こんにちは。すずきです。(@seiz_suzuki)
先日、友人たちとご飯に行って支払いのタイミングになった際に、
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という話をしますと、周りのみんなが「え?」という顔になっていました。
僕も以前は「現金主義」を貫き通し、
「銀行のキャッシュカードすら持ち歩くのが怖い」
という謎の理屈を通して生きていたものでした笑。
今日は現代における「現金を使うこと」の是非について、書いていきます。
現金主義は時代遅れなのか?
僕も以前は「現金主義」でしたので、あまり偉そうなことは言えません笑。
変化には段階がありまして、
- 現金
- 交通系IC
- クレジットカード
- PayPayやQuic Pay
という流れの先に行き着いたのが、「キャッシュレス」でした。
電子決済をメインにし始めたのは1年前ですから、まだまだ僕も「ひよっこ」なのです。
こうした「感覚のズレ」を感じる場にでくわすことは多く、
- 電子マネーで割り勘を済ませようとしたり、
- 電子決済をしようとしたり
していますと、不思議そうな目で見られることは、今でもよくあります。
しかし、僕のような「電子決済勢」がわかっていなければならないことは、
「電子決済が便利になって生活に根付いてきたものの、まだまだ過渡期である」
ということです。
「年齢が若ければ若いほど、電子決済で済ませている」
というわけでもなく、この感覚の違いはその人の価値観や考え方によると思っています。
特に以前の僕は、
- 「現金じゃないと信用できない」
- 「お財布に現金があると安心できる」
- 「何かと割り勘しやすい」
などの観点から、
- 現金を使うことを第一とし、
- 「投資なんてもってのほか!」
というスタンスでした笑。
だからこそ、
「現金を使っているなんて、時代遅れだなぁ」
と言う権利はないのです。
まだまだ「現金に対する価値観」は多様性に富んでおり、むしろ「キャッシュレスの価値観」は時代の少し先を行っていると言ってもいいのかも知れません。
現金のデメリットとキャッシュレスのメリット
現金主義の人のことを、悪く言う必要はありません。
自分が「これだ」と思うものを、それぞれが試しに始めて、その後続けてゆけばよいからです。
ただ、僕は電子決済を始めてからというもの、現金を使う生活には戻れなくなってしまいました笑。
先ほどの状況とは逆で、「キャッシュレスに慣れているもの同士」で集まると、話が速いことが多いからです。
僕が感じる「現金のデメリット」は以下の通りです。
- 重くてかさばる。
- 失くしたり取られたりする。
- 銀行で引き出したり振り込んだりするのが面倒。
- 決済の時にいちいち財布を出すのが面倒くさい。
- 数を数えるのが手間。
- 割り勘がしにくい。
などです。
一方で「キャッシュレス生活」に慣れてきますと、
- 身軽になれる。
- スマホ1つでいい。
- 決済が楽。
- 家計簿アプリと紐付けされていて安心する。
- 電子決済同士なら、PayPayで1円単位まで送金できる。
- ポイント還元がある。
など、とにかく「その便利さ」に圧倒されます。
「割り勘」に関しましても、
- 相手のQRコードを読み取り、
- 数字を入力して、
- 送金するだけ。
ですので、面倒な操作は要りません。
下手に現金をぶちまけて計算するよりもよっぽど安心できますし、確実なお金の額を相手に渡すことができます。
また、
- 飲み会を解散した後
- 数日後
に送金しても構わなければ、面と向かって手渡ししなければならない現金よりも遥かに効率的です。
もはや「日常生活で現金を使うこと」はほとんどなくなり、電子決済のできないお店だと不便を感じてしまいますね。
現金を使っている人を否定する必要はない
僕が「PayPayでのお金のやりとり」を拒否された時、どのような態度をとったのか、みなさんは想像がつきますでしょうか。
- 「現金?!時代遅れでしょ!」
- 「キャッシュレスじゃないの?めんどくさっ」
- 「えー、逆にこっちが『ポカン』なんですけど」
といったような、失礼な言葉をかけたとお思いでしょうか笑。
その時、一瞬だけ「ん?」とはなったものの、
- みなさんの現金をいただき、
- 自分がカード決済をする。
という手順を踏みました。(そのお店では「現金かカード」だけしか使えませんでした)
先述した通り、まだキャッシュレスが全てという時代ではないと思っていたからです。
- 電子決済の「楽さ」に慣れている人
- 電子決済以外考えられない人
ほど、現金派の人たちを否定したくなるものです。
僕が現金を使う人たちを否定しないのは、自分も以前は同じ感覚をもっていたからでした。
100%キャッシュレスが正しいとは思わないですが、その便利さや快適さを感じると、こちらにはデメリットなんてないように思えます。
しかし「現金を使う人たち」にとっては、メリットも効率性も関係ないのです。
本人が、
- 興味を持って、
- 試しに使ってみて、
- 慣れてきて、
- 「なんかいいな」と思えて
初めて、キャッシュレスへの移行の意志が固まります。
僕だって「人のことは言えない時代」がありました。
自分が少し慣れてきたからと言って、マウントをとってはいけません。
その人自身が納得していない限りは、強制する必要はないのです。
初心者ほど他人に押し付ける
「キャッシュレスの習慣化」に限らず、何か新しいことを始めて、少しでも慣れてきますと、
- 自分のやっていることを「正義」だと勘違いし、
- 人に押し付け始める。
という現象が出てきます笑。
僕もわずかながらお金に関する知識をつけ始めたおかげで、
- 投資
- 簿記
- 税金
- 控除
などに関して、ある程度は答えることができるようになり、わからなかったとしても速く理解できるようになりました。
一方で心のどこかでは、「自分はマネーリテラシーが高いのだ」と勘違いしていた時期もありました。
だんだんとその感覚が消えていったのは、いろいろな経験をしたからでしたね。
- 「自分より知識が豊富な人がいることを知った」
- 「勉強するほど自分の知識のなさを痛感した」
- 「英語を教える機会に恵まれ、初心者の大変さを感じた」
など、様々な面からのアプローチによって、
「マネーリテラシーがあまりない人に、偉そうな態度をとってはいけない」
と感じたのでした。
先日も、
と言われた時には、
(ネット口座を開設したほうが手数料が安いし、S&P500を買って運用して、長期投資してうんぬんかんぬん…)
と思ったものでした笑。
しかし踏みとどまり、
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と言うことができました。
自分は「少し知識をつけた」程度のものです。
その人にはその人なりの考え方があり、
- 変わるタイミング
- 新しいことを知るタイミング
は、人それぞれなのです。
僕自身も、お金についてまだまだ知らないことが山ほどあります。
「教えて欲しい」と言われれば素直に相談に乗ってあげながら、自分も勉強していく姿勢が望ましいでしょう。
おわりに
ふと出会ってしまった「現金主義」と「電子決済主義」のぶつかり。
もちろん、
- 便利なほう
- 効率的なほう
が正義だと捉えることもできますが、世の中が変わっていくには時間がかかります。
ゆっくり、じっくりとその時を待つに越したことはありません。
また、
「自分自身も、まだまだ学んでいる段階にいる」
と思えることは、人を謙虚にします。
自分のできることから少しずつ始めて、本当にいいものを紹介してあげましょう。
ただし、押し付けがましくならないように。
それではまた!
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