こんにちは。すずきです。(@seiz_suzuki)
さて3月も終わりますと、配当金を受け取る時期となります。
ここ最近では配当金に対する感覚も薄れてきており、「あれ?もうそんな時期か」と思ったくらいです。
以前から「米国高配当株」という、なんとも怪しげな名前の「ETF」(上場投資信託)を、気が向いた時に購入していたのですが、いよいよもってなかなかの額となってきました笑。
今日は、
- 税金の勉強
- 今月の成果
- お金に対する感情面や考え方
なども合わせて、報告していきたいと思います。
30代が税金の勉強を始めたってよ
先日、やっと橘玲(たちばなあきら)さんの「お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方」を読み終えました。
なかなかのボリュームでしたが、FPの勉強とつながるところもあり、とても勉強になりました。(←FPの勉強は全然できていない笑)
少し古い著書ではありましたが、主旨はいたってシンプルでして、
- 会社員や公務員は源泉徴収から逃れることはできない。
- 社会保険料を最適化したいなら法人化しろ
など、僕が今まで経験したことのない魅力的な世界を、見せてもらえた気がしました笑。
これからも、
- 社会保険料は上がっていき、
- インフレはゆるやかに進み、
僕らの生活はますます苦しくなってきます。
特に印象に残っている内容は、「国家は個人に介入しすぎている」というものでした。
確かに国家が国を維持して行くためには、サラリーマンや公務員は格好の徴税対象です。
特に高収入の人にはどんどん税負担が重くのしかかり、それによって「富の再分配」が行われています。
所得の高い人からふんだくり、所得の低い人へとお金を回すことは、一見するとキレイな循環です。
しかし誰もが望むものではなかったり、理不尽であったりするのも事実です。
僕はこうして「被雇用者」として生きてきたため、
- 税金に対する知識は「0」(それどころかマイナスと言ってもいい笑)
- 独身時代から生命保険に入りまくり(今も独り身だが)
- 人に対してお金を使うことを忌み嫌い
- 「貯蓄が全て」と思い込んで投資を避ける
といった、「ロイヤルストレートフラッシュ」状態でした笑。
ちょうど「先生をやめる」という流れに乗りながらも、
- 自分が日本という国にいて
- どのようにお金が取られているのか
を悪い意味ではなくて、しっかりと知っておいたほうがいいと思ったのです。
そこで「投資」を始めたことは、1つの大きな学びとなりました。
特に投資初心者にとって有名なところは、以下のものです。
- 「積立NISA」:年間40万円投資し、運用益は非課税
- 「iDeCo」:掛け金は年間最大で14.4万円からで控除の対象、運用益は非課税
iDeCoにはデメリットもあり、
- 引き出せるのが原則60歳以降
- 受け取り時に税金がかかる場合もある
など考えられますが、僕には合っていると思い、始めました。
途中での解約はできませんが、生活が苦しくなったらお金を掛けるのを止めるかもしれません。
そこは、うまく付き合って行ければいいのかなと。
高配当株も自分なりの1つの「もがき」でして笑、
「どうやったら今の生活が少しでもよくなるだろうか?」
と考えた末に、出した結論でした。
今は「これらの投資」とほどよい距離感を保ちながら、次のステップへと進んでいきたいと思っています。
高配当株の復習をしよう!
さて、以前からずっと買っている米国ETFの銘柄のおさらいです。
- VYM
- HDV
- SPYD
どれも非常に優秀な投資信託であり、いまだ右肩上がりです。
一度コロナ禍で「SPYD」はかなり叩かれましたが、もはやあまり買う気が起きないくらい、今でも値が上昇しています笑。
いつになったら下落するのやら…(2022年4月2日朝)
そんな投資初心者の僕でも、とりあえず1年以上が経過して、
- 少しずつ投資し続け、
- 少しずつ配当金をもらう。
という構図ができあがってきました。
それでは、3ヶ月に一度の配当金を確認してみましょう。
- VYM:29.11ドル
- HDV:34.32ドル
- SPYD:49.27ドル
合計で112.7ドルの配当金を得ることができました。(今は円安(=円の価値が低い)ですので13,000円ほどです)
初の「100ドル越え」です。(やったね!)
3ヶ月で「諭吉ひとり」を召喚していますので、1ヶ月で彼を召喚するには、あと「3倍の力」が必要というわけですね笑。
これに日本高配当株の配当金も、少しずつ追加されています。
だんだんと生活が良くなってきていますね。
僕は億万長者ではありませんので、これと言った大きな額がもらえているわけではありませんが、僕にはこれくらいがちょうどいいと思っています。
細く長く続けて行くためですからね。
最初こそドカッと買い増していたものですが、今となっては本当に気が向いた1〜2ヶ月に一度くらいの頻度で買っています。
安定した給料がもらえるのが残りの1年ですので笑、できる範囲で買い増したり、キャッシュ(証券口座ではなく銀行に預けているお金)を厚くしていこうと思います。
投資は一貫した気持ちが大切
まだまだ投資初心者の僕ですが、始めてみてからわかることが多かったです。
ただそれと同時並行で、
「どうして自分は、そこに投資をするのか?」
を、自身に問い続けたほうがいいなとは感じました。
- 世界はどんどん良くなる
- 自分の小さな幸せを求める
- 税負担を少しでも軽くする
という理由がそろって初めて、「あぁ、やっぱり投資は自分に合っているな」と思えたからです。
残念ながら会社員や公務員である限り、徴税から逃げることはできません。(個人事業主や法人だから逃げられるという意味ではありません笑)
その限られた「可処分所得」(自分の自由に使えるお金)を、「自分は一体何に使うのだろうか?」と考え始めて、僕はいろいろな形の投資に落ち着いたのだと思います。
「投資」という単語ひとつをとってみますと、「どこかにお金をつぎ込むこと」のように思っていたのですが、実際はそうではないということにも気づきました。
- 大切な人との時間
- 誰かに喜んでもらうための贈り物
- 価値を感じるサービスへの対価
など、自分がいいと思うものに投資するからこそ世界は良くなり、世界は良くなると思うからこそ投資していくべきだ、と思えるようになったのですね。
そこには「長くて深い、強い繋がり」が生まれ、それによって自分も恩恵を受けることができます。
そして自分も恩恵を受けるからこそ、やはりまた投資したくなるのです。
投資の勉強をしていますと、「複利」という言葉が出てきます。
「複利」とは、自分が投資した先で出た利益を再投資することで、雪だるま式に資産が増えていくことです。
「複利」は、人間関係や社会で生きていく上でも、存在するものなのだなと思いました。
- サービスに対する信用・信頼
- 投資家に対する信頼
- 人間関係の構築
- 先生と生徒の信頼関係
など、長期にわたってお互いの信頼が積み上がっていくものであり、その信頼がまた信頼を生み出します。
お金ですと数字として出ますので、確かにわかりやすいのかもしれません。
しかし人間同士のやりとりでも、目に見えなくともそこには「絆」や「繋がり」が必ずあります。
それらを大切にすることで、自分が生かされ、また人を生かしていくことができるのではないでしょうか。
だから僕は、配当金は何も「自分の幸せのためにするもの」とは思わなくなってきました。
またそれを誰かに再投資することで、他の誰かを少しだけでも幸せにし、かつ僕も幸せになること。
これが、僕の出した答えでした。
おわりに
「配当金」という言葉に注目していたのは、他でもない「以前の僕」でした笑。
しかし受け取ってみると不思議なものでして、様々なことを考えるようになってきました。
以下、僕の気持ちの変容です。
- 「配当金で生活を豊かにしたい!」
- 「少しだけか…徐々に増やしていこう」
- 「3ヶ月に8,000円か…ケッ!しょっぺぇな!」(冗談)
- 「投資をすると、複利っていう効果が得られるんだな…」
- 「価値あるものにどんどん投資してみよう!」
- 「あ、配当金受け取りの時期か。また誰かに使ってみよう」
- 「複利って、お金だけじゃないんだなぁ」
見てください、この変わり様を笑。
最初は、邪(よこしま)な気持ちからのスタートでもいいのです。
僕は、こうして配当金を受け取ってわかってきたことがあります。
豊かになったのは僕の経済的な面ではなく、精神的な面だったということです。
お金が入ったから、自分のためではなく、また他の誰かのために。
この感覚は1年をかけて培ってきたものであり、僕の一生モノの感覚となりました。
さて、また3ヶ月後の配当金を楽しみにするとします。
また他の誰かに、再投資できますからね。
それではまた!
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