな人たちから何かを教わりたいとは決して思いませんからね。

優秀な人たちほど「逆」なのです。

  • 自分の知識を自慢せず、
  • 自分にもわからない部分が必ずあると知っている

からです。いわゆる「無知の知」ですね。

だからこそ会話のギャップを埋めようと努力してくれるのです。

会話において大切なのはマウント合戦ではなく、「円滑なコミュニケーション」であるということを知っているのです。

バカにされていたものの丁寧に答えた友人も、僕は優秀だと思っています。

「それ、わからないんですけど、何ですか?」と質問する人は、とても謙虚かつ強く見えるからです。

僕は、弱みを見せられる人のほうが、強い人間だと思っています。

わからないから学ぼう、聞こうという姿勢がある。

これだけで十分、「価値のある姿勢」です。

わかっていないまま黙ってやり過ごすことは、罪なのではないでしょうか。

聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥

僕は「聞く」を一時の恥とすら思わないようにしています。

特に教員ほど、この姿勢を学ぶべきですね。

僕も少しずつではありますが、わからないことは流さないように質問するようにしています。

最近本を読んでいるからこそ、意識し始めた姿勢なのかもしれません。

本を読めば読むほど、自分の無知さに気付きます。

そうして知れば知るほど、より謙虚になる。

30代になっても、まだまだ学ぶことが多いですね。

無知であることを恥じるのはなく、知ったかぶりこそ恥だと思おう。わからないことは素直にわからないと言おう。

おわりに

話の中でわからないことが出てきた場合、例えば知らないアーティスト名や選手名などではなく、知識を問われるような場合、相手にしっかりとわからないことを伝えて、きちんと教えてもらうことが大切です。

聞かれた側の対応としても、丁寧に教えるように心がけて相手をバカにしないことも大事です。

とても当たり前のことのようで恐縮なのですが、これが意外とできないものです。

僕は職場でわからないことがあったら、積極的に質問するようにしています。

いくつになってもわからないことがあって当然なのですから。

まずは「己の無知さ」を知ってしまえば、小さなプライドも感じなくなってきます。

そこで聞いて得た知識ほど、意外と頭に残ものなんですよね。

これは「生徒からの質問」で起こることでもありまして、

「先生これってどう言う意味ですか」

と聞かれて答えられない時もあるのです。先生も人間だもの。

その時は間違った知識を伝えるよりも、「ごめん。調べてからまた教えるね!」と一言添えてあげるのです。

そして、調べてまた後で伝えればいいのです。

最近読んだ梅田悟司さんの言葉にできるは武器になるという書籍で、

先生って、生徒だ。

というキャッチコピーが、いい言葉だなと感じました。

人間誰しも偉ぶる必要はありません。常に学び続ける姿勢が大切です。

僕もまだまだ30代で、日々学ぶことがたくさんあります。

わからない事実を受け入れてからは、吸収が格段に速くなったような気がします。

こうした姿勢を持っているほうが、よっぽどいい先生なのではないでしょうか。

そんな先生になれるように、日々インプットして勉強し、新しいことに挑戦し、多くの体験を積み重ねていかねばなりませんね。

それではまた!

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