世界は少しずつよくなっているけれど【日本の豊かさに気づく旅】

幸せ

こんにちは。せいじです。(@seiz_suzuki

現在はインドを旅しているのですが、車両で隣に座っていた男性にインドについて聞いてみました。

地下鉄に勤めている方だったので、暮らしは良いほうなのだと思います。

彼にいろいろと聞いてみると、とても興味深いことばかりでした。

いかに自分が世界のことを知らないかを痛感する毎日です。

今日は「世界の現実」について書いていきます。

世界は良くなっている。一方で、まだまだ直面している戦いもあるのだ。

現実を自分の目で見ること

僕はずっと前に、「世界は良くなっていること」について記事を書きました。

世界は少しずつ良くなっており、今まで思っていた「発展途上国」はなくなりつつあります。

ただし、インドのようにとても広い国になりますと、どうしても政府の目が行き届かなくて貧富の差が激しくなってしまいます。

スラム街もまだありますし、場所によってはゴミだらけで異臭のする場所もあります。

東南アジアに行った時にも感じたことですが、世界を回っていますと場所によって格差があるという事実を痛感します。

こ、こんな生活しているのか…

テレビやYouTubeでいくらでも「ヤバい場所」を見ることができるのでしょうけれど、それは外から眺めているだけであり、「体験」が欠如しています。

こればかりは自分の目で見るしかありません。

そのために始めた旅と言っても過言ではなかったので、ある意味目的の1つを達成しつつあるとも思っています。

今までの旅で僕が感じてきたことは、旅に出る前の僕では到底感じることのできないものでした。

僕は教員時代、教壇に立っては偉そうに世界のことをしゃべっていたものでしたが笑、やはり実際に自分の目で見て感じて、人と会って話したことは全く違うものでした。

直視してこなかった現実を目の当たりにしますと、

  • いかに自分が恵まれていて
  • いかに自分が平穏な日々を送れていたのか

がありありとわかります。

しかしこれは、旅に出たからこそわかったこと。

日本にいるだけでは、決して感じることのできなかったことだったのです。

実際に自分の目で世界を見てみれば、想像していたものよりも直視できないような残酷な景色が広がっている。それは海外にきて初めてわかったことだったのだ。

日本の自然と豊かさ

日本は良くも悪くも「島国」です。

電車で隣に座った男性とインドについて話していますと、「インドの汚さ」はその地理的な問題もあると言っていました。

日本は島国であると同時に「山の国」でもあります。

山があるということは川もあるということ。

あとは水が海に流れ出ていきますので、自然が勝手に下水道の役割を果たしてくれています。

インドはそうもいかないんだ

彼からすれば、日本は自然のトイレみたいなもの。

インドといっても海岸線や川岸でなければ、水の問題が出てきてしまうのです。

さらに言えば、広大な「インド」という国に比べて、日本は本当に小さい笑。

オーストラリアに行った時にも感じたのは、移動の「不便さ/しんどさ」でしたしね。

国土が小さければ小さいほど、政府や公的機関が管理しやすいもの。

地理的な要素も大切なことではありますが、「土地の狭さ」も大切なことです。

日本は各地である程度の管理がされており、「無法地帯」と呼べるところはほとんどありませんからね。

だからこそ、助成金や生活困窮者に対してお金を渡すことができるのです。

インド人の彼からすれば、汚さや人の性格の悪さは、そうした「貧困」から来るのだそう。

お金がないからご飯のことしか考えられない。そしてゴミのことなんか考えない。お金欲しさに何も考えずに人を騙そうとするんだ

確かに道端でワーワー言っている人とは違って、地下鉄やショッピングモールの人たちは落ち着いていました。

当然のことながら生活水準が上がれば、それだけ豊かな生活ができます。

彼らには余裕があったのでした。

日本でも「貧富の差」は確かにありますが、僕の肌感覚からすれば東南アジアやインドは比べものになりません。

日本は平和かつ教育が行き届いているため、道徳もしっかりしています。

「世界は豊かになっているのだ!」と思っていた僕でも、

さすがにこれはヤバいなぁ…

と驚きましたね。

各国にはそれぞれの事情があり、僕らの考え方を当てはめてもうまくいかないことがあります。

ただただ日本と並べて比べることは、意味がなくてバカバカしいことなのかもしれません。

それでも、自分が生まれ育ってきた状況と照らし合わせて、僕なりに何かを感じることができれば、それでいいのだと思っています。

世界の各地と日本を比べることには意味がないのかもしれない。それでもその土地や文化の違いを感じることは大切なことなのだ。

それぞれが頑張っている

そんな彼も、

インドは少しずつ良くなってきた

と言っています。

僕は過去のインドをこの目で見たわけではないのですが、各地で発展が続いているように、インドでも活気が溢れているところは確かにありました。

何かしらの対策は打たれており、少しずつ前進しているということです。

その点についても、この目で見ることができてよかったことの1つですね。

どの国でもどの都市でも、多くの人が一所懸命に働いているのは、それぞれが豊かな生活を目指しているからこそなのです。

日本は日本で、

すでにもう発展し切ったか?

と思えば、都心でも地方の駅でも開発が進んでいます笑。

生活がツラい家庭もあるでしょうし、それぞれ抱えている悩みは「大なり小なり」あります。

「日本だから幸せか?」と思えば、そうでもないこともあります。

インドはインドで「今は変わってゆく段階にいる」と聞いて、とても嬉しかったですね。

それぞれの国で、個人を始めとして政府も会社も、豊かな生活を目指そうと必死に努力しているということなのです。

さらに考えを深めていくとすれば、

今後僕自身が日本でどうしていきたいか

ということ。

インドはインドでやることをやっています。

じゃあ僕は?帰ったら一体何を?

そうやって「今」だけでなく、未来について考えることもまたこの旅の醍醐味です。

まだ11ヶ国しか回っていませんので、今後はもっともっといろんなことを感じれるようになるかもしれません。

各所の街の発展を感じることができたのなら、次は僕自身の役割について考えてゆくこと。

元気をもらって、また僕も進んでゆくのです。

各地の発展を見たら、今度は自分の番だ。負けないように頑張っていこう。

おわりに

この目で見た世界の現実。

世界旅行をしていた人たちに各地の写真や動画を見せてみれば、

えー!数年前とめっちゃ変わってるー!

と言ってくれます笑。

世界はものすごいスピードで変わり続けているのですね。

だからこそ、僕も次へ次へと歩を進めていくこと。

そうしてまた、世界の発展に貢献していければなと思っています。

それではまた!

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