こんにちは。せいじです。(@seiz_suzuki)
先日、イグアスの滝付近の街に到着しますと、「見知らぬお金の引き落とし」がありました。
焦った僕は、すぐにデビットカードの利用を停止しました。
損失は45,000円…。
いわゆる「スキミング」をされたということです。
貧乏な旅をしていたのに、これはひどい…酷すぎる。
そこで僕は自分が憤(いきどお)るかと思いましたが、意外とあっけらかんとしていまして、
と、7ヶ月経って初めて被害にあったことに、心底驚いたものでした。
今日は「命さえあれば大丈夫」ということについて書いていきます。
命を取られなかったということ
結論から言えば、命に別状はありませんでした笑。
笑いごとではないかもしれませんが、こうしてブログを書けていますから、まぁ元気モリモリといったところでしょう。
45,000円という少額で被害が収まっていたことや、途中で気づけたことはとても大きくて、
と思いました。
まずは、
- デビットカードの利用を止め、
- カード会社にメールを送りました。
その後の様子を見て、どうしても返金されなければ、入っていた海外保険が使えるか聞いてみようと思っています。
この旅で一番大切にしていたことは、何を隠そう「命」です。
これに尽きます。
ただしそれが奪われた時には、
と思っていましたけどね笑。
大切なことは「無事に日本に帰ってくること」でしたから、
と割り切ることができました。
命あっての物種
という表現がありますが、
と思いました。
確かに「海外で全てを失ってしまった友人」の話を聞きますと、「自分がそうなったらイヤだなぁ」とは思います笑。
それでも、命があってこうして発信することができていますから、不幸中の幸いだと思っています。
- 命さえあれば
- 体さえあれば
なんとかなるのです。
モノやお金に執着していないわけではないですし、もちろん失いたいわけではありません。
でも、やはり最後の最後まで大事にとっておかなければならないものは「命」。
命が取られなかったから、大丈夫なのです。
どうして気が大きくなったのか?
この旅の中で、僕は「お金がなくなること」に不安を覚えていました。
多くの資産があったとはいえ、それをいいことに「使いきれー!」と思っていたわけではなかったからです。
ただ、
- オンラインで少し稼いでいたこと
- 大したことではないと割り切れたこと
この2つ要因から、
といつの間にか、そう思えるようになっていました。
海外を旅していますと、「もっと大きなこと/もっと大事なこと」があることに気づきます。
それが、
- 経験
- 景色
- 人との時間
など、お金は確かに必要ではありますが、やはり結局はお金では買うことのできない体験の数々でした。
その45,000円があれば、何か美味しいものを買うことができたかもしれません。
飛行機のフライト1回分が買えたかもしれません。
しかし、海外の旅を続けていく中で、
と思えるようになっていました。
世界はそれでも進んでいきますし、そんなに嘆(なげ)いていたって仕方がないからです。
むしろそれ以上に、僕はその次に待っている旅のことを考えなければならず、いちいち「やられたこと」に対して怒っている暇はないのでした。
実はこれは、去年の「GIVEの精神」が効いていることもあります。
確かに「取られたこと」はGIVEとは大きく異なり、イヤな気持ちもします。
しかしこの、
「GIVEをしていたときに、いちいちあげたものや買ったものを覚えていなかったこと」
が、今になって少しばかり生きてきました。
その思いは「今を生きていく」上では、とても大切な考え方でした。
「命があったこと」ももちろんよかったことでしたが、
と思えたこともよかったのだと思います。
そう切り替えることができたからこそ、次へ次へと進んでいけているのかもしれませんね。
それでも前に進む強さを持つこと
海外を周遊していますと、もう細かいことは気にしていられません。
もちろん、
- 明らかに値段が高いもの
- 自分の中で納得のいかないもの
については、相手としっかり話し合いますし、細かなことも大切なことです。
そういう意味ではなくて、
- もうどうしようもないもの
- もう過ぎ去ってしまったもの
に対して、グチグチ言っていても仕方がないということです。
どんどんと前に進んでいかなければ、当然のことながら旅が途中でストップしてしまうのです。
去年から少しずつ変わり始めたとお伝えしましたが、まさにその気持ちが「今の僕」を形作ってくれています。
と、奢ったものやあげたものに関しては、全然気にならなくなってきました。
「自分の意志で」相手に与えているからですね。
一方で、
- 騙して少しでも多く取ろうとしたり
- 相手の財産を理不尽に取ろうとしたり
する態度には、僕は納得できない(許せない)という、ただそれだけのことなのです。
しかし、もしそれが起こってしまった際には、もうそれは仕方のないこと。
どんなに納得がいっていなくても、前に進むしかありませんよね。
この強さは、日本にいた時とは少し違います。
日本では、ほとんど騙されるようなことがなかったからです。(もちろん、事件はありますが)
海外では、もうちょっとタフになったような、そんな感じですかね笑。
でもこれは、
と、そう思うようにもなりました。
最後の最後は、資産をあの世に持っていくことはできませんし、いつか僕らは灰になります。
覆水盆に返らず。
気にしている時間はもったいないものです。
終わったことにはクヨクヨせず、一回きりの人生を楽しんでいけばいい。
それこそがまさに、「人生」なのですね。
おわりに
人生、何が起こるかわかりません。
僕のように小さな損失で済むこともあれば、大損して何もかも失っている人もいます。
比べるものではありませんが、
と思えることは大切なことです。
この経験を人生全体に当てはめて、また明日からも頑張っていきましょう。
それではまた!
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