話している時はその人が柔軟かどうかが大事【単一の考え方をしない】

人間関係

こんにちは。せいじです。(@seiz_suzuki

いろんな生徒さんと話していますと、「自分がいかに柔軟になったのか」を実感します。

その昔は、「典型的な日本人」でしたから、

この考え方が一番正しいんだ

と思っては、それを貫いていました。

  • 信念があること
  • 1つのことしか考えられないこと

では、全く意味が違ってきます。

いろんなことを知った上での信念なのか。

それとも、1つのことしか知らないのにそれが正しいと信じて生きているのか。

大きな差がありますよね。

今日は「柔軟になること」について書いていきます。

人と話す時は、柔軟性があるかどうかが大事だ。仮定の話ができない人は、いつまでも狭い世界にしかいない人だ。

広く経験をしておくこと

僕が一番欲しかったのは、「経験」でした。

若い時には経験を買っておけ

とはよく言われたものですが、上の世代の人でも、いろんな経験のある人のほうが話を聞いていて楽しいものです。

僕は学校の先生、しかも公立高校の先生でしたから、かなり考え方は狭かったと思っています。

世界に出る前からも、いろんな書籍に当たったことが功を奏し、柔軟な考え方ができるようになってきていました。

本はいいですよ笑。

世界を広げてくれますからね。

  • 本を読もう
  • 世界を回ろう

と思っていた時点で、僕には「柔軟になる準備」ができていたのだと思っています。

日本では視野が狭いままでも生きてはいけますが、僕という「自己ブランド」を磨くのであれば、経験があるに越したことはありません。

先日も、ランダムでお会いした生徒さんから、

あまりにもバックグラウンドや考え方が面白いので、もう一度授業を受けさせてほしい

と、すぐに連チャンで授業をしました笑。

  • 日本の公教育
  • 世界の考え方

など、正解のないことに対していろんな視点を持てることは、彼女にとっては新鮮に思えたのかもしれません。

僕は英語や教育の専門ですが、さまざまなことについて “ある程度は” 話すことができます。

常日頃から考え、アウトプットしているからなのかもしれません。

  1. たくさん経験し
  2. たくさん読書し
  3. たくさん人と話すこと

で、僕の人生は豊かになり、柔軟性を帯びるようになりました。

なるほど。経験はしておくものだな

そう感じる毎日です。

経験をすればするほど、考え方の豊かさや柔軟さが身についていくのです。

若い頃からたくさん経験を買うようにしよう。それが人生の豊かさに繋がる。

1つの考え方にとらわれないこと

基本的に偏った考え方はしないようにしていますが、考えた上で、

やっぱりこれはダメだと思う

ということについては、ハッキリと意見を言うようにしています。

その上で議論をすることと、頭ごなしに相手を批判することは全くの別ものです。

ものごとには必ず「両面」がありますからね。

否定ばかりしていて相手の話を聞こうとしなければ、議論にならないのです。

先述した通り、自分の信念を持つことも大事にしていますが、同時に相手の意見や世界に存在する「他の考え方」にも目を向けて議論するようになりました。

以前の僕は、

お前は間違っている!俺が全部正しいんだ!

と、自分の意見を押し付けては、相手を否定していました。

それはひとえに、

  • 自分の状況が変えられないこと
  • 否定されて自分のポジションが揺らぐこと

などの「不満」や「恐怖心」からくる姿勢でした。

余裕が出てきたことや、世界のいろんな人の考え方を取り入れるようになってから、広い視野が持てるようになりましたね。

大切なことは、

これ以外は考えられない

と、他の選択肢を潰して考えないようにしないことです。

そのためには「経験」が必要であり、いろんな人の生き方をこの目で見る必要があったのでした。

広く経験をするようになりますと、

いや、これが正しいと思う。それ以外ないね

と、根拠もなく話している人と話をしたくなくなります。

なぜか。

この人と話していても、何も受け入れないのだろうな

と感じてしまうからです。

信念があることはいいことですが、だからと言って柔軟でないと、話す価値を感じられなくなります。

だって、こちらが何を言っても受けれないのであれば、話す理由はないですからね。

だから「話す相手」を選ぶことも、僕は大切だと思っています。

「暖簾(のれん)に腕押し」状態(と言うか反発すると言いますか笑)の人と話をしていても、

なるほどね

と思える瞬間が訪れないんですよね。

だから、考え方が柔軟な人と話をすること。

それはみなさんの意見を、「うんうん」と言って聞くだけの人たちではありません。

ちゃんと議論ができる、そんな人たちです。

単一の考え方に染まってしまうと、何も話せなくなってしまう。だから柔軟にいこう。そして柔軟な人と出会っていこう。

なんでも受け入れる人になろう

「柔軟な人」と言えば、

なんでもかんでも受け入れる人?

と捉えられがちですが、当然のことながらそんなことはありません。

「なんでも受け入れつつ、自分なりの信念を持つこと」

が大事ですよね。

僕もかなり頑固ですから、

これと言ったらこれ!

と言い切ることもたくさんあります。

でもそれは、

  • いろんなものを見た上での発言なのか
  • 何も根拠もなく適当にしている発言なのか

で、だいぶ意味が変わってきます。

以前の僕は後者でした。

特に周りからリソースを取り入れることなく、自分の経験則(とても浅いもの)で話をしていました。

今でも頑固さは変わってないかもしれませんが、そこには必ず「逆の立場」への考え方があります。

例えば僕は野球なんてさっぱり分かりませんが笑、高野連だけには納得がいっていません。

だから野球が好きになれないのかもしれないとすら思っています笑。(関係ない)

  • 球児たちは素晴らしい…けど?
  • 高体連から高野連だけ独立している?
  • 学校の授業を公欠にするとは何ごと?なぜ?
  • それでいて野球部のコーチになりたいだけの先生って何?

と、

  1. 学校の先生としての立場
  2. 子どもたちの実際の気持ち
  3. 保護者から出た様々な立場の意見

など、加味した上で、

もっと変わってほしい

と思うのです。

決して感情で言っているのではなくて、「おかしいでしょ?」と必ず何点かの視点から見た上で話をします。

そしてもちろん、部活動の良さや青春についても(他の人よりは)理解はあるほうですから、それもわかった上で、

やめたほうがいい。ちゃんと考え直して是正したほうがいい

と言うのです。

ダンスの大会についても、

自分はダンスをやっているから

と言う理由から、サポートばかりするつもりはありません。

  • 大会でお金が発生することに対する議論
  • かといってマイナーな大会をどこまで盛り上げていけるか

などの疑問点まで、ありとあらゆることを考えて発言するようになりました。

その上で、

なるほどね。そういう意見もあるのかー

と、もっと違う視点の意見を聞いたり、専門家から話を聞いたりして、また自分の視野を広げゆくのです。

ひとたびいろんなことを受け入れ、それから自分の意見を言うこと。

また再び他の視点があったら取り入れて、自分の肥やしにしていくこと。

その繰り返しをして、自分の信念や考え方を確実なものにしていきましょうね。

様々な意見を取り入れられるように柔軟になろう。その上で自分なりの信念を立ち上げ、再び新たな視点を探しにいこう。

おわりに

偏った考え方は、時に友だちをなくします笑。

信念もなく考えもせずに生きることもまたよくありませんが、世の中はそうそう簡単に動いてはいないということを、頭に入れておかなければなりませんね。

誰が正しいということもありませんから、柔軟にいろんな意見を受け入れつつ、柔軟な人たちと一緒に議論を交わしていきましょう。

それではまた!

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