こんにちは。すずきです。(@seiz_suzuki)
コロナ禍もだいぶ落ち着いてきており、友人と会う時ほど、
- もっと話したいな!
- 次会えるのはいつかな?
- 2次会に行こう!
と思うことが増えてきました。
以前の僕であれば2次会に行って夜遅くまでカラオケに行っては、朝からまた早く仕事に出たり、休みの日であればたっぷりと寝坊したりしていたものでした。
今はご時世的なこともありますが、そうした刹那的な欲求が自分の中で盛り上がって来た時に「ちょっと待とう」という気持ちが出てくるようになりました。
今日は何か欲求や衝動が生まれた時に「一旦時間を置く」ということのメリットについてお話ししていこうと思います。
自分を大切にする姿勢を持つ
30代になってきますと、
- 大切な決断
- 行動力
- 直観力
なども重視されます。
自分が「これだ!」と思ったことを行動に移す力はとても大切でして、そのおかげで僕もこの1年でだいぶ変わることができました。
一方でこの1年で大切にしてきたことが、実はもう1つあります。それは、
「自分を大切にする」
ということです。
例えば飲み会の場面で、もう夜遅い時刻を回っているのにもかかわらず、
- 「じゃ、終電まで…」
- 「付き合いが悪いと思われたくないし…」
- 「最後まで楽しんじゃおう!」
- 「家が近いから大丈夫だ」
と思っていた自分がいました。
しかし夜遅くまで飲み会やカラオケが続いてしまいますと、
- 寝る時間が遅くなる。
- 次の日に支障がでる。
- 無駄に支出がかさむ。
- シンプルに健康に悪い。
など、良いことはあまりありませんでした。
全てを否定しているわけではなくて、時にそうして羽目を外したり、やけになって気分をスッキリさせたりする必要はあるかと思います。
また経験として、若い時に「存分にその時間を楽しむこと」も大事でしょう。
しかし基本軸としておいておくべきは、人との表面上の付き合いや自分の刹那的な欲求に従うのではなくて、自分の健康や夜の時間、次の日のための準備時間を大切にすることです。
また往々にして2次会に参加した後は、なんとなく虚しい気持ちになることが多いです。
(あの気持ちはなんなのでしょうかね…笑)
久しぶりに知人と会った時、どうしても「もっとこの時間が長く続いて欲しい」と思ってしまいがちです。
しかしその気持ちを「次また会う時の楽しみに!」と思えることもまた大切なことです。
それは自分自身を大切にすることだけでなく、相手の時間も大切にするということです。
相手にも相手の時間がありますから、その時の気持ちに流されずに「また次回たくさん話しましょう」という流れに持っていくことで、一緒に過ごしたその数時間を「本当に大切な時間だったな」と思えるようにもなります。
個人によって「楽しい時間の尺」はそれぞれだと思いますが、大体2〜3時間程度あれば十分なのかなと思っています。
もちろん決まりなんてありませんし「〇〇との時間はそれ以上要らない」という意味ではありません笑。
それでも足りなければ、あるいは「この人といると楽しいな、幸せだな」と思えたのであれば、またどこか別の機会を作って会えばいいのです。
- 自分と相手のお互いの時間を尊重する。
- 会えた数時間を大切に思うようにする。
こちらのほうが、その時間を目一杯楽しむことができるのではないでしょうか。
時間を少し置くことのメリット
飲み会は1つの例ですが、他にも、
- 感情論の言い合いに持ち込まれそうになった時
- 誰かと契約をする時
- Twitterで何か不満をぶちまけようとする時
など、何も考えずに何かをしようとしているわけではないのにも関わらず、酔いの勢いやその場の空気感、あるいは感情によって「GOサイン」を出してしまうことがあることも事実です。
僕も「ここで一度、深呼吸をしてみましょう」とよく言われてきたものですが、それができれば苦労しないですよね笑。
ただ、人それぞれに「合う手法」があるということは間違いありません。
一度「ドン引きする」という手が、僕に合った手法だと思っています。
この記事は「感情」に関する記事なのですが、感情に支配されるだけではなく、いろんな場面で決断をせまられる時はありますよね。
「深呼吸をする」といった表現はあながち間違っておらず、どういった場面においても、
- 一度、間を置く。
- 時間を置いてから考える。
- 少し調べたり比べたりしてから決める。
これらが大切ですね。
「即決や決断力が高い=その場で瞬間的に決める能力が高い」という式はどこか神話的で、イメージが一人歩きしている印象を受けます。
どんな形であれ、1つクッションを挟むだけでも「状況が好転すること」が多いです。
- 言い合いになりそうになったけど、コーヒーを入れて座って話し始めたら落ち着いた。
- 契約前に相見積もりや契約書の確認のために資料を持ち帰ってみたら、今すべき契約ではないと感じた。
- すごくイライラして不満や他人のディスをツイートしようと思って何度も書き直していたら、「こんなの投稿すべきではないな」と思い始めた。
実際、僕自身もこうした経験はかなり多いです。
飲み会に関しても、一度明日の予定を確認したりお店の外に出て少し話したりしていますと、「今日は帰ろうか」と今までの興奮が良い意味で冷めてきます。
即決断をせまられる時も、
「即決断=少しの間で素早く比較検討したり調べたりすること」
だと思っていますので、「なんでもかんでも直観に頼れば良い」とは思っていません。
企業の社長さんやトップレベルのビジネスマンであれば「分単位で動いている人」もいますので、即決していかなければならない場面もあるかと思います。
しかしそういう人たちほど経験が豊富で多くの失敗を経験しており、その経験から流れを汲む「直観」を大切にしているため、僕らがイメージしているような「即決」とは大きく異なるものでしょう。
僕は何かに行き詰まったり、スピード感のある展開になってしまったら、一度落ち着く時間をとるようにしています。(これが深呼吸に当たるものです)
そこで「遅れた!」「一歩遅かった!」と思ったことはありません。
- 間の取り方
- 時間を置くタイミング
- 集団心理が働いている時の次のアクション
など確かに難しい場面もありますが、早すぎず遅すぎず、ほどよい「間」をとってみると、だいぶ人生が変わってくることでしょう。
行き詰まった時も一呼吸おいてみる
こうしてブログを書いていますと、思考が渋滞してしまうことがよくあります。
そんな時に立ち上がったり何か別のことをしたりすることが、かなり効果的だと気づきました。
素早い展開の時、いわゆる”即決”をせずに一呼吸置くことも大切ですが、一方でじっくり考えて思考があふれ返っているときにも、一旦その場から離れることは作業効率をあげる良い手法です。
即決の場面も思考が渋滞している時もそうですが、そういう時はかなり視界が狭くなっていることが多いです。
- ずっと同じ作業をしている。
- 長い時間座りっぱなしだ。
- 長時間集中している。
こんな時は、思考を切り替えるために一度クッションを挟んでみましょう。
「集中が切れるじゃないか」と言われるのですが、行き詰まっている時というのはすでに集中力が切れている状態の時です。
それでも集中できる時というのは、当然ですが「集中している時」なのです笑。そこで一呼吸おく必要はないでしょう。
「ふーっ」と思った時は、脳や体が「休憩を求めているサイン」を出している時ですからね。
僕はそんな時こそあえて、
- トイレに行く。
- 自炊や洗濯などの家事を始める。
- YouTubeやSNSを見る。
- コーヒーを淹れる。
といった別のことをすることで、思考を別のものに仕向けるようにしています。
すると一旦思考がリセットされ、「あぁそうだそうだ思い出した」「結局これを言いたかったのだ」と逆に思考が整理された経験があります。
会議や議論で白熱したり、なかなかいいアイディアが出なかったりした後も、同僚と職員室に戻ってから話せば「あ、その手があったか」「その考えいいかもね!」と突然解決の手口が見つかったりするものなのです。
どんな場面でも、
- 物理的に一旦その場から離れてみる。
- 心理的に離れるために思考を変えてみる。
など、一呼吸おくことは逆に効率を上げる効果を持っています。
実践で使っていきたい手法ですね。
おわりに
「自分を大切にしている姿勢」を持つことは、即決をしなくなるというよりも、
- 人生の決断の場面において、
- 自分の信念に従って、
- 自分にとって正しい選択をしてゆくことができる。
ということを意味しているのだと思います。
「即決」が悪なのではなく、自分を大切にしない姿勢が「悪い判断を生む」「悪手を打つ」ことに繋がるのです。
またじっくりと考えている時、集中している時にも一度自分をリフレッシュさせてあげることは、遠回りかもしれませんが「自分自身を大切にすること」に繋がっていきます。
「小さな選択の連続」が人生を形作っていくため、それぞれの小さな判断に対して真摯に向き合ってゆくことは、その人を健全な人生へと導いてくれることだと思っています。
ちょっとしたことでも、「これで本当にいいのかな?」と疑問を持って、一呼吸置いてみましょう。
一つ一つ「正しい判断」ができるようになってくるはずです。
それではまた!
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