今を生きるとはどういうことなのか?【人はもっと自由だ】

雑談

こんにちは。すずきです。(@seiz_suzuki

スティーブ・ジョブズの言葉に、とても有名なフレーズがあります。

もし今日が人生最後の日だとしたら、

私は今日やろうとしたことを本当にやりたいだろうか

この言葉は、

  • 常識
  • 社会通念

に対する疑問を投げかけ、自分をがんじがらめにしているルールやレールについて、もう一度考え直させてくれるヒントとなっています。

この言葉を聞くたびに、

自分の人生に集中しよう!

とは思いますが、一方でその「ありがたみ」を感じる機会には、普通に過ごしていますとなかなか巡り合うことができません。

毎日、このように生きることと向き合うことは、果たしてよいことなのでしょうか。

今日は僕なりの解釈を交えて書いていきます。

生きることに全力であれば、毎朝問い続けることなんて、いちいちしなくてもよい。

今を生きるとは?

人生を見直し始めた2020年。

僕はその年から毎朝、鏡の前で問い続けること…などはしておりません笑。

このスティーブ・ジョブズの言葉はとても有名ですから、それを習慣化させようかとも思ったほどでした。

しかし今の僕にとって「今を一所懸命生きること」は、すでに大切な軸として、人生の心得として据え置いてあります。

いちいち鏡の前で問いかけなくても、わかっているということです。

もちろんスティーブ・ジョブズも、

毎朝問いかければいいんだぞ

と言いたいわけではないですし、それをすること自体が目的ではありません。

それでもこの言葉が僕を含めた多くの人の心に刺さるのは、それだけ一度きりの人生を大切なものにできているかということを、問われているからだと思っています。

僕も自分の人生について、たくさん考えました。

人生について考えるために、

  • たくさん歩き
  • 何冊も本を読み
  • 多くの人と出会い

自分にとっての幸せを探しました。

特にトップを走り続けている人たちの本を読んでいますと、あることに気づきます。

彼らは本当に明日死んでもいいように、毎日をトップスピードで走り続けているということです。

人には人の人生があり、山もあれば谷もあります。

常にトップスピードで走り続ける人もいれば、ローギアでゆっくりマイペースに進んで行く人もいます。

僕自身も、谷があったからこそ、山に登れていることもありますし、とてもゆっくりと歩いていた時期もありました。

それでも、常に感じていることがあります。

いつか突然、志半ばで倒れてしまうことがあるのではないかということです。

だから常に、

自分の人生に後悔のないように生きよう

と思って毎日を生きることにしています。

毎日鏡の前で確認しなくても、全力で1日を過ごすと決めていますし、何かあったらそれも運命なのだなと思っています。

今を生きるとは常に問いかけることよりも、常に全力で生きることだ。全力とは無理をしたりトップを走り続けることではない。その人が決めたスピードでいいのだ。

自分のやりたいこととは何か?

自分のやりたいことをやれているか。

この疑問はとてもシンプルですが、現代を生きている人たちに向けられた大きな課題でもあります。

僕は教員になるという「自分のやりたいこと」の夢を、叶えたつもりでいました。

たくさん悩んだ結果、僕のやりたいことは「もっともっと自由度の高い場所」でないとできないということに気づきました。

僕だけでなく、多くの人は、

辛くてもこれが人生なんだ…

と思っているかと思います。

少なくとも僕はそう思っていました。

でも本当は、人間ってもっと自由であるべきなのだと思いました。

やりたいことを、一度しかない人生の中でやり切る。

これがいかに難しく、不可能に近いことか…

と、僕はずっと自分の生き方を決めつけていました

教員という職さえ手に入れば、その中で自由に教育をしたらいいじゃないか

と、ほぼほぼ何も考えずに、半自動的に足を踏み入れた教育業界。

そこで学んだことは、自由度に限界があるということでした。

ある意味、現代のほうが「自由のない社会」なのかもしれませんね。

いや、勝手に自由であることを悪としている社会なのでしょうか。

やりたいことを自由にやっている人というのは、

  • そんな社会通念に目もくれず、
  • 自分の人生が有限であることを自覚し、
  • 毎日をより良くしようと人一倍努力しています。

そんな人の話を聞いたり、出会ったりしますと、いかに自分が自分の人生に嘘をついてきたかがわかりました。

自分の人生にだけは、嘘をついてはいけません。

自分の心に正直に、素直に、本能に従ってみてください。

スティーブ・ジョブズも、そう言っています。

やりたいことを素直にやることは社会が批判するだけであり、そんなことは無視していい。自分の心に素直に従い、行動してみて初めて、本当の意味で人生に向き合うこととなるのだ。

今を生きながら、「少し先」も見通す。

今を生きるということは、「先を見通して生きること」にもなります。

ここで難しいのは、

  1. 今に集中しながらも、
  2. 未来のことも考えて行動する。

この2つが同時に存在するからです。

ただ、それが一生続くかどうかは誰にもわかりません。

だから僕は、

  • 自分の夢を叶えるため
  • 多くの人を幸せにするため

に健康に気をつかい、様々な体験をし、社会資本(人との出会い)を大切にしていこうと思いました。

できる限り、この命を長く持たせて、多くの人に還元していく。

そのためには、全力で「今」に投資することも大切しつつ、「少しだけ先」を考えなければなりません。

ここで重要なのは、「少しだけ先」について考えるということです。

僕だってこの命がいつ尽き果てるかわかりませんから、あんまり長い先のことまで、計画したって仕方がないと思っています。

(タイムバケットと言って「何歳までにこれをやりたい」ということは決めています)

少し先なら「現在」の延長線上にあり、ある程度の見通しが立ちます。

そうやって自分のできる小さな範囲である、

  • 今現在、
  • そして少し先の未来

を考え、生き抜くこと。

僕にとってはそれが「毎日」であり、その繰り返しが「人生」だと思っています。

今に注力することも大切だが、それは少し先の未来を見ながら歩き続けることだ。いつ終わるかわからない人生だけど、自分の人生に注力するということは、まずは狭い範囲からでいいのだ。

おわりに

一度でも自分の人生と真剣に向き合うと、自分に多くのことが足りないことに気付かされます。

そのたびに僕は、足りない部分を埋めるために本を読み、各地を旅して、人と出会いました。

でもやっぱり、最後は自分との対話でした。

スティーブ・ジョブズが鏡の前で対話していたように、

  • どんなにインプットがあっても
  • どんなに素晴らしい人と出会っても

最後の判断は自分自身であり、後悔するかどうか、満足が行くかどうかも自分次第です。

まだ僕は教員という仕事に就いていますが、自分が求める本当の自由と、後悔しない人生を求めて旅の支度を始めています。

みなさんも自分に問いかけましょう。

私は今日やろうとしたことは、本当にやりたいことなのだろうか。

それではまた!

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