こんにちは。すずきです。(@seiz_suzuki)
教員をしていますと、いつのまにか「教えることが当たり前」という感覚になってしまいます。
今日は、いろんな世代の人たちに、かつ多くの人たちに教えてきた、
- 塾講歴5年
- 非常勤講師歴2年(大学院時代)
- 英語教員歴9年
の僕が、実は「教えること」には多くのメリットがあるということを、お伝えしていきます。
教えるためには3倍勉強する
人に教えることが好きになったのは、学生時代のことでした。
教えることで、
と感謝されることが、嬉しくてたまりませんでした。
前提として「勉強が好き」だったことも、僕の「教える喜び」を後押ししたのだと思います。
学生時代から、勉強(だけ笑)においては頼られていましたので、
ということに気づきました。
そこから怒涛の勉強の日々がスタートしました笑。
人に解説するとなりますと、
- なぜそうなるのか
- どう解いたら良いのか
と、たくさん気にしなければならないことが出てきました。
冗談ではなく、
「人の3倍は勉強しないと、教えることなんてできない」
と、若いながらに感じたものでした。
至極当然のことかもしれませんが、人に教えるためにまずは自分が学ばなければなりません。
しかも「3倍」、あるいはそれ以上です笑。
しかしそのおかげで、僕は人の3倍学ぶことができました。
実は「教えること」とは、人よりも多く学ぶことでもあるのです。
人に教えることは、自分が学ぶことだ。
かくして人の3倍学んだ僕は、満を持して、
と思って授業を始めます。
それでも、なかなか伝わらないことのほうが多かったものでした。
苦い経験をするたびに、
- さらにわかりやすく
- さらに理解を得やすく
- さらに系統立てて教えられるように…
と、「授業/教授法」が改善されていきました。
教えている側である僕の「教え方」も、どんどん変わっていき、
- 話し方
- 伝え方
は、授業以外の部分でも威力を発揮し、大いに役立ちました。
また、3倍の勉強でも足りないこともありました。
優秀な生徒や、やる気に満ち溢れた生徒たちも、日々勉強して学んでいるからですね。
そんな時は、
と、辞書を引っ張り出したり、信頼性を高めるためにネットで何件も検索したこともありました。
また、再び必死に勉強をやり直した時もありました。
そうなんです。
教えている間に、自分自身もアップデートしていくものなのです。
と、教えることで学びが尽きなくなるのですね。
と、感じました。
それから月日は流れ、今でも「教えること」=「自身が学ぶこと」だと思って、生徒を相手に授業をしています。
授業のスタイルや話し方、伝え方が洗練されていくだけでなく、単純に知識が増え、自分の勉強にもなっています。
「生涯学びたい」と思っている僕からすれば、これほど好都合なことはありません笑。
いつまでも挑戦者であること。
ひたすら勉強することがそのカタチなのだと思っていましたが、実は「教えること」それ自体が、ずっと挑戦し続けていくことなのですね。
学びたい人ほど教えよう
僕の場合は、
- 学ぶことが好き
- 教えることが好き
と、まるで先生になるために生まれてきたようなものですが笑、実はみなさんにとっても、
「教えることは、良い勉強法である」
と言うことができると思っています。
すでに述べてきたように、教えるためには、
- まず人の3倍学び、
- わかりやすく伝える。
という手順が必要だからです。
「教える」というゴールがありますと、
と考えますし、何より今学んでいることについて深く知ろうと思うようになります。
そこでよく目にする「つまずきポイント」は、
と思ってしまうことです。
結論から言いますと、「いいに決まっている」です笑。
「少し先を行っている人」は、まだ前段階にいる人たちからすれば「ありがたい存在」に他なりません。
もちろん「ベテラン」や「人気のある人」から教わることも1つのやり方ですが、「少し先を行っている」という点はとても大切なことです。
そのような人に教えてもらうことも、また深い学びになるからです。
と、似たような経験も共有できますし、教えている側も最速で学んでゆくことができます。
つまり「少しでも先に行っている」のであれば、誰が教えたっていいのです。
むしろ、自分の学びの場だと割り切って人に教えてみますと、新たな発見があります。
「今学んでいること」にとどまらず、
- 声のトーン
- 口調の選び方
- 論理的な伝え方
など、さまざまな「周辺知識/技能」の習得と改善にも繋がります。
だから僕は、「教えること」が一番の学びだと思っています。
もし何か勉強中の方がいらっしゃるのであれば、強くオススメしたい勉強方法…
それが「人に教えること」ですね。
おわりに
学んだことをアウトプットすることは、改めて自分の足りなさを確認する作業とも言えます。
僕は教えるたびに、
と反省することがしばしばあります。
しかし、そのように自分の「教え方」を改善していくことは、自身をアップデートしていくことにもつながります。
教えることによって、最速で学んでいるのは、他でもない「自分自身」だからです。
それもあるからか、僕は教えることが大好きなのかもしれませんね。
これだから、教育はやめられないのです。
また生徒たちに、友人たちに、丁寧に英語を教えていこうと思います。
それではまた!
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