こんにちは。せいじです。(@seiz_suzuki)
以前、YouTubeで“What would you do?”というアメリカの番組を見ていました。
というタイトルです。
どこまでヤラセかどうかはわかりませんが、レストランや衣服店などの舞台で明らかに差別をしたり嫌がらせをしたりする人々を配置し、それに対して一般の方々がどのような対応をするかという番組です。
日本と違った文化を享受したことで、僕が感じたことを書いていきます。
広いテーマ

様々なテーマが取り扱われていますが、大きいテーマを中心に書いていきます。
人種差別
テーマの是非は置いておいて、この番組では黒人差別に意見する動画が数本あがっています。
例えばレストランで黒人と白人のカップルがいる時に、隣に来た人(役者)がわざとらしく、と大きな声で言います。
すぐに差別的な発言だと感じた他のお客さんは、その無礼な客に対して説得しにかかります。
- お前には関係ない
- アメリカは自由の国だ
- マネージャー(責任者)を呼べ
と、とにもかくにもこの客をつまみ出そうとします。
あるいは理髪店で黒人の方々が多い場面では、少数派である白人に対して黒人の美容師(役者)が差別発言をする場面も撮影されます。
それに対して、黒人の方が白人の方を守ります。
など、一般人とは思えないしっかりとした意見をはっきりと伝えています。
先ほどの理髪店の例でも、仕掛け人である黒人女性は実際に白人の男性と結婚しているため、悪役をつとめた彼女としても、お客さんの反論は嬉しかったことでしょう。
課題のある方々への差別
他にも脳に障害を持つ方や吃音症、字が読めない人がお客さん役だったりウェイトレス役だったりします。
先ほどの黒人と白人のカップルのように、実際にその課題を抱えている人が役を行なっていることが多いです。
すると、また失礼な態度でやってくるお店の方や周りの人々。(役者です)
というほどの名演技です。
すると周りにいる人々は、その失礼な態度に対して激昂することもありますが、まずその課題を抱えている人を助けようとします。
ゆっくり丁寧に手伝いながらも、無礼な態度を取り続ける人たちに対して、
- あんたは黙ってろ
- こんなやつ無視していい
- なぜお前が助けないんだ?
と荒れに荒れます。
みなさんの正義感には、脱帽せざるを得ません。
ハラスメント・マウンティング
日常で行われているいじめや罵倒、親の虐待まがいの叱責なども取り上げられています。
明らかに「俺が/私が上で偉いんだ」と言わんばかりの上司やコーチ、親も登場し、それに対して、
と指摘する人たちが現れます。
子どもやパートナー、老人などハラスメントの対象にされている人が一人になりますと、そっと駆け寄ってきて「大丈夫だよ」と声をかけてあげる人も。
と、無礼な人に対してもフォローする人も出て来ます。
このようなシーンを見るだけでも心が洗われる思いです。
お涙ちょうだい?

一方で、しっかりと向き合わなければならない課題もあります。
これらは番組ですので、視聴率を取るために「画策」している可能性もあります。
最初にテーマの是非を論じる前に泣けると書きましたが、そもそも人種差別や障害者などのテーマは非常に繊細なテーマです。
この番組で逆に不愉快な気持ちになる人も、一定数いるということを忘れてはいけません。
僕は単純に周りの人々が勇気を持って抗議するシーンを見て泣いてしまいますが、
- 差別
- 障害
に対する認知が “あまり高くない日本” にいるからだと、考える必要もあります。
アメリカは様々な人種で構成されている大国であるため、その苦難の歴史や命の危険、不愉快な誹謗中傷、差別的発言の渦中にいる人々が多いです。
今となってはグローバル化が進みつつありますが、日本とアメリカを比べてしまうと圧倒的に人種に対する意識の差があります。
「だから日本が悪い」というわけでもありません。
- 歴史の背景
- 島国であること
- 均質的な人種・言語、教育
など様々な要因が絡んでいますので、一概に「日本人の意識が低い」と言ってしまうのもまた誤解を生みます。
話を戻しますが、これらのテーマを扱うということはそれなりのリスクもあるということです。
という「製作者側の意図」があるかもしれないということも、考えておくべきです。
ただ、この番組に参加していただいている人々は、実際にそのような経験をされた方々であることが多いです。
見ている側は様々なことを加味して、番組を視聴したいところですね。
口を挟まない人も…

実は周りの人々も、だんまりを決め込むときがあります。
この番組では意見を言ったり口を出したりすることができなかった際も、しっかりと当事者たちに話を聞きに行きます。
と。
それに対しても様々な意見が出てくるため、それがこの番組の公平性を保っている要因だと言えます。
など、なかなかその人たちを「責められない部分」もあります。
それこそ、「あなただったらどうするか?」というタイトルの意味につながってきますよね。
「立ち上がって正しいことは正しいと言った人」が正義のヒーローだと思われがちですが、
と決めつけるのも、また良くありません。
各々の対処の仕方があり、思いがあり、それらによってその場面が切り取られます。
とも思うのです。
相手を認める

- 悪を懲罰してその場から追い出したり
- 誰か困っている人がいたら助けてあげたり
そのようなこともいいのですけれども、僕はそのような行動に先立ってまずは他人を認めることが大切なのではないかと思っています。
アクションを起こした人たちに共通して出た発言は、
というものでした。
と願いたいところですが、その反面僕らはどこか心の奥底で、
- 人を見下したり
- 優劣をつけたり
しているときもあるはずです。
ここでアクションを起こした人たちは、少なくともその人の苦労や辛酸を認め、理解しようとしていました。
それがその人にとって、100%理解・共感できるかは別の話です。
人それぞれ経験してきたことは違うのですからね。
その前提に立った上で、まず相手の存在を認めてあげること。
教育者である僕は、常日頃感じることですよね。
おわりに
僕は勉強が好きでした。
得意だったからこそ受験だってしましたし、浪人したのにもかかわらず親も応援してくれました。
これはあくまで「僕が」体験したことであり、学校現場で教えている生徒全員が、そんな境遇にいるわけではありません。
当たり前ですがここを勘違いしてしまいますと、教育はできません。
と彼らの境遇を無視して、指導を始めてしまう先生が出てきてしまうのですね。
相手の境遇を受け入れられる、広い心を持っていきましょう。
相手に寄り添ってあげられたら、それで十分ですから。
それではまた!

