こんにちは。せいじです。(@seiz_suzuki)
僕がこの旅を始めた当初は、全くのノープランであり(今でもそう笑)、人と会うことなんて予定に入っていませんでした。
しかし一度旅が始まってみれば、あれよあれよという間に「多くの人と出会う旅」となりました。
特に日本人の方々からは、「同郷のよしみ」と言いますか、本当によくしていただける機会に恵まれています。
人の温かさに触れていく日々。
もちろん日本人だけでなく、各地で出会う人々から学んだり助けられたりしたこともありました。
今日は「人の温かさ」について書いてきます。
人の温かさ
僕が旅を始めてから、50日以上が経ちました。
と言いたいところですが、序盤も序盤、最初のほうから人の優しさに触れることとなりました。
時には人のうちに泊まらせていただいたりと、本当に体験することのできない日々を送っています。
僕が感じたことは、「とにかく人は優しい」という当たり前のようなことでした。
いやらしい言い方になるかもしれませんが、
- 話を聞いてくれる
- 家に泊めてくれる
- 街を案内してくれる
- ご飯をおごってくれる
といった、日本にいたらあり得ないであろうことまでしてくださいました。
僕自身、そんなつもりで会っているわけではないので、とても申し訳ない気持ちのほうが先行してしまうのですが、僕が逆の立場だったら必ずやっていると思います笑。
それはいいとして、みなさん本当に僕のことを考えてくださっていて、温かい気持ちになりました。
これってとても面白いことなのですが、人の温かさというのは「触れてみて初めてわかるもの」です。
僕の人生は「ずっと助けられて生きてきたもの」ではありましたが、ここ数年で「与えること」や人のことを考えて生きていましたら、とんでもないくらいの「お返し」がありました。
2〜3月(2023年)の送別会に始まり、世界に出てもこうして温かく迎えてくださる人たちがいる。
ここまでダイレクトに人の温かさを感じたことは、今までなかったと思います。
特に旅の途中では、生活に困窮することや困ることが多々ありますので、その温かさがよりいっそう僕の胸を打ちました。
齢(よわい)34にして笑、この感覚が持てたことは良い経験となっています。
人間どこかで、
と思い込んでしまうものだからです。
僕も旅を始める前は、そうだったのだと思います。
しかしこの旅が、また改めて僕に人の温かさを教えてくれたのでした。
なぜ「僕」なのか?
不思議に思ったことが1つあります。
と。
以前の「クソみたいな性格」だった時でさえ笑、多くの人が僕のことを支えてくれたことで、ここまで生きてくることができました。
それから少しずつ変わることができたとはいえ、「なぜこんな僕に?」という疑問は晴れませんでした。
いやいや。
そんなことを言い始めたら、僕よりも愛想が良くて可愛いらしい人なんてごまんといます。
自分なりに分析してみますと、
- 情にアツい
- 人当たりがいい
- 発信しまくっている
- 死ぬほどストイック
といったラインナップではないかと笑。
とにかくガムシャラに、前に進んでいく「特攻隊長」ですから笑、恥ずかしさも失敗する恐れも全くありません笑。
元教師ということもあって、誰よりも前を進んでいきたいと思っているフシがあるからでしょうかね。
教師といえば、逆にカッコをつけたがる人も多いものですが(以前の僕)、本当の意味での「先生」とは「先を生きる」と書きますので、自分でとにかくやってみるという姿勢が大切です。
僕自身はあまり感じたことはないのですが、こうして僕が「いい意味で」笑われながら、みなさんに力を与えて生きているからこそ、みなさんの心にも熱意が届くのだと感じています。
すると、
と思ってくれる人が増えてくるということに、だんだんと気づくようになりました。
応援されるためには、頑張ること。
とてもシンプルな方程式かもしれませんが、生徒たちを教えていた僕自身も、
と思っていました。
僕は海外に来てから、「去年の自分以上に頑張ること」を目標にしていました。
最初の1ヶ月は本当に脇目も振らず、ひたすらブログと動画編集、そして「旅」それ自体に没頭していました。
その姿が、誰かの心を打ったのかもしれません。
真実はわかりませんが、とにかく一所懸命頑張っている姿が、誰かに届いたのだと信じています。
温かさに触れるためには温かい人でいること
僕は、冷徹で機械のような人間でした笑。
今でもあまり感情的になることはありませんが、ポジティブな意味で感情的になることは以前より明らかに多くなりました。
- 褒める
- 涙を流す
- 笑顔でいる
- 思いっきり笑う
といった、見ている人に何か「ポジティブな感情」を与えられる人であるように努めました。
それは「オープンであること」が、とても大きな要因となっていると思っています。
自分のことが曝(さら)け出せることが「強みである」と思えるようになったのは、この旅を通しても感じたことでした。
僕が、
- 愛想が悪くて
- 何もしゃべらない
- 感情を一切出さない
人間だったら、みなさんは僕のことを温かく迎え入れてくれたでしょうか。
僕はそうは思いません。
誰かと比べるつもりはありませんが、僕はいろんな経験を重ね、先生として生徒や親、家庭を見てきたからこそ、その痛みや辛さを知っています。
もちろん、全てを経験することは不可能ですので、僕だって何でも知っているわけではありません。(そんな人はいません)
ただ、
- 頑張っていれば
- それだけ辛い経験をする
ものですよね。
そうして人の痛みや辛さ、しんどさを知ることで、僕は以前より温かくなり、多くのことを許容できる人間になりました。
そうした人間になってからのほうが、いろんな人が寄ってきてくれるようになりました。
僕自身が温かさを与えられる人であること。
そうあるべきですし、そうありたい。
自分が温かければ温かいほど、その「熱」は人に伝わります。
スポーツや音楽、趣味に対する熱量とはまた違った、人としての温かさですね。
そんな人と一緒にいるほうが、断然心地良いに決まっています。
僕みたいにそんなに能力のない人間であっても、人として大切なものを持っていれば、自然と多くの人と交わることができるのです。
この旅を通じて、日々心が温かくなっていき、
と思えるようにもなりました。
でもまず最初は、僕自身が温かい人間でいられるように努めること。
するとその熱を通して、多くの人に助けられるようになるのです。
おわりに
旅を通して、僕が思ってもみなかった「繋がり」を感じられていますし、
と思う毎日です。
それでも僕は、ここ数年で培ってきた「自分のあり方」を変えることなく進んできました。
その姿勢や気持ちが、
- 日本人にも
- 現地の人にも
- ホステルの仲間にも
伝わっているのかもしれません。
これからも温かい人でいられるようにしつつ、多くの人の温かさに触れていこうと思います。
それではまた!
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